金木犀、薔薇、白木蓮

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大河ドラマ「光る君へ」♯6

2024-02-12 20:38:59 | 大河ドラマ「光る君へ」

予想よりずいぶん早く、清少納言登場!

そうだよな~、宮中に出仕している時期はずれていたと言っても、

個人的な集まりで会っていない、接点がない、とは言い切れないよね。

「乳母子の妻」と「副侍読の娘」という、花山天皇を介したつながりも

なくはなかったわけだし。

 

そして後の清少納言・ききょう、もう少し気後れするのかと思ったけど、

まったく物怖じせずにものを言う。

自分は学才を手放しで父に肯定はされておらず、

お嬢様集団になじもうと空気を読む努力をしつつあるまひろ、

これだけでもききょうに思うところあるだろう。

そのうえで自分の意見を否定されたら、好きにはなれんやろうな……と

この時点で納得できる描き方。

 

正直なところ、道長と紫式部が「幼なじみ」とか「恋の相手」とか「ソウルメイト」とか、

事前情報を得た時点では「はあ??」と思っていたのだけども、

今は普通に受け入れてしまっている。すごいよ、このドラマ力。

柄本佑だって、

「そりゃあ、道長は美男子ではなかっただろうが、恋を発生させるなら

 せめて、もうちょっと、イケメン扱いされてる俳優をだな……」

と思ってたのに、今はすっかり素敵に見えてしまっている……。

なにこれ、すごい。

 

【その他いろいろ】

・「父の拠り所を増やした方がよい、 源とのつながりを持った方がよい」と

 父親よりずっと政治的な立ち振る舞いを考えることができるようになったまひろ。

 

・倫子さま、ずっと、「これは本心なの? ポーズなの?」と

 読めないところがあるのだけども、前回、兼家に顔を見せたのは、作戦だったのかなあ。

 兼家のとこの三兄弟がイケメンだと聞いた後だったしね。

 結果として今回、兼家と詮子、それぞれの口から

 道長に対して倫子との結婚のすすめが。

 

・道兼にむかって、

 「兄上には泥をかぶってもらうために、忘れる。父上がそう仰せになりました」

 と言う道長。

 父に認められたいという道兼の、痛いとこ突くな~。

 

・お嬢さまたち「蜻蛉日記の作者みたいになりたくなーい!」

 生前から日記の写本が出回ってたのか……。

 若いギャルたちにこんなこと言われるなんて。

 

・具合の悪い妹に「自分をプッシュして!」とお願いする斉信、

 よろしくないよ~。

 

・父とはちがうやり方で、公任・斉信の取り込みに成功した道隆、

 存在感増してきた。

 でも、もう酒飲まないで……

 漢詩のお題が「酒」なのも後のアル中っぽくて笑っちゃった。

 

・公任「あんなしゃしゃり出る女、好みじゃない」

 斉信「悪くない、鼻をへし折ってやりたい」

 二人の清少納言評、これも後のために仕込んでるな~って感じで、

 とってもいい。

 

・苦労人キャラが定着しつつある行成くん、

 公任や斉信の動向に目を光らせてるのも、

 血筋はよいが後ろ盾のない男の子の苦労って感じ。

 気の毒になっちゃう。

 

コメント
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