King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

雫の心

2015年02月08日 23時55分52秒 | 珈琲
珈琲とは何かという長年の問にあるときは
チョコレート感だと思い、ある時は酸味の
妙だと思い、結局総合ハーモニーだという事で
納得するこの頃です。

その総合ハーモニーですが、実に色々な香りと味がすると
ことあるごとに言っていますが、残念なことに共感いただく
人は少ないようです。

よく言うまるで珈琲じゃないみたいという感想は
いただきますが、ハーブの香りや花の香り、はたまた
朝日を浴びて集めた雫のごとくという森の香りを
結実とさせたような木の実や小麦粉で焼けたてのパン
のようなものを想像させる味とかただ単に苦いとか
渋いとかでないやはり一言では言い表せないハーモ
ニーであり、口に残る甘味とか最後に心地よいクール
ミントの爽快感が残ってフィニッシュとなるという
フルコースの料理のように盛りだくさんでいて豪華
な長い余韻と心地よさが続くのが珈琲です。

もうこれは揺るぎのない珈琲世界であり、酸味もひとこと
では語り尽くせぬものがあり、すべて結実して落ちたもの
としてのイメージで今月のブレンド雫にしました。

貴方はこの雫に何を夢見るのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする