King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

雨の中気が付いたこと

2017年04月19日 23時52分28秒 | スキー

越後湯沢二日目の朝も裏切りのように土砂降りの
雨でした。

昨日の雨は天気予報でも予想していたもので想定内
であり、それも含めてごく軽くガーラで滑ったのです。

それが朝早く一番に朝食会場入りし、そそくさと済ませて
着替えてみる外の景色はかなりの雨でした。

これにはがっかりして二日続けて雨の中滑る気にもなれず
しばらくふて寝します。

昼ご飯を食べに温泉街に出てやっと滑りに行くのですが、
今回もかぐらでなくガーラで軽く滑ることにします。

午後券を買い昨日と同じ順で滑るのですが、ここである
ことに気が付きました。

昨日に続き、この雨の中でも上の駐車場はほぼ満車で、
かなり奥のほうまで行かないと止められません。

日本人なら私の様に雨が降っているから滑るのよそうと
なりますが、雪を初めて体験するような外国人の諸君には
このくらいの悪天候はものともしないのです。

かつて、夢中で毎週スキー場に通った自分たちの若い時を
思い出させる状況です。

雪を生れて初めて見る人や初めてスキーができる環境に
この雨はそのわくわく感や感動を冷やすことはないのです。

ともあれ日本人の高齢者や雪の良い時しかスキーをしない
人には彼らのスキーをして楽しむ姿を見て自分たちのかつて
の青春のシーンなどを思い出してもらいたいものです。

私はそんなことを考えながら昨日と同じ順番でコブラインに
向かいます。

すると昨日よりはるかに見通しもよくコース状況がコブの
入り口から下まで見れる状況で滑りだすと昨日できたことが
簡単にできないことに気が付きました。

昨日は三コブ程度の視界しかなくてもコブに入れば体が勝手に
動いて下まで通して降りられました。

今日は、気を抜くとコブから飛び出し、余計なことをして
昨日と同じ滑りが出来ないのです。

昨日は入らなかった情報が入って滑りに影響してしまって
いるのです。

つまり、普通に考えずに滑る技術も技能も備わっているのに
頭で余計なものを考えてそれを阻害しているのです。

そのほとんどがコブに対する恐怖心であり、普通に突っ込んでいけば
いいものを余計な制動をかけたりして余計筋力を消費して板の圧と
接地が余計なエッジングで損なわれてスピードが出て飛び出したりと
全くダメな滑りになってしまうのでした。

昨日は普通に降りられたのに何が違うのかと自分に問えば
普通に視界があり、コブが見える分恐怖心が加わり余計な
エッジングをしてからコブに入っているということに気が付き
昨日と同じ滑りを心掛けて滑るようになりました。

特に左からのターンに昨日はできた動きができてないと
感じコブと体の反応に任せて恐怖心とコブのことは考えないで
普通の昨日の斜度の斜面だと突っ込んでいくことにしました。

つまりは、今まで長年悩んだもろもろのこともこの経験で
解決できるのではと感じました。

急斜面にすぐ板を横にして止まってしまったり余計なエッジング
をしてターンに破綻をきたすのは全て余計な恐怖心で、普通に
技術も技能も備わっておりそれを信じて降りれば普通に降りれる
物を何か余計に力を使ってのけぞったり山側に倒れたりして
心が負けているだけなのではという気がするのです。

そう思ってから、全ての斜面で昨日と同じことをしようと
目から入ってくる情報でなく足で反応する滑りを心掛けました。

これも二日雨に降られたおかげで考えたことです。
何が幸いするか解らないものです。

コメント
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