大河ドラマ「光る君へ」♯７

貴族の子弟たちのスポーツに散楽の男が呼ばれるのは

百歩譲って「あり」としても（いや、「ない」が！）

せめて姫君たちの顔が見えないようにしてくれ～！！

 

男子高校生の部室トークを聞いちゃったまひろ。

「身分の低い女は遊び相手にしかならない」

に傷ついて、道長の手紙を燃やしちゃうのであった。

少女漫画やってるねえ～！！

 

【その他いろいろ】

・晴明、右大臣とのギスギスしたやり取りが楽しいんだって！

　曲者～！！

 

・祟りを恐れてバブーちゃんになった兼家。

　道綱母、聖母のように優しい……と思ったら、

「道綱のこと、よろしくお願いしますよ」。

　ブレないママ。

 

・「信用できるのは、義懐とお前しかいない」

　為時のときめきポイント押してる花山天皇。

　良心の呵責に耐えかねた為時、

　兼家に「もうスパイできない」って言っちゃった。

　ほんと出世できない男だよ……。

 

・実資の奥さん来た！！

　「私に言わないで、日記に書いて。聞き飽きたから」

　ずけずけ言ってる。

 

・道隆兄ちゃん、道兼に寄り添って、懐柔してる！！

　優しいこと言って、弟を泣かせちゃった。

 

・ちゃっかり自分たちのイベントに清少納言を呼んでる斉信。

30：白河三兎『ふたえ』

白河三兎『ふたえ』

★★★☆☆

 

【Amazonの内容紹介】

 

超問題児の転校生・手代木麗華がぼくらの世界を変えてしまった。

ドン臭い「ノロ子」、とにかく地味な「ジミー」、将棋命の「劣化版」、

影の薄い「美白」、不気味な「タロットオタク」

――友達のいない五人と麗華で結成された『ぼっち班』の修学旅行は

一生忘れられない出来事の連続で……。

物語が生まれ変わる驚きの結末！

二度読み必至、どんでん返し青春ミステリーの傑作誕生。

 

****************************************

 

第１話は面白かったし、この１話の時点では、あらすじから予想されるような

痛快な青春ものが期待できた。

第２話の時点で「なんか、１話のようなおもしろさがないな～」と感じ始め、

第３話でどうやら仕掛けがあるらしいと気づく。

 

しかし！！

 

この仕掛けが面白さにつながっていくかというと、残念ながら……。

仕掛け自体は別に悪いものじゃないんだけども、

その仕掛けを成り立たせるために生じたストーリーが、

全然痛快・爽快じゃない。

１話の面白さをぶち壊された気分。

素敵だった宮下くんを返して……

29：平田はる香『山の上のパン屋に人が集まるわけ』

平田はる香『山の上のパン屋に人が集まるわけ』

★★★☆☆

 

【Amazonの内容紹介】

 

・年間３万人以上が来店
・自費出版が９千部完売
・健やかに、年商３億円

都会でうまく生きられずに、長野の地へ。
１人の主婦が移動販売から始めた店は、なぜこんなにも支持されるのか？

パンと日用品の店「わざわざ」代表、平田はる香初の著書がついに出版。

 

****************************************

 

Amazon Audibleにて。

 

パン屋を始める前、DJをやっていたころから、

「自分のやりたいことを実現するには？」「人を集めるには？」

ということを考えていたところを見ると、

なるべくして経営者になった、という印象を受ける。

 

自分の店のパンを気に入って買ってくれたお客さんが

どんどん太っていくのを見て、そのパンを売るのをやめるだけでなく、

それを本人に伝えてしまうの、すごいね……。

自分だったら、「それはお客さんの勝手では？」と思ってしまうし、

そのパンを気に入っている別のお客さんのことを考えると、

メニューから外す決断はできないし、

たとえ外したとしても、「あなたが原因です」と突きつけるようなことは

言えない……。

告げられたお客さんは、その後もいいお客さんでいつづけてくれたというから、

心は通じたのだろうけれども、なかなかできることじゃない。