King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

最先端の地を体験する

2017年04月18日 23時56分52秒 | スキー

軽井沢とかガーラとかコンビニエンス的スキー場として
簡単に片づけられるこれらのスキー場にここ数年の変化に
日本の置かれた経済最前線を見る思いがしました。

今シーズン湯沢を訪れるのは三度目でいつも最後はかぐら
に通うようになるのですが、最初の日の今日は途中はとても
いい天気でのどかに桜の木を眺めながらのドライブも三国
トンネルを抜けたらどんよりと曇り雨がバシャバシャと
降っていたのです。

まあ、シーズンに何回かは雨に降られるのがスキーです。

それにこの時期晴れた中滑ると体力消耗が激しくこれは
かなりの苦行にもなります。

雨の中滑るのもまた同じですが、なぜかこの春スキーは
やめられません。

しかし、そう思う同趣味の人は年々減っており、スキー場は
いつも年寄りばかりというのが決まった光景でした。

ところが、初日は雨に降られたのでかぐらでなくガーラに
向かい、今シーズン三回目となるのですが、その度に驚かされ
考えさせられます。

前にも書いたように、今シーズン東南アジア系の人たちでにぎわう
ガーラですが、それはほとんどが橇をする日帰りの人たちでしたが、
今回気が付いたのは、その中に今まで人生初めての雪を知りそれだけ
では済まさずにスキーに興じる人もいるということです。

数年前の平日の今頃なら上の駐車場はガラガラで券売り場も
列などはできてないというのが相場です。

まあ券を買う行列はもう慣れたので驚かないのですが、
車で来る人は日本人だけと思っていたらかなりの確率で
外国人も車で来ているようなのです。

そして、別行動の家族の報告によると温泉街に向かうシャトルバスも
ほとんど外国人が占め補助席まで使う盛況だったとか。

つまり、スキーと温泉がもはや外国人にも普通に親しまれ
春スキーも当然楽しむということになっているのです。

ガーラは東京から75分でその料金は高速料金とたいして
変わりません。

秩父から池袋まで特急で76分それと同じ時間で来れてしまう雪国
です。

八方とかニセコは白人系が多い感じですが、ガーラは
圧倒的に東南アジア系が占めています。

リフト券売り場のカウンターからロープウェイの検札係から
レストランの店員まで東南アジア系です。

八方やニセコ同様日本にいるのに外国に迷い込んだかの
様です。

しかし滑り出しリフトで隣り合わせになり外人と思いきや
話し出したら日本人でゲレンデで出くわすのは日本人ばかり
となります。

まして、この日は雨であり、視界が三メートルもないような
見通しも悪く気分爽快なんてのには程遠い世界です。

それに春スキーはコブを滑ることがメインとなります。

冬のようにふかふかの柔らかい雪を飛ばすことなど夢のまた夢で
ごみの多いところを気を使いながら滑り、コブを順番待ちをしながら
同じコースを滑るうちコブの入り口で自然と会話をするようになり
年代を超えた社会的地位も男女の差もなくただ同好の士として
会話が交わされます。

それが全くの初対面でもまるで旧知の間柄ですぐ打ち解けて
会話がされます。

ネットの掲示板などでコブのとびに集まるのは特殊の人で
いつも怒号と非難の応酬でうまっているのにリアルの世界
ではみんなまともな同好の士であり、うまくなりたいという
願望にうらずけられ行動しているようです。

この日のコブはコースの最後まで見通すことができず、
三コブも見えない状況でそれでも滑りだすと体が反応して
どうにか下まで一度も止まらず通していけます。

こんな日でもスクールの人がいてスクールの団体の方が
多いくらいでした。

コブもすいすいとこなしてしまうと何本も同じコースに
とどまる意味もなく次のコブと移っていくのですが、
最期は当然コーチのコブになります。

ただ、このリフトが風のためスロー運転をしていて
さらに雪が降りだしたら何度も止まってやっとたどり着く
ようになり、三時には終わりにしますとなってしまいました。

前回と同様最後のリフトを下りるときこれが最後ですと
乗っていただき本日はありがとうございました、と最後の
挨拶がありこちらも悪天候の中お世話になりましたと返し、
最後の一本をかみしめるように滑って帰りました。

なんとも短時間の滑りになって物足りないかのような
日でしたが、これが次の日大きな発見をさせてくれました。

コメント
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