梅雨は明けたのか

いつまでもしつこい梅雨でしたが、どうやら関東地方も
あけたようです。
そういうニュースを直接見たり聞いたりしたわけでは
ないのですが、もう周りではすっかり夏です。
とはいえ、あの熱中症で死んだ人が出たときより
随分涼しいです。

土砂災害のニュースも終わり、今はもっぱら流水プール
の排水口に吸い込まれて死んでしまった小学2年生の
ニュースばかりです。
こんなニュースにでもならないと、満足な点検もされない
なんてプールというのは恐ろしいところです。
私も鉄道の仕事で、プールの管理を町から委託されていた
部門にかかわっていた事があり、その業務内容とか実態は
知っています。

しかし、その元従業員とか元監視員が出てきてひどいもので
したとか、マニュアルはなかったのかと言う記者の質問はとんだ
間抜けに聞こえました。どこのプールの監視員もフリーターか
高校生のバイト君です。そんな奴らに厳しい訓練や教育が
されているはずがありません。運営している会社がしっかりと
施設をやっているかなんてそれもまた夢のまた夢です。つまり
市役所から業務を落札した会社は、安く丸投げしてしまうから
です。民営化とかリストラとか騒ぐ割に事件が起きると役場の
管理体制がなってないとか、行政の責任がいいかげんだからと
批判されます。そうなるように仕向けているのは取材に来ている
馬鹿なマスコミがそのようなものを作り出しているのです。

それにしても、業者に管理は委託するものの施設がどのような
状態かは市も把握しておく必要がありますね。排水口の止め具が
ないなんて基本中の問題で針金で縛っただけだったとか何年も
ハリガネで止まっていたとか、これはもう人災以外の何ものでも
ありません。現場にいた管理者や使われていたバイト君もトラウマ
になることでしょう。金網がないのを報告してもそのまま営業した
というのが一番恐ろしいことですけど。