金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

28:筆子『それって、必要?』

2024-02-10 17:50:28 | 24 本の感想
★★★☆☆3.5
 
【Amazonの内容紹介】
 
なかなか捨てられない物、気のりのしない人間関係、
家事や仕事のあたりまえ……。
本当に必要なものを見極めたら、時間が増えた、貯金ができた!
あなたの人生をラクにする30の習慣&考え方
 
****************************************
 
どうやら再読らしいのだけども、中身をまったく覚えていなかった……。
Kindleの読み上げ機能、重宝しているのだけども、
もともと私が音声情報の処理が苦手なせいか、
耳で聞いた本の内容、覚えていないことが多い。
 
メールチェックしたことによって気分が落ち込んだり、
夜に腹を立てて眠れなくなったり、
一日の最初に出端をくじかれたりすることがよくあるので、
ほんと、メールチェックする時間は考えたほうがいい……。
でも、急を要する案件もあるから難しいんだな~。
「メール見てませんでした」の連発で開き直るのも
一つの手だが……チャレンジしてみようか。
 
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27:新川帆立『先祖探偵』

2024-02-10 17:35:44 | 24 本の感想
新川帆立『先祖探偵』
★★★★☆
 
【Amazonの内容紹介】
 
ひとりでも寂しくない。 私はもっと、強くなれる――。
「あなたのご先祖様を調査いたします」
風子は、母と生き別れてから20年以上、 野良猫のように暮らしてきた。
東京は谷中銀座の路地裏で、探偵事務所を ひらいている。
「曾祖父を探してください」
「先祖の霊のたたりか もしれないので、調べて」
など 様々な、先祖の調査依頼が舞い込む。
宮崎、岩手、沖縄…… 調査に赴いた旅先で美味しい料理を楽しみながら、
マイペースで仕事をしている風子。
いつか、自らの母を探したいと思いながら――
大人気作家による「探偵小説」の傑作が、ここに誕生。
 
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Amazon Audibleにて。
 
ストーリーにまったく関係ない詳細な食レポはいらんのでは……
とは思ったものの、先祖に関する調査の中で出会う、
「戸籍」にまつわるあれこれが新鮮。
知らないことばかりだった。
ライトな読み口で気軽に読めるのもいいところ。
 
第三話にはオカルトめいた要素も出てくるのだけども、
地方のシャーマン文化を「インチキだった」とせずに、
本当のこととして扱っていたのも好印象。
 
最後に主人公自身の問題がクローズアップされるのは
もはや定型なのだけれども、
「母には母の愛があった」ということについて
無理のない形で説明をつけていたのもよかった。
 
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