King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

初めてのパインリッジリゾート神立

2008年01月14日 23時00分33秒 | スキー
先週に続いて2回目の休日スキーはどこにしようか。
寒波、渋滞と憂慮される事態は多々あり、いっそ平日
に変更しようかという気持ちにもなりましたが、一度
行って見なければ解らないとばかりに連休最終日のスキー
行きを決めました。場所は湯沢方面でコブの練習が
できて交通の便がいいところでなおかつ混まないところ。

こういったコンセプトで浮かんだのが床屋の兄ちゃんが
良く行く神立です。彼はモーグラーでいつも行くのは神立
だと言っていました。いつも夜ついて仮眠して午前だけ
滑って帰ってくると混まないんだとか。ここはインターから
1Kで先週の舞子より近く全日駐車料も無料です。私は
行ったことがなく、聞いた話で印象はコブがたくさんあり、
急斜面が多いという感じでモーグラー御用達だということ
です。

今までは敬遠していましたが、インター至近、コブ多数、
駐車料無料、急斜面と言うことなしでここに決めました。
心配は雪と渋滞です。湯沢地方は土曜日にリフトが止まる
くらい降雪があり、週末まで寒波が居座り雪が続くという
予報です。先週、日曜は年始の休みと合わさった最後の日
として渋滞が予想されましたが、群馬のインターまでは
すいすい流れました。というわけでいつもの6時に出て
8時10分頃には着きました。滑り出しは8時半で、混具合
もたいしたこともありません。

道路は土樽からチェーン規制が出ていましたが、雪道と
いうほどのこともありません。スキー場の印象は最初の
リフトが遅くて群馬のたんばらなど120号線沿いのスキー
場のようです。最近増えた団塊世代スキーヤーはみかけ
ませんでしたが、家族連れでお父さんのウエアは20年前
の物。板も10年前の人なども多数見かける休日らしい情景
でした。天候は朝からずっと雪でしたが、滑っているうちに
どんどん積もるという感じでもなく、昨日の雪もひざ下
で、八海山で腰までの新雪を味わってからはこのくらいでは
新雪とも感じません。

それでも、9時から動いた白板山ペアリフトで軌跡のない所に
滑走痕をつけて滑ることもできました。一通りのコースを滑ると
早くも飽きてきました。どのコースも滑り出しが狭く、麓近くの
30~50mくらいが落ち込んでいて急で後はただ無駄に広いという
実際滑るところはいくらもないという事が露見してしまったからです。
一番上のオリオンも山から左手のコースはクローズで最大斜度
45度というところは滑れませんでした。下から見ると黒姫の一番
上のコースみたいにブッシュが出て数年クローズで手入れもして
いないと言った風情です。

コブもいいコースがなく、モーグルコースも
基礎滑りには居辛いところで、ヘラクレスコースのコブも
不揃いで練習には不向きです。先週の舞子の奥添地の方が
練習にはよく、距離も長いし斜度も適当だったと懐かしく思い出され
ます。コブのあるところは50mほどでそれまで緩やかな斜面で下が
コブの急斜面ということもあり、ボーダーも人もここにはあまり来ない
ので、スクールのコースになっていて3組ほどのスクールを見かけました。
休日でもスクールに入って練習する人がいるんだと感心してリフト上から
観察してしまいました。

午後はもっぱらこのヘラクレスのコブを繰り返すことになります。
コブの手前の丘は1日固いアイスバーンで、私だけここにエッジを掛けて
ジャー、ジャー、と音をたてて滑っています。他の人は降りてくるのに、
ほぼ無音で時々ボク、ボクこごもった音を上げるだけです。他はフリー
スタイルかモーグラーのようなスタイルの人が多く、最近のモーグラーは
板が短くて飛び系なんだかただコブを滑る人なのか判断つきません。
ただ、基礎系の私とはやはりすべりが違います。

私は、先週からバンク系の滑りをしつつ、あえてリズムを変えて
どこでもどんなリズムでも滑れる技の進化を模索しています。
今まではコブでも丸く弧を描くのが高得点を得ると信じていましたが、
ガーラで検定員に聞くとモーグル滑りでも基礎滑りでも、バンク滑り
でも溝滑りでも破綻しない滑りで板がコントロールされていれば
スピードも型も問わないとのことでした。

昨年辺りから、切れだとかズレだとかカービングだとかターンの事を
言わなくなり、今まで切れ重視でカービングを目指してきていた
受検生は余計煙に巻かれることになりました。最近用具の発展で
コブもバンク滑りがいい滑りで最新の滑りだと信じていた人達も、
最初はコブの頭で切り替えてコブの腹を削って降りるというのを
やらされ、それからどうやってバンク滑りにたどり着けるのか解らずに
コブ入門が終わるというのを経験します。別にバンク滑りをやる
ためならそんな事をしなくてもコブを乗り越えたら直ぐに溝に向かって
板を滑らせるだけです。

最初は恐怖心があり、板を伸ばせません。昔の板は長かったので
深いコブでもすぐに溝に届いたのに、今の板では下手に溝を狙えば
板が刺さってしまいます。バンク滑りは、その溝に入れずにその上を
狙うと言いますが、コブを越してそのままその溝上を回すには相当
外傾角を作って腰の下に板のない状態からコブの頭で腰の下に
板が戻り、さらに直ぐに切り替えて板だけまた外に出して溝上を板を
回してという実にアクロバティックな技を要求しているように思います。

実際には、そんな毎回板を大回しする必要もなく、まっすぐ体の下に
板のある状態でそのまま溝に向けて滑り降りてもいいのです。
毎回、溝だけでは窮屈なら、コブの頭で小さくひねってそのまま溝の
内側を滑ってもいいし、とにかくこうしなくてはいけないとかコブのままに
滑らなくてはいけないという頭を一度なくしてみるとコブはいいと思います。
ここのコブは、午後には大きく育ち40度という斜度とともに難易度を
ましていますが、コブが均一でなく大きく間延びしていて、その間に
またコブができるような感じにコブは育ちました。

ネットで評判の悪いフードコートは、コーヒーが400円と確かに
割高でした。リフトが4時半に終わり、舞子と同じようにここもベース
センターの一番上に浴場と仮眠所があり、割引券もあった
ので利用してみました。ヒバの香る立派なクアハウスですが、
温泉ではないようです。帰りは予想通り高速が月夜野から
渋滞が始まり私は月夜野で降りました。なつかしい17号国道
のドライブをして帰りました。昔良く観光バスで寄った
ドライブインはパチンコ屋になり、永井食堂は休みでした。
前橋の手前のチャイナハウスはまだやっていました。

色々懐かしい上越国道でした。子持村入り口の辺りで少し
渋滞しただけで後はスムーズなドライブでした。
コメント
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