文化逍遥。

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3月も終わり

2020年03月31日 | 日記・エッセイ・コラム
 今年も4分の1が終わり、新年度が明日からスタートする。が、今年は新型コロナウィルスの蔓延で、入学式や入社式の予定すら立たなくなっている。週末が来るたびに、「今週末が感染爆発するかどうかの分かれ目」と行政は言い続けている。また、東京オリンピックが延期になったら急に感染者数が多くなったのは偶然なのだろうか。正直言って、日本の感染者数もかなり信憑性に欠ける。
 今のところ30歳以下ではほとんど重症化することはなく、高齢に伴い重症化率が高くなるのは間違いないようだ。このことから、WHOでは統計上50歳以上の人の5%程でかなり重症化と見込んだ上で、この後医療施設が少ない途上国などで感染が広がれば、世界全体で4000万人の死者が出るとも予測している。

 いずれにしろ、今回のことを良い経験にして、世界的な疫病の流行に対応出来る社会構造に変えていくことが出来るかどうかが最も重要な点だ。具体的には、マスクや防護服さらには人工呼吸器の備蓄や生産体制を緊急時に必要な分だけ確保出来るように整えることや、隔離や集中治療が可能な施設を仮設できる場所や人員を確保しておくことなどが考えられる。その為に必要な予算を、社会的合意の上で確保できるのか同かが大きな問題になるが、現状のようにマスクの国内生産が2割ではこの先も同じことが起きるのは必至だ。


 個人的には、今週末4/4(土)に「ライト」でのブルース・セッションが予定されている。今のところ中止の連絡はない。が、千葉でも集団感染が報告されているし、自分の年齢を考えれば、やはり参加は見送るべきかな、と感じている。感染して他の人を巻き込みたくはない。まあ、結論は急がず、感染状況を見て判断したい。それにしても、感染者数は、減るどころか増え続けている。いつ収束するのか、全く見通しがつかない。わたしは、すでにリタイヤ生活を送る身だが、職を失った人達の不安はいかばかりなものだろうか。一部の報道では、外出禁止になると家庭内暴力が20%増えるという。わたしなどでも、セッションに参加できないだけで悔しい思いをするのだから、仕事の予定がキャンセルされたら気持ちが荒(すさ)んでしまうこともあるだろう。精神的なフォローも時には必要になると言える。

以下は、千葉のライブハウス「ライト」のフェイスブックからの写真。来場者のために換気や消毒に努めている。




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