『許永中 日本の闇を背負い続けた男』森 功
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久々に店頭で見かけて読みたいと思った本です。
ですが、内容は週刊誌のようなもので、読書という
感じで読む本でなく、ちょっと興味があるから医者の待合室
のように突然止められても苦にならないそんな時間に読む
本だと思います。
というのもこれは週刊誌の記事のように、事実のドキュメント
でもなければ、良く精査された経済小説でもありません。
伝聞や残された証拠とされるテープや怪文書やそれらの痕跡を
ただ積み立てていって過去にはこんなことがあったという
スクラップブックのような趣です。
これを読んでも事実にはたどり着けなくて、世の中の闇を
覗いたという実感もありません。
それでも、知らない世界を人は覗いてみたいと思うし、新聞では
解らない世界を知りたいと思うのです。
それはこれらの事件の断片から、我々自身が想像するしか
ないのですが、これだけヒントをもらえば、経済の最前線と
闇世界のかかわりを想像することができます。
その想像も投資ファウンドと六本木ヒルズの紳士たちのかかわり
のように最近の経済事件に闇世界はどうかかわったのか知りたいと
思うのは自然の流れでしょう。
つまりは、不正融資という政治家や闇世界に流れる金は今でも
続いているのかということです。
巨大資本では投資に失敗しても国が助けて
くれるというおかしなことが今また繰り返されています。
それも、資本主義の最先端の米国ですら、フォードやらGMやら
かつてのトップ企業に税金を投入しています。
そんなの闇を覗くまでもなく、大企業になれば何でもOKなんだ
という間違った常識が確立され、大企業なら政治家やら危ない人に
金を貸したり、自分の友人知人の会社に投資したり、なんでも
ありなんだということになり、小さな会社でがんばっている
世の経済を支える一般人の苦労ばかりが残される現代に、
格差を拡大し老後に夢のなくなった今の社会の
反省を促したいという気分がいや増します。
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久々に店頭で見かけて読みたいと思った本です。
ですが、内容は週刊誌のようなもので、読書という
感じで読む本でなく、ちょっと興味があるから医者の待合室
のように突然止められても苦にならないそんな時間に読む
本だと思います。
というのもこれは週刊誌の記事のように、事実のドキュメント
でもなければ、良く精査された経済小説でもありません。
伝聞や残された証拠とされるテープや怪文書やそれらの痕跡を
ただ積み立てていって過去にはこんなことがあったという
スクラップブックのような趣です。
これを読んでも事実にはたどり着けなくて、世の中の闇を
覗いたという実感もありません。
それでも、知らない世界を人は覗いてみたいと思うし、新聞では
解らない世界を知りたいと思うのです。
それはこれらの事件の断片から、我々自身が想像するしか
ないのですが、これだけヒントをもらえば、経済の最前線と
闇世界のかかわりを想像することができます。
その想像も投資ファウンドと六本木ヒルズの紳士たちのかかわり
のように最近の経済事件に闇世界はどうかかわったのか知りたいと
思うのは自然の流れでしょう。
つまりは、不正融資という政治家や闇世界に流れる金は今でも
続いているのかということです。
巨大資本では投資に失敗しても国が助けて
くれるというおかしなことが今また繰り返されています。
それも、資本主義の最先端の米国ですら、フォードやらGMやら
かつてのトップ企業に税金を投入しています。
そんなの闇を覗くまでもなく、大企業になれば何でもOKなんだ
という間違った常識が確立され、大企業なら政治家やら危ない人に
金を貸したり、自分の友人知人の会社に投資したり、なんでも
ありなんだということになり、小さな会社でがんばっている
世の経済を支える一般人の苦労ばかりが残される現代に、
格差を拡大し老後に夢のなくなった今の社会の
反省を促したいという気分がいや増します。