King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

群馬の山沿いは

2008年02月04日 23時43分05秒 | スキー
今年二回目の積雪は、朝方9㎝位あり、その後
一日降り続いたのに逆に積雪量はたいした事はなく、
結局4㎝位になりました。その時のニュースで、群馬
山沿いは30㎝の積雪という事でした。これは群馬で
お手軽新雪スキーができるチャンスでは。

ということで、久しぶりに選んだのがホワイトワールド
尾瀬岩鞍スキー場です。

もうすでに、次のスキーのためにウェアから板一式すべてを
宅急便で送付済みで、手元には昔のウェアとエッジのぼろぼろ
のdemo10しかありません。でも、せっかくの積雪と久しぶりの
平日スキーですから、これを逃す手はありません。

朝いつもの6時に出かけるも、予想したとおり道路はノロノロで
凍結路面を皆慎重な運転をしています。これは早く高速に乗る
しかありません。とはいえ、ニュースでは首都高や第3京浜、
東北自動車道も埼玉県内の通行がすべて通行止めとなっている
とのニュースで、肝心の関越のニュースだけ入ってきません。
都内は1㎝の積雪ということですが、それっぽっちで交通機関は
マヒ状態です。

関越も通行止めなら帰って寝ようと思いずっとラジオを聞きつつ
情報収集します。美の山のトンネルを抜けるとこの先50K規制中
です。というナビの情報が入ります。つまり、関越は走れると
言うことです。関越は無事抜けたものの、120号国道に入ると
通勤渋滞とあわせて、地元の車も昨夜の雪でノロノロ運転です。
沼田あたりは雪国という範疇ではなく、地元の人も冬タイヤ
に変えるという習慣はないようです。

ずっといつもより遅いペースながら、どうにか9時前には着き
滑り始めることができました。下の緩斜面で基本練習を
しようと思っていましたが、修学旅行か何かの団体が占拠
していてすぐにゴンドラで上の斜面を目指しました。
それから西山の各コースを滑り、ぶなの木でコブ斜面を
滑ります。当初の目的である新雪は最初の一本ではかなく
崩れます。この日の岩鞍はどこも悉く圧雪してあり、
硬くしまった斜面ばかりです。

さすがにコブ斜面は新雪が残っていて、コブのラインを
4本ほど空けて、一休みしようとホルンに向かいます。
モーニングコーヒー半額という張り紙を見ていたからで、
でも行ったらすでに10時38分で8分過ぎていたので、
あきらめてまたコースに戻ります。

ぶなの木コースは、斜度もそんなでなくコブの練習
にはいいところとよく紹介されますが、コブの上の
新雪を滑ってしまうとコブ自体が大きくなりすぎて
いてちょっと練習には向かない感じがあり、他の斜面を
とりあえず巡ってみます。リーゼンコースのコブなど
最初に見たときには、ずいぶん急に見えましたが、
近づくとそんなでもなく、コブも小さく揃っていて
一番滑りやすい感じでした。

次々に名物斜面を滑っていくと雪質を除けば、蔵王
まで行って板倉の壁や大森のコブを滑るより、近くの
岩鞍で十分だと思いました。しかし、昼飯を食う段になり
セット券を買っていたので、各レストランを見てびっくり
してしまいました。セット券で食べられる物にろくなもの
がないばかりかその選択肢が非常に狭く、1000円のカレー
か麺類しかありません。

通常、他のスキー場なら1000円ならカツカレーぐらいが
相場なのに、うどんやカレーが1000円とはどういうつもり
なのでしょう。そして日本の悪しき風習のセルフサービス
です。業務用のルーやスープで作られるそれらのゲレンデ
食の定番メニューは原価など知れたもので、それを1000円
で売る神経と食器の片付けまでさせる傲慢さは日本の悪
文化です。

大きなスキー場のベースの食事どころがそんなもんだから
小さな個人経営の店もいつの間にか右へ倣えで定番メニュー
とセルフサービスです。そして、この日は久々の平日スキー
で団塊スキーグループが大挙して行動していて、食事場所は
どこもグループで席がなく、いつもは孤高のヒトリストが
多い平日ゲレンデとは思えない光景です。

今後セット券など買わないことです。
と文句を言いつついつも暖かいところで靴を脱ぐ誘惑に負け
スキー場の罠にはまるのです。

さて、その後はまたぶなの木コースに戻るのですが、
戻るとどういうわけかコブが小さくなっており、何人か
滑っている人もいます。どうやらボーダーやら団塊グループ
がコブを削ってくれたようです。これで大分練習しやすく
なりました。リフトが遅くて繰り返し練習するにはちょっと
不便ですが、ギャラリーもいて気を抜けないので練習には
なります。他の斜面も急すぎたり、うねっていたりで
繰り返し滑って練習するというにはちょっと不便です。
さらに各リフトの連絡もそんなに良いわけでもなく、
移動は計画的にしないと時間ロスや登りが出てしまいます。

ぶなの木は4時に終わってしまい、リーゼンやエキスパート
のコブへ移動してさらにそこも直ぐに終了になり、新雪
期待の日帰り平日スキーは色々期待を裏切られた一日で
した。帰りの温泉は、ネットで検索して片品地区唯一の
硫黄泉という事と源泉掛け流しの湯だというみよしの旅館
にします。

スキー場から2Kほどで片品温泉地区の一角にあります。
このあたりにこんなに温泉旅館があるとは知らず、以前は
岩鞍リゾートホテルの風呂に入りましたが、蔵王の湯ほどの
浴感はありません。しかし、のんびりゆったり気分で
車に戻るもこれから、高速に乗るまでまたあの国道を
ノロノロ運転で帰らなくてはなりません。

さすがに道路の雪はなくなっていましたが、何台か前に
ずっとパトカーがいてずっとノロノロ運転でした。高速
に乗っても50K規制と前橋に入ると猛烈に雪が降っていて
それまでは降っていなくて規制があり、逆に前橋は雪でも
規制なしという逆転規制でした。高速道路もパトカーがいて
せっかく平日にスキーに来たのにその恩恵は少ない一日でした。
コメント
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