最近、2003年に制作されたマーティン・スコセッシ製作総指揮による映像化シリーズの『The Blues Project』7連作の中から『ソウル・オブ・マン』を友人から借りて観直したことは、前回のこのブログでも書いた。今回、その連作の中の自分が持っているDVDから、クリント・イーストウッド監督の『Piano Blues』を観直した。この作品は、2003年当時劇場では未公開だったようだ。つまり、DVDでしか観ることができない、ということになる。
映画の内容は、というと、監督でもあるクリント・イーストウッドが自らインタビューアーとなってピアニスト達に話を聞き演奏してもらう構成になっていて、その合間にすでに亡くなっている過去の優れたピアニスト達の映像を挟み込んでいる。「ピアノ・ブルース」となってはいるが、実際にはブギウギ・ピアノやジャズのピアニスト達の映像も多く、広くアメリカのダウンホームなピアニストを取り上げている。イーストウッド自身、音楽通であり『バード』というチャーリー・パーカーの伝記映画を作ったほどだ。『バード』は、わたしも新宿の映画館で観たが、冒頭に「すべてのミュージシャンに、この映画を捧げる」という表示画面が出たことを今でもよく覚えている。
差別や、偏見に苦しみながらも、優れた音楽を作り演奏してきた先人たちへの畏敬の念が表れている佳作、と感じた。
映画の内容は、というと、監督でもあるクリント・イーストウッドが自らインタビューアーとなってピアニスト達に話を聞き演奏してもらう構成になっていて、その合間にすでに亡くなっている過去の優れたピアニスト達の映像を挟み込んでいる。「ピアノ・ブルース」となってはいるが、実際にはブギウギ・ピアノやジャズのピアニスト達の映像も多く、広くアメリカのダウンホームなピアニストを取り上げている。イーストウッド自身、音楽通であり『バード』というチャーリー・パーカーの伝記映画を作ったほどだ。『バード』は、わたしも新宿の映画館で観たが、冒頭に「すべてのミュージシャンに、この映画を捧げる」という表示画面が出たことを今でもよく覚えている。
差別や、偏見に苦しみながらも、優れた音楽を作り演奏してきた先人たちへの畏敬の念が表れている佳作、と感じた。