King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

日ソ漁業交渉

2008年09月21日 23時08分01秒 | 日々のこと
連日報道される食の安全に関する問題で、
官指導で我々は産地偽装されたり、事故米を
食べさせられているのかという疑念を抱きます。

大臣の辞任にしろ、このポストの最近のいわく因縁は
まこと恐ろしき事態になっており、外務省が伏魔殿と
表現した大臣がいましたが、それに匹敵するすさまじさ
で、役所というのはいったい何をしているかと思います。

辞任しなくても数日後には、新総理が組閣するので
まったく意味のない辞任です。それに対して、遅いと
批判する野党もまったくピンボケです。
『新リア王』を読んでいたら、日ソ漁業交渉ということば
やサケマスとかそんな言葉が新聞に載らなくなったのは
いつのことかと記憶にない漁獲協定や漁業関連のニュース
なんて最近本当に見かけなくなりました。

農業も酪農関係のニュースは原料高で廃業する酪農家が
相次いでいるというのはありましたが、食の問題や自給率
の話題は新聞に載りますが、政府に対策はまったくない様で
政治家の発言は、ただのバラまきばかりで、何も根本から
解決しようという姿勢にかけています。
土木事業や大型公共事業ばかりでなく、農業にこそしっかりと
した事業化を目指した国の指導が必要なのに、行き当たり
ばったりの役所仕事に怒りを感じます。

そもそも事故米の元のミニマムアクセス米も今年度は達成が
難しく、最低の輸入を果たさなかったと報道されていました。
環太平洋の自由貿易圏からすでに日本は除外されているみたい
で、日本抜きの経済圏構築がされようとしていると今日の新聞
にも出ていました。グローバル化する経済とはいえ、日本の
鎖国体質は篤姫のときと変わらないようです。

日本は勘違いしているようで、昔から資源国より資源のない国
の方が、豊かなのは知られています。よくオランダ病などと
いわれますが、ここ数年の資源高で持つ国はより豊かになると
報道されていますが、生活水準や文化レベルなど資源国は総じて
低いのです。資源があるとその国の通貨が高くなり、国際競争力
が低下して、輸出や産業が振るわないことからそうなるのですが、
日本も資源はないのにずっと低金利で、通貨は円高になって
います。

この長きに渡って超低金利で、円高で国際競争力もなくなって
いるというのは日本だけです。これは日本病として早く抜け出す
努力をしなくてはならないでしょう。今後も賃金も上がらず、
資産もデフレで目減りして、株も低評価のまま放置され、上がる
ものがないという世の中になるのでしょうか。
コメント
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