文化逍遥。

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あれから9年

2020年03月12日 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日3/11で、2011年の東日本大震災から9年がたった。死者・行方不明、さらに震災関連死を含めると、およそ2万2千人。主に原発事故により、今なお故郷に帰れず避難生活を余儀なくされている人は約4万6千人。
 ここ千葉も被災地ではあったが、あの時の困難も歳月と共に風化してしまうのは、自分自身でも止めることは出来難い。それでも、あの時の記憶を亡くさぬよう心掛けて、予想される首都直下地震に備えたいものと思う。

 それにつけても、新型コロナウィルスの蔓延に伴う混乱は目に余る。マスクを奪い合い、あるいは足元を見るかのように高額で転売し、デマによりトイレットペーパーやテッシュペーパーがスーパーの棚から消えている。為替レートや株価は乱高下し、こんな時でも金のことしか頭にない人たちが大勢いて、世の中の混乱に拍車をかけている。中小企業・個人企業・フリーランスなどは青息吐息だ。こんな状態で、もし首都直下地震が現実に起こったら、恐らく目も当てられない状況になるだろう。
 千葉から都心に入るには、東京東部、すなわち江戸川と隅田川に挟まれた地域を通っていくことになる。最近、電車などに乗って東京方面に向かっていて江戸川を越えると、「危険なところだ」と以前に増して感じるようになった。道は狭く、古い建物は密集し、人口密度が高すぎる。そもそも、江戸川や隅田川よりも、低いところにそんな町々が広がっているのだ。大きな地震や洪水などが発生した場合は、おそらく、地獄のような光景が広がるだろう。本音を言うと、そんなものは見ずに済めば、それに越したことはないのだが・・・果たしてどうなることやら・・。

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