King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

松島湾内クルーズ

2023年11月10日 23時55分00秒 | 旅行

さて松島最後の日はよいよ松島湾内の遊覧船です。
観光地の遊覧船というとあまりいい思い出もなく、失敗したという思いばかりでした。
それでも松島に来たら湾内の島巡りはやらなくてはならないでしょう。
ホテルのあちこちに遊覧船1500円が1000円という案内があり、チェックアウトのときに券をくれというと現地で買っても今は同様のキャンペーンをしていて1000円で買えるので現地で買えというのです。送迎付きとあるがシャトルバスはあるのかというと専用の送迎はなく駅の送りのシャトルバスしかなく船に乗るならレストハウス前で降りろと実にそっけなく何故か投げ出されたような気分にさせられるのです。今回の旅はどこでもこんな扱いだったように思います。それはお客側がかしずくようなサービスになれ当然そういう扱いを受けると思っているところからときにこのような扱いを受けるとなにも不都合や間違ったことは言われてないのに憤慨したり激昂したりするやからが多いのです。
バスの時間まで観光船のクーポンやら割引情報を調べますが500円も安くなるものはなく一応ネットでもらえるクーポンはダウンロードでしておきました。言われたとおり、9時のシャトルバスに乗りレストハウス前で降りると昔の客引きのように男が近寄ってきて船に乗るのかといってきて10時の船に乗るというと途中で戻るのと一周するのがあるといい一周するやつ
にして割引の話をしたら宿の男が言うとり1000円で買えました。跡で調べたらハイウェイ宮城キャンペーンで年内500円引きらしくサービスエリアのパンフにのっていました。本来パンフの紙クーポンを渡すらしいのですがキャンペーンの話をすればそれを省いてくれるらしく他の施設などと比べてもこの割引が一番大きくありがたかったのです。さてまだ時間があるので改めて瑞岩寺に行ってみると拝観料600円でしたので、改めて入ってみました。まず本堂の廊下で二条城と同じく気持ちのよいおとがなるではないですか。思わず鴬張りじゃんと声まで出てしまいました。これは気持ちのよい杉並木の参道といい人の少ないときに来てこその喜びですね。思わず二回ほど行きつ戻りつしてしまいました。襖絵や欄間彫刻や天井などじっくり鑑賞し、宝物殿で各修行僧のいわれなどを見てこれから見て回る世界は当時の人たちは極楽浄土と見ていた。つまりあの世に行くのかと思うと芭蕉がただ言葉をなくした美しさとは違う物を感じるのでした。その後も文人墨客が創造力の限りを尽くして歌やら句やらを残した地で私はこれから何を思うだろう。
それにしても船に乗る前に瑞岩寺は見ておくべきだと思うのでした。それにしても初日夜のライトアップを並んでみなくてよかったと思いました。なかに紅葉はなくLEDの照明が庭にあるだけだったのです。隣の円通院もライトアップされておりこちらは紅葉がきれいでしたからこちらはを見るのはきれいかもと思いました。船着場に戻り雄島を見てあそこで修行してたのかとそんなことで見ると島の景色も違ってくるのでした。
10時5分前に船に乗り込むと席は人で一杯でした。昨日の船からしたら何倍も大きく立派な船でした。二階席はさらに600円払うと上がれるようになっていました。
湾内は波もなくたくさんの船が行き交っていましたが、波にあおられることもなくスムースにすすみます。島の言われなどは多く伊達政宗絡みで千貫島とか鎧島とかですが、印象に残ったのはチリ島、焼き島です。チリ地震のとき桂島から切り離されたという話と桂島は一番大きな島で住民もたくさんいて小学校もあるというそんな人のいる島が地震で切り離される島があるということと仙台とチリの繋がりで印象に残りました。写真の島は仁王島です。コースが仁王丸コースというそうです。焼き島は天台宗の寺としてやってきた瑞岩寺が臨済宗に改宗して経典をその島で焼いたからだというのです。そもそもその前の宗派の円福寺とは今の瑞岩寺の場所とは違うというし同じ僧が宗旨換えしたわけでもなく後付けで伝説上のことと思われます。そんななぜという思いを最初持ちましたが、ときの権力者が禅宗を支持したことから当時は法律イコール宗教の法だったので今の瑞岩寺が経典を焼き払って改宗したようなイメージは後付け、脚色のように思います。因に秩父のお寺のほとんどが鎌倉時代の創建で皆禅宗です。後にキリスト教が伝わったり時代によりまた色々変化はあるわけで今後地方の支配者なんて出てこないでしょうからいつまでも伊達政宗を担いで行くのでしょうか。そんなことを思いつつ2005年の瑞岩寺の写真を見ると本殿までの杉並木が見事なのですが、東日本大震災のときの津波で枯れてしまったそうです。桂島という天然の防波堤があり被害が押さえられたと船のなかではいっていたものの見事な杉並木が枯れたのは残念です。よく五大堂等被害がなかったと思います。また、この五大堂と福浦橋は初日に観光済みで福浦橋は8時から5時まで有料200円ですが、4時で既に暗くなり私が行ったときには無料でした。わたってもなにも見えないので200円得したと思って渡っただけでした。五大堂は五時までで見ることができたのですが彫刻の美しさはライトアップで見られましたが、海の景色は見られませんでした。この二つともうひとつ雄島の橋が松島三橋というと船で言っていました。じゃあ渡らねばと思ったのでしたがこの残した橋は別れ橋なのだそうでまた次の機会としました。
実際はあまりジンクスやいい伝えなどは信じずただの気まぐれです。残しておけばまた来る口実にもなるでしょう。
船から降りると次に乗る人が行列して待っています。その何百人に出迎えられたような人の圧を感じつつ見るとやはり外国のかたばかりなようです。歩道にも旗を持ったガイドを先頭に様々な国の方が群れをなしていました。さすがわ日本三景です。私はこれで天橋立を残すのみとなりました。
別に日本三景に入ってなくてもいずれいくつもりですが。
さてそれから歩いてホテルに戻り、昼を食べに塩釜に行きます。歩いているときは道路は渋滞してたいへんだなと思いましたが私達が出ると道は流れていました。あっさり昼前に塩釜漁港について美味しい海鮮にありつけました。隣接の売店には阪神優勝セールと銘打ってお魚が安くなってました。担当者が阪神ファンだからだとか。そしてお魚ミュージアムや展望テラスを見て回り、競りが終わったマグロの巨体が見られました。大きなクロマグロの本物を見たのは始めてかもしれません。テレビやマグロ解体ショーは見てますがよくテレビで見る本マグロの巨体はこれが始めてのような気がします。それも大小様々なサイズが尻尾を切られそこから血が流れてるというシーンはさすが迫力があります。尻尾をこれから切り落とすところも見られました。このあたりから雨がポツポツ降りだされましたがあとはもうどこもよらず帰るだけです。
時間帯がよかったのかいつも那須あたりから渋滞しますがそれもなくスムースに流れました。ただ東北道はカーブもきつく、アップダウンもあり道も狭い感じで、何ヵ所も対面交通のところもあり運転は大変でした。関越道に入り三車線となりやっと帰った来た実感がわきました。




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