昨日テレビで群馬吾妻線沿線をひたすら歩くという何の意味があるのか
というような番組があり、何度もこの道を通っている私はわざわざ録画して
見てしまいました。
このテレビ局は芸能人駅伝とか道の駅駅伝とかバス旅とか鉄道乗り継ぎとか
行った旅番組と独自の番組群があり、特にルイルイと蛭子のバス旅は好きで
よくみていました。
この番組から他の局によく似た旅番組や路線バスや鉄道の旅番組が多数できるなど
影響も大きかったと思います。
吾妻線沿線というのは私が何度も草津にスキーに通った道であり、どんな店や名物がでて
来るかと思ったのですが、私が知る以上のものはなく、ただ正しい宿泊場所の名称や
寄った店の名前をしりたくて放送中も流れた局のHPに行くと番組中詳しい情報はHPへ
と言っていたにもかかわらずそれらの情報も詳しい内容説明もありません。
他の番組のHPも内容的には似たようなもので全然テレビの補完的情報収集や資料的役割なと
しようという意思すら見えません。
昔あったネット掲示板では実況板というものがあり、全国の人が同時に感想やらつっこみを
入れて楽しめたものでした。画面以上の情報が溢れたり、ファンサイトやら交流サイトが
できてより番組が楽しめたものでした。
twitterでかつての交流ができるかというと微妙に違うように思います。
今回びっくりしたのは、あの町立岩櫃城温泉が閉館していたという事です。
ここはあの豪華な建物に惹かれて寄ったことがあります。
この沿線には今しか見られない風景の温泉とかリゾートホテルの温泉とか
いくつもあり、草津というラスボス的な存在が山奥に控えているとしても
そのまま通り過ぎるには惜しい地であると常々感じていてどんな魅力が
紹介されるかと期待してみた番組ですが、そんな期待も賺されたような
まだ見ぬものがあるようなそんな不完全燃焼な感じを持ってしまいました。
ここを二泊三日で歩く意味を考えると歩いたから泊まるという事になるわけで
その必要性も目的地を定めてしまえばなくなるわけです。この一晩空くという
ことは人間にとって重要で、最近の研究では寝ることにより得た知識が整理吸収され
新しいスキルとなるとはっきりと実証されています。
つまり、試験前の徹夜の詰め込みなんて何の役にも立たないのです。
珈琲の時間もただ珈琲を飲むだけでなく、誰とどんな時間を持ったか
そんな珈琲時間というものが存在し、ただ良い豆を得て飲めばよいという
ものでなくどんな珈琲時間を経てどんな経験を積み重ねたかが重要と
思います。
これは昨日バスケット練習をする自分から珈琲を焼くときに出る香りが立ち上っているのに
気付き思いました。