King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

蔵王温泉スキー場最終日

2008年01月21日 23時22分53秒 | スキー
最終日なので、朝食事をして8時半には
チェックアウトして自分の車でスキー場に行きます。
平日なので、駐車場は無料になっています。いつもの
板倉の蔵王山麓の駐車したつもりが、中央ロープウェイ
の駐車場に入れてしまいました。結局、9時のロープ
ウェイで山頂まで上がります。中央ゲレンデとパラダイス
で滑って蔵王ロープウェイ山頂線に乗ります。

毎度山頂まで行かなくてもよさそうなものですが、
今日は今までの日と違いとても天気がよく、樹氷原が
見渡せます。そしてそのあまりのきれいな様に初めて
山頂駅の上の展望台に登って見ます。最初見たときの
樹氷はたいしたこともないと思いましたが、この日の樹氷は
まさに異世界の光景でした。

平日でしたが、ざんげ坂やロープウェイも昨日より混んでいる
感じです。そして、聞こえてくるのは外国語と関西弁ばかり。
さらに周りには老人の団体のスキーヤーばかりです。この
老人の団体がボーダーと合わさり、ざんげ坂は大渋滞です。
それに晴れ上がったこの日は今までのフカフカの粉雪はなく、
ガリガリの固い斜面に変わっています。

蔵王は、普通のスキー場と違い、どこにでも初心者コースがあり、
どこにでも初心者と危険なボーダーがあふれています。それに
スキー場の動線が定まっていませんので、みんながあっちこっちを
目指して予測不能な移動をしています。それに概ねこちらの
速度より遅くて邪魔をされることばかりで、スームースな移動は
望むべくもありません。

しかし、この天気で滑るのも忘れてしばらく山頂で珈琲タイム
までしてしまいました。スキーも持たずに樹氷見物に来ている
人も多くいました。毎年蔵王に来ているがこんな晴れた日は
ないという老人グループもいました。私はそんな日に初めて
来てあたったのですからラッキーというほかありません。

さて、車を中央ロープウェイ駅に止めたので、山頂に行くために
もう一度パラダイスゲレンデを登ったのでもう一度黒姫に行くのに
登る気にもなれず、中央ゲレンデのコブを滑り、次はハーネンカム
を滑るしかないかと中央第一ペアリフトに乗るとその下にコブの
コースができています。ラインのモーグルコブです。見ていると
コブを滑る感じのウェアでない人が、コース場でコースをみつめて
なにやら集中して意を決してコースに突っ込んでいくのがリフトから
見えました。

見事にラインコブをはずさず下まで行きます。実は、この日斜面が
凍った感じになっており、恐怖心からかだんだん滑れない自分の
滑りになっており、コブもどう滑るか解らなくなって来ていたのです。
そこにあんな時代遅れなウェアのおじさんでさえラインコブをクリア
していくのを見たら俄然チャレンジ精神が喚起され、早速私も
コブに出向きました。

あのおじさんの後若者がひとり滑りましたが、見事にラインから
はじき飛ばされました。私はどうか。雪質やコブの状況と本人の
体力と気力により滑れたり滑れなくなったりするので、この日の
私は少し自信のないままラインコブに入りました。そして、溝に
板をただ落とすという最近発見したラインコブ攻略法でどうにか
最後までラインをはずさず降りられてまずは一安心です。

おじさんはそれからも繰り返し滑っていて、私は一本でハーネン
カムへ行き、さらに下へ降りて昨日見たステーキの店にお昼を
食べに行く予定でした。ところが、おじさんの滑りをみていて
彼が、板をまったく振らずにただコブの斜面を削りながら溝の底に
ズドンズドンと落ちているだけなのを見てあれでよく最後まで
行けるなあと感心してしまい、ついついやってみようかとまで思い
ました。とりあえず自分は溝の上を深回しするバンク滑りプラス
溝に落ちていく滑りという最近目指している滑りをやってみます。

かぐらなんてかでもやる体が回ってしまうことはなくなり、最近
多い板が交差して破綻する現象が何回かありましたが、なぜ
そうなるのかが解り、内足の処理ができてなくてそのまま残って
しまうところに外足はターンを始めるので交差してコブに突っ
込んで転倒する事が解りました。この日はそれが解ったので、
転倒する前に直ぐに板をパラレルにして次の溝に落とすよう
にして解決しました。

これで、あの田代のケーブル下のラインコブも制服かと
思わせる進化です。一回でやめようと思ったラインコブが7本
ほどもやってしまい、お昼は12時半頃になってしまいました。
下に降りるとジンギスカンの看板に引き寄せられ、蔵王で唯一
生肉で入荷している店というのに入り、ジンギスカンを食べる
ことになりました。店内はここでも外国語が飛び交う異次元の
雰囲気で、店は極普通の国内の店で店員も東北弁なのに
お客はほとんど外国人という感じでした。

出てきた肉は、明らかに凍っており、失敗したという感じが
しましたが、実際食べてみたらおいしく満腹になり店を後に
しました。そして、その前のリフトにまたもやラインコブを発見。
これは挑戦しないわけには行かないと早速リフトに乗ります。
ラインコブにバンク滑りをするのもコブができない人風ですが、
こういう斜度のないところのコブのそこに板を入れるだけは
もう飽きたので、中央のラインで掴んだものをここでも再現
しようとしたのです。

そもそもコブの底に板を先に落とせばそれでコブの底の
柔らかい雪のせいでブレーキがかかると思っていたのですが、
どうやらそうではない事がこのときのコブで解りました。というのも
このラインコブは全体的にガリガリだったからです。それでも
バンク滑りプラス底入れはまた新たな進化をみせるのです。
2回目のこのラインコブで、コブの頭を越えた時点でスピードが
出ていてこのまま着地したら明らかにコブから飛び出すと
思った瞬間、足が勝手に動いて制御が戻ったのです。

バングで伸びていた足が腰の下に戻ってきたのです。
今までは、足をとにかく先に落とすとそればかりを考えて
いましたが、実際には足が着地すると同時に腰も落ちて
いないと板だけ走ってしまいます。腰も落ちていてはじめて
エッジングできるのです。そんな事を考えると、すぐ黒姫
のコブでもできるか試してみようということになり、ロープウェイの
駅に向かい、そこで車で蔵王ロープウェイの駅の駐車場へ
移動して黒姫に向かいました。

黒姫のリフトは4時半で終わりですが、板倉で5時半まで滑り
温泉に入り、さらにそばで夕食をとりお土産などを買って名物
のたまこんにゃくも食いつつ帰路に付くことにしました。
7時頃出発して家には12時頃着きました。帰りはまったく規制
もなく、スムースでした。遠いと思っていた蔵王も意外と近いもの
でした。
コメント
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