姉の家のテレビを見てから私の今のアマゾンビデオ視聴も大きい画面で
見れないかと考えていたところ突如携帯電話にドコモから電話でひかりTV
forDocomoの契約の案内をされて外で買い物中だったもののその電話で
契約することにしました。
これは月々2500円ほどで他の有料チャンネルなどより高くとても入るつもりは
なかったのですが、今契約するとDポイントが7000ポイント付いてなおかつ
もし解約してもドコモテレビターミナルは返却しなくていいというのです。
解約には携帯からの電話かドコモショップでの手続きが必要ですが、これは
ネットにテレビを繋げるチャンスが到来したのです。
ついでにハードディスクのレンタルも頼んでそれが届いたのが先月末で繋げるのは
今月からにするように言われていました。月末月始のあわただしさから実際につなげたのは
5日くらいでした。
今どきのスマートテレビというのは最初からこのネットにつながるのが前提でリモコンにアマゾンや
ネットフリックスのチャンネル登録もされているそうです。
姉の家のテレビもネットフリックスが映っていました。どうやらwi-fiで自動でつながっているらしく
我が家のように新たな器具の追加もなく映っているわけです。私は当初自分の家のテレビも同じような
状態になると思っていましたが、テレビセンターにはwi-fiも付いていてリモコンも付いています。
ただ、器具についてきた説明書によるとルーターからの有線接続を強く勧めていて私もそのように結線
しました。さて問題はそのLANケーブルです。光ターミナルからwi-fiルーター、そこからテレビセンターへ
それぞれLANケーブルでつながなくてはなりません。付属のケーブルは1.5mほどしかなくとてもこれでは
届きません。かつてパソコン通信用5mくらいのものをいくつも使っていましたがwi-fiにしてからそれらは
引越しの時に他のガラクタとどこかに収納されました。もしかしたら他のパソコンの部品などのジャンク品と
同等に熊木にあるかもしれません。まずはそのLANケーブル探しから始まり、どうにか見つけてやっと結線を
終えていざ見てみるとそのテレビターミナルはネットフリックスやアマゾンはなく、ソフトのダウンロードを
しなくてはなりませんでした。ところがグーグルストアにアマゾンプライムはなくネットフリックスも見当たりません。
ないならドコモTVでみればいいかとラインナップを探すもちっとも見たいものがなく、検索画面も使いずらく
目当ての番組が見つかりません。こんなに面倒なのかとあきれるほどです。これではお年寄りや機械音痴の人には
とてもついていけず設定や見たい番組を見つけることができず諦める人もいるでしょう。
パンフレットではBSの番組やBS4Kの番組も見れるとなっていたのですが、これはあくまで可能あるという意味でで快適に普通の
テレビと同じ感覚で操作して見れるという意味ではありません。とにかくリモコンで検索するのが面倒だし、
音声検索や番組を自分のリストに入れたりするのもとても不便で使いずらく高い割に番組コンテンツが豊富と
いうこともありません。海外ドラマや映画なども最新作は有料扱いというのも料金設定としていかがなものかと
思います。
それでもどうにか今までパソコンで見ていたブラインドスポットやテレビて見そこなったラストシップなどが
テレビ画面で見れました。このラストシップなどリモコンの音声検索でラストシップと入れても出てこなくて
スマホのアプリから検索して見られたのです。ザ・ラストシップが正式名称でそう入れないとテレビでは検索
できないのです。スマホだと正しい題名を記憶してなくてもたとえばイギリスとフランスの地下トンネルで死体が
発見されるサスペンスなど橋と入れただけでヒットしますが、まず正しい題名を記憶していないと目指すものは
見つけられません。音声検索はかなり正しく認識されますが、その音声が入る状態に簡単には合わせられずいらいら
する上に文字を入れて検索しようとリモコンを動かすとそれがスマホ並みに変換機能がないないうえ画面の文字が小さく
入れるのが大変です。予測変換で候補が出ますが、それはあくまで変換だけの候補で作品予測をしているわけではないので
スマホ並み検索は期待できません。
つまりとても使いづらいのです。ならばスマホで見つけてそれをブロードキャストで見ると映画だとしょっちゅう止まって
しまいいらいらします。見たい番組をどんどんリストに送りそこから選ぶようにできればまだいいのですが、クリップと
いう機能はあるもののマイリストが作られるほどのものではありません。
このように全体的に感覚的に操作できないばかりか一昔前の作りのような不便さがあり、せめてスマホアプリ並みの
賢さがあればと思うのでした。
スマホアプリや最初のおすすめに新着映画としてパラサイト半地下の家族があり、見られるのかと期待するもこれは
有料なのです。それでは予習として同監督の前作品を見ようとしてもそれらが気を利かしてクリップされているわけでも
なく、アマゾンプライムで飛ばして『グエムル』『JSA』を見てみました。JSAは歴史的ヒットで話題になり監督及び
出演者の出世作となった作品ですが、見て直ぐテレビで見たことを思い出し何が描きたいのかサスペンスとしての
事件解決だったのか、それとも北との分断の不条理を描きたかったのかまあ後者であることは間違いなく、これは
事件性より韓国と北朝鮮の特殊な現状を世界に知らしめるにはこのようなドラマとするしかないのかというもので
その後トランプとキム委員長が37度線をまたいで会談するシーンが流れた現在ではもはやあまり見ても意味がない
ようなものです。
ポン・ジュノ監督のアカデミーショーを受賞して大注目になる前の『グエムル』も同監督とソン・ガンホの
主演というものです。これを見てテーマになっているものがパラサイト半地下の家族と同じことや韓国の問題
などを改めて考えさせられました。日本から見ると国際社会や国際法を理解し守ろうともせず厄介な隣人という
嫌悪感とともに突き放して見がちな韓国の問題ですが、それは日本にはない問題なのかといえばそうではなく、
逆に学ばなくてはならないこともあるのです。
冒頭のシーンはどこかの研究施設で米国人の上司らしき人からホルマリンを下水に流してしまえと言われる
ところから始まり、これが怪物出現の原因らしい暗示があります。これはゴジラが水爆実験による放射能が
原因でクジラが突然変異したものという設定であり環境問題を怪獣映画に盛り込んだところははっきりとした
米国への抗議の印でもあり、その後ずうずしくもハリウッドでゴジラ映画はリメイクされて水爆実験も核保有も
必要という姿勢に微塵のすきを入れていない作りだったのを思い起こします。このアメリカによるホルマリン
廃棄というのは現実にあった事件をもとにしていてそれがもとであの怪物になったのかというのは一言も触れられ
ていないのですが、その怪物の挙動や姿がリアル感や生物原則に反していることが何これという気持ちになり、
韓国の異常なところも映画からところどころ感じられるのでした。まず描かれる漢江という大河が日本にはない風景であり、いつも韓国のドラマや映像をみると日本の六分の一という経済規模以上にインフラの整備やIT化などのハイテクで
近代的な風景とそれと裏腹な人物が織りなすドラマのテンポの悪い疑問だらけの行動といつも受け入れがたいものを
感じるのも常です。独裁軍事政権から脱却して民主化しても現れたのは格差社会だったという近代的な主題も日本の箱庭的な風景からみると日本が持たないものを備えた近代国家のようにも見えるし日本と同じように不条理な分断を簡単に
解決できない複雑な構図とか突き付けられる問題は日本にも通じるもがあり、その上最近は雨が降るだけで人が数百人の規模で死んでしまう世の中になっており、百年に一度といわれる災害がしょっちゅう年中あり、いつもどこかで避難生活を
送るざるを得ない人々がいるというインフラの貧しさは何をどう間違っているのか考えないわけにはいかないのでした。
今回見たら韓国でも米国のことを美国と中国どうように表記するのを見て最初はそのようにみているのかとおもったりしましたが、
どうやら日本と同様当てた漢字が米と美の違いでそうなったのだと知り逆に日本語がそのまま出てくるシーンなども多々あり
色々と面白いと思うこともありました。
日本は先進国なのに実際に行われている政治や行政はとてもその範疇にないような状態で、韓国でさえと思えることもあり、
今回のひかりTVもなんとももどかしい状態でとても快適になったとかテレビで普通に見たい海外ドラマや映画がみれる
ようになったのに全然感動もありがたみも感じないものなのでした。