
★★★★☆
芸能人と同じように、知識人にもはやりすたりがあるなあ~。
ということで、ここ数年、雑誌等でお目にかかることの多い
政治学者・姜尚中氏の著作を初めて読んでみました。
エッセイの要素も入った新書で、夏目漱石とウェーバーを
引き合いに出しつつ、知性や青春、信仰や仕事、愛や死について
著者の考えを述べています。
面白かったし、なにやら著者にときめきを覚える

人にこの本をあげようかどうか、手放していいかどうか
迷うので、★4.5。
笑ってしまったのはここ↓
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「いま、こうした個人の心の問題を『脳』や『スピリチュアル』と
いうもので解決しようとしたり、わざと鈍感になってみたり、
周囲に心の壁を作ってしのごうとしたりする傾向があるようですが、
それではやはり解決にならないのではないかと思います。」
(P.40)
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方々へのあてこすり
