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玉子値上がり

2021年02月18日 | 日記・エッセイ・コラム
 先週、このブログでも書いたが、ここ千葉では鳥インフルエンザが流行しており、採卵用の鶏が大量に殺処分されている。わたしも知らなかったが、鶏卵の産出額全国一位は茨城で、二位は千葉だそうだ。消費地が近いこともあるだろうが、それほどの鶏卵が地元で生産されているとは少し驚いた。
 2/14現在、両県で鶏の殺処分数は約五百四十万羽、に上っているという。それが為、我が家の近くのスーパーでも鶏卵価格に高騰の兆しが見られる。今のところ、1パック10円ほどだが、大量に消費するケーキ屋さんとか卵焼きを作っている工場などでは、かなりの痛手らしい。コロナウィルスの感染報道に隠れているが、鳥インフルエンザの流行も注視したいことだ。

 それにしても、昨日2/17の島根県知事の「東京は、オリンピックをやる資格がない」という発言は印象的だった。

 もっと早い時期にオリンピックの中止を決め、感染経路の特定をして、徹底的な対策をとっていれば現在のような混乱は起きなかったのだ。そんな思いが発言の背景にはあるのだろう。一言でいえば「苛立ち」だ。わたしも含めて、人口密集地に暮らす者は、疫病に対する認識をしっかりとしたものにしないと地方に暮らす人たちを巻き込んでしまう。都市部の混乱は地方にまで波及する。そんな問題意識を持つことの重要性を、昨日の島根県知事の発言は促しているように感じた。

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