金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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44-55:能條純一・半藤一利『昭和天皇物語〈1〉~〈12〉』

2024-02-29 22:47:41 | 24 本の感想
能條純一(漫画)・半藤一利(原作)『昭和天皇物語〈1〉~〈12〉』
 
【Amazonの内容紹介】
 
今世紀最大の話題作、ついに単行本化!!

大元帥陛下して軍事を、大天皇陛下として政治を一身に背負い
昭和という時代を生き抜いた巨人。

波瀾万丈という言葉では表せないほどの濃密な生涯に
半藤一利氏協力のもと、漫画界の巨人・能條純一氏が挑む--
「ビッグコミックオリジナル」誌で毎号にわたり衝撃を呼ぶ巨弾連載、
待望の第1集は、その少年時代が
大胆な解釈と圧倒的な画力で描かれる…!
 
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先輩から借りた漫画。
大河ドラマでも、近代ものは子孫が生きているとその人物を悪く描けない、
という話を聞いたことがあるが、そう考えると、
これは地雷原を走り抜けるような作品だなあ……
 
高校で日本史をやっていたころから近代が苦手だったので、
これも「名前は聞いたことある!!」のオンパレード。
ネットで人物を検索しながら、読み進める。
次々に人物が登場してはあっさり退場していくので、
政局も整理できないままなのだけれども、
この慌ただしさ・あっけなさは、
史実を追っている以上、仕方がないのかも。
 
ひとまず12巻は二・二六事件まで。
あれよあれよというまに軍部が暴走する状態になり、
誰にも止められない流れができてしまい、
要人は次々に殺害され、天皇の耳には正確な情報が入ってこない。
この時点でもすでに読んでいて苦しいのに、
これからさらにつらい時代に入っていくんだよね……
コメント
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