King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

都内でランチ

2015年02月04日 23時57分18秒 | 日々のこと
いつもの月末の用事を済まし、お昼は新宿のホテルで
ランチを摂りました。

平日の1時なのに予約客やらなんやらで大変な盛況で
普段ない外国の人がテーブルを占める間でランチの
コースをいただきました。

パスタに大きなおろし金でチーズを振りかけたり、
多くのウェイターが行きかいテーブルで会計をする
さまなどまるでドラマの一シーンに溶け込んで
しまったかのような感じでした。

不景気をいつも肌で感じている身としては、はて、
ここは日本の2015年の冬のことなのかと感じる
風景でした。

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コロンビアの酸味

2015年02月02日 12時32分03秒 | 珈琲
草津の踏むとキュッキュッとなる雪を思い出しては
スキーと温泉の楽しみを反芻する日々です。

そのキュッキュッと鳴く雪は標高が2000メートル超で
気温がマイナス十度以下でないと体験できないもの
で、志賀や北海道でなくては見られない現象だと
思っていたら草津でも味わえました。

草津は固く凍った雪のイメージですが、本白根まで行けば
滑る人もまばらでいつでもふかふかの新雪が残っています。

とはいってもこれは平日のことだけかもしれません。

例年よりさらに人が少なく感じました。

それでもここのところ必ず見かける迷彩服の団体と
おそろいのビブスを付けた団体はいます。

そんないつものスキーの後飲む珈琲に今年はいつもと
少し違うものが加わりました。

コロンビアの豆の特長というと皆さんはすっぱいという
印象を持っているようです。

コロンビアとはマイルドコーヒーの代表国で、苦くなく
紅茶のような色が特徴です。

そして、一番の特長はミルク感なのです。

そのミルクのような咽喉越しとさらに昔ながらのティビカ種
の豆にのみあると信じていたものとは独特の酸味です。

これぞコロンビアの醍醐味であり、酸の特長だと信じて
いました。

そして、珈琲の酸味とはかくあるべきだと思ってきました。

ところが、今年の私の焙煎のバカマラはどうでしょう。

ここに私の辿り着いたものがありました。

それは酸味とはかくあるべしの更に結実した真実が
観られるのです。

これはCOEの豆やコンテスト豆を焼いていて発見したこと
でもあります。

その最高級で希少種の豆だからある酸の特長だと思われた
ことが実は焙煎により結実させられると知ったのは今年に
なってからです。

いやそう簡単のことではないのかもしれませんが、結論は
見えたというのが現在の所でしょうか。

その見えたところを多く方に知ってほしいところです。
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2015年02月01日 23時43分36秒 | 珈琲
草津の体感気温はマイナス十度以下で、圧雪をしなくても
風でシュプールが消えるというナチュラルゲレンデリペア
が働きアイスクリームのような斜面となります。

圧雪されないオフピステ斜面はまたもや新雪ふかふかの
斜面になり、冷たい風に晒されても寒い空気の中クラスト
斜面ともならずさらさらふかふかの斜面が味わえます。

そんな斜面を滑っていると冷たい空気の中でも汗の雫が
現れたりします。

そしてそんな夢中に滑っているときに浮かんだイメージが
今月のブレンドのイメージにつながりました。

名前も『雫』としました。

昨年末から焙煎に齟齬と違和感が度重なる調整の末、みえた
新たな味が新しい後味の出し方であり、まったく新しい味と
も言える完成形を見た思いをしました。

一昨年には新しいブレンドの味から各大口顧客に新ブレンド
を提供し、喫茶店や旅館などの開拓につながり、さらにまた
今年は味の完成形を見た思いをし、年々新たな発見と進化を
みる思いです。

焙煎を始めた当初教えられた高くて良い豆は浅煎りにし、
少しエージングした豆などは深煎りにしてというセオリーも
まったくすべて無駄なことであり、私が求めた味と求めた
ものではなかったのです。

やればやるほどそれが出せるようになり、その形も具体的に
こうだよ、こんなことだよというシンプルな形に結実して
行きます。

そんな諸々を込めて今月のブレンドは『雫』なのです。
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