King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

黒姫高原スノーパークでのスキー

2006年03月15日 23時57分52秒 | スキー
今回黒姫に来るべきか少し悩んでいました。
昔妙高赤倉のペンションに泊まった事を思い出し、
ペンションというと鶏肉とにじます料理でそれがでたら
やだな、旅館の料理は食い飽きているし、もっとなんか
良いところはないかとこの宿についてはいろいろ調べた
のです。まずはホテルを探しましたが、ホテルらしいホテルが
なく、苗場の柏木に次ぐデモの宿づくしで、若月デモの旅館
ホテル若月も候補にしました。電話した応対も良く、ひとりでも
歓迎ということでした。ネットで概容を見ると料理や施設は
ホテルのクオリティにはないように感じました。まるっきり合宿の
宿の感じです。もうそれは経験したので、丁度それに技術選の決勝で
若月デモ本人はいないでしょうから、今回はパスとしました。

温泉つきの宿はと探すとアスティがあり、これは値段を聞くと
他の施設より高いのでこれも一応保留にしました。そして、
この検定パックをそもそも検討するきっかけになったスターボードの
広告をみてそこのネットのホームページからペンションにターゲットを
移していきました。ネットにあるホームページはまあいくつもある
わけでもありませんが、最後に候補が残ったのは食事が全て
有機無農薬、食品添加物を含まない食材を提供していると
いうところとオーナーが船乗りだったページが面白く候補にしました。
結局、宿のよさではスターボードが一番で広告も印象に残った
のでホームページから予約しました。現地でペンションがいたるところ
にあり、それも皆大きなものはなく、小さいこじんまりしたものばかりで
これでやっていけるのかという感じです。

見るからに廃屋というものはありませんでしたが、多分売りに出ているもの
もあるのでしょう。さて、このスキー検定パックとはどんな感じだったか。
黒姫のスキースクールとはどんなものかそろそろ書きましょう。
柏木スクールで小回りは合格点が出るようになり、後は大回りという
ことから、色々試行錯誤を重ね、谷回りに十分な演技がないから
合格点が出ないのだろうという憶測を持ち、その谷回りに何をすれば
いいのか考え、そして、実際水上と万座で練習しました。そして3月
1日のプリンスホテルスキースクールで、検定で大回りだけ点が出ない
のだといい大回りも重点的に練習しました。谷回りをどうしたら言いか
私の滑りを見た講師は、概ねいいと思うが、途中体が止まってしまう
ところがあるので点が出ないのではないかといい、上下動の使い方
とか外足過重のターンを練習しました。私も二回続けて練習してきて
いるので谷回りの修正がされつつあるものを今回完全に仕上げたと
思っていました。しかし、その後軽井沢で練習した時に、イメージと
あっていない印象を抱きました。大回りと小回りは同じ構造に気が付き
同じに滑ればいいのだとイメージして、そのとおりにやってみてどうも
しっくりこなかったのです。後で考えてこれは最後のターンの切り替えの
前が長すぎるのかもしれないと感じこれもイメージで修正しました。

そして、イメージができたものの実際のすべりの中では練習できない
まま検定のパックに突入しました。一日目は一日講習。朝10時から
私と千葉から来た男性ひとりと講師ひとりのスタートです。このくらい
だとプライベートレッスンと変わりません。前回の苗場のスクールも午前
ひとり、午後ふたりで同じようなものでした。その時に感じた俺はこの
レベルかよということをまたこの検定でも感じました。それは、受講生
の滑りを見たときです。年に一度来るだけというその人のすべりは
切り替えで山側に立つ昔よく見た女滑りという奴です。手をまげて
体にくっつけてひざも伸びたままです。この初心者のような人が2級を
受けるのかという愕然とした感じでした。講師はそれを見てふたりに
共通して言えることはと始めたので俺も彼と同じなのかと耳を疑い
ました。前回の検定から大回りという課題ができそれに向けスクール
も受けその練習もしてイメージも準備してきた俺が一年に一度の
彼と同じレベルなのか。もう途端にやる気もうせてしまいました。
どこのスクールも言う事が違うのは、もう経験済みでなにもおどろき
はしません。しかし、ここ黒姫には黒姫スタイルがあるようで、講師の
見本も今まで色々なスクールに入りましたが、講師がああいうすべりを
みせるのも新鮮でした。というのは、検定の本にあるような斜面にあわせて
トップ&テール、トップコントロール、テールコントロールを選んで滑ると
言うことですが、講師が見せたのはただのズレズレのターンです。
カービングのカの字も出てきません。そして、私が教わりイメージして
作ってきた上下動でまーるいターン弧を描く滑りが一年に一度君と
同じといわれてしまうわけです。講師に雑誌ではこういうことを書いて
ありますが、こういうことですかと言う質問を何度かしてこれもよくなかった
のかもしれません。検定の総評の中で、斜面に対して落ちていけて
ないとか、雑誌の記事を誤って理解して誤った上下動を使っているとか
言われ、上下動を使っているのは自分だけだったので悪いのは
俺だけかよと思ってしまいました。

谷回りのイメージを講習が始まる前に一人で滑った時に切り替えてすぐに
谷回りを始めるとエッジを立てればすぐに板が回り始めて結局小さいターン
弧しかできません。それにエッジを立てるのに内足主導になってしまい、
どうもイメージしている外足に乗り込んでいくことになりません。そのまま、講習
に入り、思ったままを言うと体をあおるような動作が入っているというのです。
これは苗場で練習した上下動のことです。どうやら黒姫スタイルは
上下動は使わなくていいようです。それでは、苗場で言っていたみる
ところの腿の動きというのはどうなんだ。結局、後で感じたことは絶えず
動きを止めず、スキーをコントロールしている最大の注目点はスキーの上で
絶えず動き続けていることではないようです。それを見ているのが、腿の
起きたり寝たりの上下動で表せばよいというのが苗場スタイルです。

確かに小回りではそれが確立して、どこでも合格点が付きます。しかし、
なぜ今回また大回りで落ちたのか。それはどうやら黒姫スタイルは
上下動よりも外向傾が作れるかを見ているようです。外向傾と急な
スキー操作がなければそれだけで合格のようです。もちろん苗場で
言われたスピードなんか求めていません。今迄で一番トローンした
滑りでした。こんなのでいいのという感じです。私が朝方やったような
谷回りでトップを捉えてトップ&テールなんてやらなくていいのです。
私は気持ちよくトップ&テールしたつもりでも他の受験者のような
トローンずらしずらしの方がいい点が出ているのです。

なんだ最初から言ってくれよと言うようなもんです。
最初からこういう検定をやるといわれていれば全てずらしで
表現できたものをわざわざ点を出そうと思い2軸だのトップ&テール
だの練習したのに、最初から何もしないずらしの大きなターンを
すればよいのならあの一番最初にスクールに入った田原の
大回りでよいのです。それはすぐにでもできたのです。
一生懸命谷回りを意識して、最初からトップで捕らえて
2軸で外足を伸ばしてピボットで外足を回していくとやったつもり
が誤った上下動とか散々です。今回、受けた受験者は私より
滑れる奴はいないと感じ、お前ら本当に2級を受験するのかよと
いう感じでした。見るからに不整地に踏み入れたら途端に
降りてこれないというタイプばかりです。実際何だあんな斜面も
降りられないのかというのが私を差し置いて合格していくシーンは
何度も経験済みです。

確かに、上下動を使いニュートラルからすぐに立ち上がる
スタイルは斜面に対して垂直に立っているように見えないのかも
しれませんが、落差もあり大きく丸く滑れたと思うのです。
常に上下動している関係で、自然に現れる外向傾という点では
うまく表現できていなかったのかもしれません。まあ、どこが気に召さない
のか実際に聞いてないのでこうだったと断定もできませんが、
総評から推測するとそんなことです。
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4 コメント

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お疲れ様でした (もんきち)
2006-03-17 11:52:33
検定お疲れ様でした。結果から言えば残念でしたね。

あまりその場のことに惑わされても、不自然な滑りになってしまうし、すぐに地が出てしまいます。色々なスクールで言われたことは、1年くらい掛けて、消化し、自分のものにしないと、なかなか体に染み込みませんよ。

検定は一発勝負なので、何度も受けることで場慣れはしますが、あまり経済的ではないですね。



各スクールを経ているので、技術的なことを言うのも僭越ですが、ユディさんの場合、長年を掛けて形成されたアクの強い自己流が染み付いているため、その矯正として、少しでも滑り込めるよう、夏場のインラインスケートも勧めたわけですが、ジョギングに傾倒しているふうもあり、なかなかうまくいかないようです。



ビデオ撮りもしたので自身でも客観的に滑りをチェックしているでしょうが、一番検定員が気に入らない点は、おそらくは“軸のずれ”です。

小回りの場合は振り幅が少ないので、軸のずれは許容範囲でしょうが、大回りになると、やはり体軸の傾きが大きくなるので、それに連れて、外足から内肩に真っ直ぐに通るはずの軸のずれが、見栄えとして気になるのです。



水上でも言いましたが、片方のターンでは外向傾は概ね取れていますが、反対のターンがストレート内傾気味になってしまうのが、検定の見栄えとしては良くないのでしょう。



水上で、ストレッチングにこだわっていましたが、私は特にそれを意識することはないと思いますよ。私はストレッチングもベンディングも意識していません。ただ、切り替えが済んだらズバッと板を横に弾くような滑りはあまりしないようにしています。

切り替えから少しずつ少しずつ、エッジを立てて、踏み込むと言うよりも、ただ乗っかって行こうとしています。このことは、アイスバーンを滑ってみれば判ります。クルマの運転と同じで、急な操作はすべて無効となります。エッジが外れないように、ゆっくり慎重に操作しなければターンになりません。



また、エッジングが山回りに集中すると、アイスバーンなら遠心力に耐えられずにエッジがブレークするでしょうし、グリップの良い雪なら失速して、切り替えでエッジを開放したときに板が跳ね上がってしまい、谷周りがなくなってしまいます。スラロームやコブでは失敗であることは一目瞭然です。



エッジプレシャーはひとつのターン弧の中に均等に掛けるのが良いのですが、意識としては、谷周りからフォールラインに掛けてエッジプレッシャーを掛けていけば良いと思います。



まだ今シーズンの検定を続けるのでしょうか。

4月になったら、新井に寿司でも食べに行きませんか。
返信する
Unknown (蘭柁柚聹)
2006-03-17 15:20:06
2年前から通っているガーラが4/11にあるので

それを最後にもう一度受けようと思います。

後22日にかぐらの第5ロマンスを新しく買った

セミファットで滑るという計画もあります。

三月末の週は、休めないと思います。

雪は多く残っていても、消えるのも早そうなそんな

気候ですから、昨シーズンの様に5月末まで滑れるか

疑問です。



中回りまで合格点が出ていますので、後は大回りの

ポジションが修正できればよいと思います。直前になったら

田原でやった大回りで何もしない滑りを復習しようと思います。
返信する
ビデオチェック (蘭柁柚聹)
2006-03-17 15:53:14
水上のビデオチェックしてみました。

確かに、右手から左にターンするときには体が真直ぐで

くるっと板を回しています。

これが元凶ですね。

右にターンするときには、それがいくらかましになっています。

黒姫では、時折あおるようなターンがあるとしか言われませんでした。

体に勢いをつけて回るということなのでしょうか。

立ち上がりからの動きがあおるという表現なのでしょうか。

この水上のビデオより、今の大回りは苗場、軽井沢、そして

黒姫を経ていますので同じではありません。

やはり、プルーク姿勢がそのままターン切り替えまでつづく

ポジションの維持が重要かもしれません。
返信する
腰をどっしりと入れましょう (もんきち)
2006-03-17 20:32:03
水上以後のことは判りませんが、煽ると言う表現は、上体でターンを始動していると捉えられているのかもしれません。

ターンはエッジを立てることによって、重心の進行方向と板の進行方向がずれる、迎え角とかスリップアングルと言われるものが発生し、それに合わせて足首、膝、腰、上体とをバランス良く追従させていきます。つまり板から始まって、上体に伝わるのは最後になります。



上下動を大きく使い、更に上体の先行動作を使うと、煽っていると見えるかもしれません。言い方を変えれば、如何にも軽い、落ち着きのない印象を与えるかもしれません。

私的には、大回りの場合は、上体の動きはどっしりと、静かに保ったほうが印象は良いと思います。動きを止めろというのではありませんよ。上体をリラックスさせて静かに保ち、どっしりとしたおもりのように、ターンに腰を入れて、バランスを取ると言うことです。
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