先週のかぐらは近年感じるハーフパイプの
様なコブ斜面でなく、まともなきれいなコブ
でした。
それに気をよくしてガーラとかぐらでその滑りの
経験からまた今シーズン感じているあと少しのところを
気が付いたことを検証したくてまた日帰りでかぐらに
行きました。
二年前の記録によると久しぶりの日帰りをしたときの
コブ斜面に一日いられる体力がいまだにあると満足げに
書いていましたが、そんな体力云々よりいつものように
同じにコブをただたどっていたのでは進歩がないことに
気が付きました。
前回ここのコブはこう滑ると体も頭もそれを辿りだし
それでは一向に滑れたことにならないと突如思い出し
とにかくガーラで感じた鋭く回す降り方をやってみる
ことにしました。
モーグルコースとテクニカルではやはり斜度の違いで
それが出来たりできなかったりするというのが前回の
感じでしたが、今回やってみて総じてコブが間延びして
いるコースが多く、前回のようにきれいに詰まったリズム
でなくやたらと縦に掘れた長いターン弧のひらがなのしの字
のようなのが途中に何個か混ざりさらにどんどん形がくずれ
例年のハープパイプ化が時間とともに強くなります。
これから先まだ滑れるのに次に来るときには完全にハーフパイプ
になり、テクニカルには土も出てくるのだろうと思わせます。
それに先週は全く春の雪ながら板が滑らないとかつかまれると
いったことも気にならずに滑りそれも自身の雪質を問わない
技術になってきていると勝手に肯定的にとっていましたが、
お昼近くになりスポンジのような雪になってきて急速に雪が
腐りだした感じも強くなりました。
午後にはあまりに板が滑らなくなり、足の筋力も奪われ
今にも攣りそうになってコーヒータイムをとりこれはもう
切り上げ時かと思案しました。
コブがハーフパイプ化したのと急速に解けてスポンジのように
なった雪ともはやこれでは得るべきものもなしという気にさせた
のです。
平日にもかかわらず斜面はどこもコブ斜面化しそれもまともな
斜面はなくどこもぼこぼこの斜面でこれはもはや苦行の連続だと
ばかりに切り上げざるを得ませんでした。
帰りには予定していた来月の連休後にまた湯沢宿泊を計画して
いたのですが、これはキャンセルだと決めました。
それは宿場の湯に行くと廃墟のごとく閉館していたのと苗場の
本陣で立ち寄り湯をしていこうと寄るとここも宿自体が閉館
していてなんとも季節終了のような気分にさせられたのです。
結局満天星の湯に行き、まだ明るい露天風呂を楽しみました。
満天の星空を売りにしている湯に五時ごろで日が伸びて明るい
内に入るというのも一興ではあるものの何度も入ったことが
あるところに入らざるを得なかったのもなんともつまらない
ことに感じました。
すっかり今回の日帰りスキーは失敗だったと思えたのですが、
無事にうちに帰り、やはりタムシバも見てないしそのころ滑らない
とかぐらを滑ったことにならないのではと思い出し、あと少しの
滑りもまた検証すべきところを数え上げるように振り返り、一旦
終了を宣言したものの今季はまだ日帰りで来月行く気になったという
不思議な一日でした。