文化逍遥。

良質な文化の紹介。

菜の花

2016年03月04日 | 日記・エッセイ・コラム
 3月に入り、スーパーに食用の「菜の花」が並ぶようになってきた。
ここ千葉県の花とされている菜の花だが、我が家では習慣として食べた記憶が無い。あえ物やおひたしにして食されることが多いようだが、独特の香りや苦みがあるので、個人的にはあまり好きではなかった。もともとは菜、つまりはおかずにする花ということらしいが、冬でも南房総では菜の花が咲くので見て楽しむものと思っていた。でもまあ、たまには季節の野菜ということで食べてみるか、と購入。ためしに味噌汁の具にしてみたら、けっこうおいしかった。最近は品種の改良が進んだのが、以前のように香りも苦みも強すぎず、ほうれん草と同じように食べられる。
 最近は季節感が薄れてしまったが、自炊するようになって、店頭に並ぶ旬の食材には目を留めるようになってきた。ひとり暮らしの副産物。食材の事を考えながら、ひとりで食事を摂るのもそれほど悪くは無い。むしろ、話をしながら食事をするより味に敏感になるような気がしている。

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