King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

この季節に感じる今飲みたい味とは

2019年01月25日 09時03分36秒 | 珈琲

今月の季節のブレンド『雅』というのはお正月を意識したネーミング

となっていますが、味については今月通じて飲んでいただけるものとなっています。

 

まず今の季節の秩父というのは乾燥して寒いということですが、反面空気が澄んでいるとか

夜の星空のシャープな印象とか何か普段とは違う際立つものを含んでいるのも事実です。

 

ですが、最近の高気密高断熱の家に住み常にエアコンの恩恵にあずかった生活をし、

いつも季節に関係なく同じような食事をしているとこういうものを忘れていってしまうものです。

 

私も常々秩父の寒さを嫌だと感じていました。

 

ただ、冬になるとスキーもできるしこの寒さも冬の恩恵も感じてはいたものの、何になるんだと

いう思の方が強かったのですが、こういうものが冬の味覚として親しんできたことを考えると

人間としても何かプラスになっているのではと感じるようになってきました。

 

ある人と秩父の寒さは雪に閉ざされる地域よりも寒いという話をしたところだからなんだと

大変叱られたことがあります。

 

私なんか秩父育ちで冬でも水で顔を洗い、寒くても隙間風の入るうちに住むけども風邪もひかないと

胸を張って言いました。そう昔の人はそんな感じですね、私自身も思えばそういう感じです。

 

野菜でも干し柿やら干し芋やら寒さにさらされたものは皆素朴な味を増し独特の甘みも

増えます。

 

人間にもこの寒さが影響しているに違いないと感じるようになったのは珈琲豆をやくように

なってからでしょうか。

 

そんな味の変化を感じていただきたいと年末のブレンドとガラっと変えているのもひとつの

手法でより新年の喜びと変化で感じるものがあると思います。

 

試飲した人の表情もそれが現れています。

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