King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

馘首

2008年09月11日 14時34分22秒 | 日々のこと
角界は、大麻の検査でふたりのロシア人力士が
ひっかかり、すっていないと主張しつつも
検査で陽性はひっくり返らず、首になったと
いいます。

世界のプロスポーツ界でもこれは厳しい処分では
ないでしょうか。
法律的には、大麻を吸引すること自体は違反ではなく、
所持とか売ったとかすると罰せられます。

それを尿検査したら大麻の反応が出てしまったから
これは大変ということになり、家宅捜索までされ
結局、法律には現在何も触れていないのに、相撲で
唯一金を取れる日本相撲協会から首にされてしまい、
相撲という職業を閉ざされてしまったのです。

世の中、大麻は自然界の植物でタバコや酒に比べたら
それは害の少ない、大変な有用なものであると主張する
人もいます。吸引が合法の国もあります。禁止薬物に
しても、一度発覚してもまだプロをやっている人達が
多くいる海外のプロスポーツに比べて一発の尿検査で
直ぐ首というのは、他で相撲を職業とすることができ
にくいことを考えると職業の自由を奪う憲法的な意味から
かなり厳しいと思えます。

ただ、これがプロスポーツというより、相撲という
特殊な文化を守るための手段だといえば、それは
それでかくも厳しい処分も致し方ないのかということに
なります。
そりだけ自ずから昔からの伝統とか合理的でないことを
尊ぶ国民性とか屁理屈もこねればこねるだけ味が出てくる
ことを好きな国民性が現れているのでしょう。

自分たちの特殊性を守りたいという体質は解らなくも
ないのですが、最近の日本の世界からの遅れだしている
現状を考えると古いものを守ったり、自分のやり方を
変えないかたくな態度とか時にしてただ硬直化して身動きの
取れない日本経済を見ているようで心苦しいところでも
あります。
コメント
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