金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

31:『武田百合子 天衣無縫の文章家』

2009-08-24 19:49:07 | 09 本の感想
KAWADE夢ムック 文藝別冊 武田百合子』(河出書房新社)
★★★★☆

河出書房の特集本。
単行本未収録の作品にくわえ、吉行淳之介との対談や写真、
親族や友人へのインタビューなど。
巻末の川西政明と埴谷雄高の評論は、
泰淳と結婚する前に百合子が学生と心中未遂を
起こしていたことや、三回堕胎させられていたことなど、
なかなかショッキングな内容を含んでいる。

彼女の文章を読むと、本当に夫への愛がほとばしってるなあ。
二人の写真を見るとなんだか泣き出したくなっちゃうのは
そのせいなんだろうか。
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映画:『プリティ・プリンセス』

2009-08-24 14:59:03 | 映画の感想
映画『プリティ・プリンセス
★★★★☆

ボサボサの髪に野暮ったいメガネの垢抜けない女子高生ミアは、
面識のない祖母クラリスに呼び出され、自分が彼女の孫で
ジェノヴィア国の唯一の王位継承者だと知らされる。
プリンセスになるためのレッスンを受け、
美しく磨かれていくミア。
プリンセスだと知られたとたん周囲の態度ががらりとかわり、
憧れていた男の子にも声をかけられるようになるが……

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おっと、これもディズニーでした。
ださかったアン・ハサウェイが、磨かれて美しくなっていく様子は
『プラダを着た悪魔』と同様。
ストーリーとしては特に目新しさもないのだけど、
アンの顔がとっても好みなのと、
祖母役のジュリー・アンドリュースがいい味出していたのとで
★4つ。

恋愛の展開もベタといえばベタだけど、
まあうまくいかないよね、とハッピーエンドに素直にときめけない
三十路女のわたしなのでした。
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映画:『魔法にかけられて』

2009-08-24 10:39:18 | 映画の感想
映画『魔法にかけられて』
★★★★★

美しいおとぎの国・アンダレーシアの森の奥で
動物たちと暮らす娘・ジゼルは、ある日、
運命の出会いを果たした王子と結婚することに
(出会った瞬間に結婚が決定……)。
しかし、結婚式の直前、王位を奪われることを恐れた
王子の継母に井戸の底へと突き落とされ、
「永遠の幸せなどカケラもない所」・現代のニューヨークへ
たどり着くことになる。

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もんのすごく久しぶりにディズニー映画を見た
公開当時から見たいと思っていたのだけど、
腰があがらず見ないままに終わってたのです。

既存のディズニー作品へのオマージュを発見するのも
楽しいけれど、とにかくヒロインが可愛い。
姫というには結構トシとってて、
額のシワが気になっちゃったりするんだけど、
ドレスも髪型もロマンチック
(特にジゼルが作った2着目のドレスが素敵~
「運命の出会い」が否定されちゃうのは、
ディズニーのセルフツッコミなのかしらねー。

大人のためのディズニー映画という感じ。
あれこれ考えずに楽しむのが吉。
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