King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

桜の花の名に

2017年04月26日 14時27分22秒 | 珈琲
すっかり本日は雨の一日だと思いながら
一日の準備と吉田道の駅の納品などこなして
いたものの今まで雨はなく肩透かしのような日です。

先週の雨の中の出来事があれこれと思い出される雨が
近い午後、ひと段落したら桜の珈琲で一休みです。

塩バターのパンとかクリームチーズのパンなどが
とてもよく合います。

それは花の香りそのままの馥郁たるこの季節に合う
香り豊かな豆であり、味も珈琲でよかったという気持ちに
なるものです。

それは巷にあまたあるただ、黒い苦いものと違い、ああ
この味が出ていてよかったという本来的なものなのです。

ブラジルというとムンドノーボ種というハイブリットの
ものが今や最大の品種となり、ブラジル代表の味といって
いいでしょう。

とはいえ、それがどんな味かわかっているコーヒー専門店とか
喫茶店はないので詳しく知りたいと思っても自分で焼いて
他のものとの比較してみるしかありません。

そもそもブラジルサントスNO2ですら簡単に手に入らない
環境でスーパーに並ぶ豆のブラジルがどんな豆なのか消費者は
知りません。

そんな中コーヒー通を自称する人にブラジルの豆の特長を
聞いてもああブラジルかとはなじらんだように言う割に
その何たるかを知らないのです。

そのブラジルは他の国のように簡単に最先端のウオシュッドで
精製され青くかたい大粒の豆というのはほとんどお目にかかれ
ません。

パルプドナチュラルという製法で作られているのがほとんどで
その他セミウオシュドと称する農園もあり、どの豆も黒い皮が
残ったような豆が多く、見た目はよい感じがしません。

特に最近は大粒で厚みのある豆はめったに見られず、小粒の
豆かスペシャルティの農園物などは小さいのと混ぜられていて
きれいに大粒がそろう豆はまあ見かけられません。

生産量重視でムンドノーボの農園が多い中、昔の木で今も
原種に近いブルボン種を育てる農園は珍しいのですが存在
します。

今回入れたチェリーブロッサムは日本の桜季節に合わせ
箱詰めで空輸されたもので真空パックを開けると生の豆で
も花のような香りが強くします。

すっきりと澄んだ味と強い甘みと咽喉に心地よい酸味が
春のこの時期にとても合います。

桜の咲く日本でこの珈琲が飲める心地よさを感じます。

またこの後ひと頑張りという気持ちにもなります。
コメント
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