King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

2015年02月01日 23時43分36秒 | 珈琲
草津の体感気温はマイナス十度以下で、圧雪をしなくても
風でシュプールが消えるというナチュラルゲレンデリペア
が働きアイスクリームのような斜面となります。

圧雪されないオフピステ斜面はまたもや新雪ふかふかの
斜面になり、冷たい風に晒されても寒い空気の中クラスト
斜面ともならずさらさらふかふかの斜面が味わえます。

そんな斜面を滑っていると冷たい空気の中でも汗の雫が
現れたりします。

そしてそんな夢中に滑っているときに浮かんだイメージが
今月のブレンドのイメージにつながりました。

名前も『雫』としました。

昨年末から焙煎に齟齬と違和感が度重なる調整の末、みえた
新たな味が新しい後味の出し方であり、まったく新しい味と
も言える完成形を見た思いをしました。

一昨年には新しいブレンドの味から各大口顧客に新ブレンド
を提供し、喫茶店や旅館などの開拓につながり、さらにまた
今年は味の完成形を見た思いをし、年々新たな発見と進化を
みる思いです。

焙煎を始めた当初教えられた高くて良い豆は浅煎りにし、
少しエージングした豆などは深煎りにしてというセオリーも
まったくすべて無駄なことであり、私が求めた味と求めた
ものではなかったのです。

やればやるほどそれが出せるようになり、その形も具体的に
こうだよ、こんなことだよというシンプルな形に結実して
行きます。

そんな諸々を込めて今月のブレンドは『雫』なのです。
コメント
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