金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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26:中村安希『インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日』

2024-02-09 19:15:37 | 23 本の感想
中村安希『インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日』
★★★★★
 
【Amazonの内容紹介】
 

世界各地の生活に根付く“小さな声”を求めて 貧困、紛争、汚染、疫病。

まことしやかに語られる世界は、本当は一体どんな姿をしているのか。

自らの目で確かめるべく26歳の著者は2年間、47カ国にわたる旅に出た。

第7回開高健ノンフィクション賞受賞作。

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大先輩が「よかった」と言って貸してくれた本。
以前話題になっていて、私も題名だけ知っていた。
ノンフィクションなのだけれども、
各地のエピソードを描いた文章の一つ一つが短く断片的で、
それが文学的でもある。
旅の中で出会う人の無償の親切や愛といった美しいもの、
社会の構造から来るどうしようもなさ、やるせなさに、
情緒を乱されっぱなしだった。
そのせいか、読むのにずいぶん時間がかかってしまった。
 
女性である筆者が単身で治安の悪いとされる地域へ行くのは
読んでいてはらはらしてしまうのだけども、
決して無鉄砲ではなく、危機管理もしっかりしている。
旅人同士の助け合いだったり、現地の人々の親切だったりに
驚かされることも。
『青春を山に賭けて』を読んだときも、
現地の人々の親切さにびっくりしたのだけども、
旅慣れた人にとってはそれが普通なのだろうか。
 
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ドラマ:『Eye Love You』♯3 & 『不適切にもほどがある』♯2

2024-02-09 18:48:40 | 2024年に見たドラマ

『Eye Love You』♯3

 

見るのがつらくなってきた……

花岡くん

おなかがすくと怒りっぽくなるヒロインに小腹を満たすものをやり、

わざと後出しでじゃんけんに負けてやり、

常に先回りしてヒロインを気遣ってきたのに、

1話の時点で負けが確定している。

というか、恋愛レースに参加するのが遅すぎる!!

もう3話だよ!? えーん

仁科さんもだが、遅すぎる参戦は当て馬にすらなれず、

ただの賑やかしだよ……

 

1・2話は面白かったのだけれども、今回の3話、

登場人物の振るまいやその関係性の描き方に(制作サイドからの)思いやりがなくて、

(ヒロインもテオも、社会人としてアカンやろ……が多かった)、

4話の予告もちょっとやだな~って感じ。

 

『不適切にもほどがある』♯2・3

 

柿澤勇人の

「耳に心地よいことは言うけど、妻に全然寄り添ってくれないクソ夫」

ぶりがすごい。

2話は笑いは少なめ……と感じたのは、女性にばかり負担が集中するのが

見ていてつらかったからかも。

宜保愛子には笑った。

 

阿部サダヲ、『いだてん』のまーちゃんといい、今回の主人公といい、

ガサツでデリカシーがないけれども、愛嬌のある役が似合いすぎる。

キャラ設定として、愛や情熱をちらりと見せているというのもあるけど、

俳優さんとして持っている愛嬌がすごいんだな。

 

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