金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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大河ドラマ「光る君へ」♯10

2024-03-10 21:03:11 | 大河ドラマ「光る君へ」

帝をだまして出家させようとする父親の謀略に組み込まれたうえ、

着々と姉に結婚包囲網を敷かれた道長が、気持ちを昂ぶらせて

「一緒に都を出よう!」と駆け落ちを持ちかけてきたのに、

冷静すぎるぜ、まひろちゃん……。

まあ、身分の高い家のぼんぼんに母親を殺されても

生活のために一家揃ってそれを呑み込むしかなく、

どうしようもない身分差のために道長の妻にもなれず、

直前に直秀を理不尽に殺されて「世を正したい」という気持ちを抱いた……

という背景はばっちり描かれていたわけだけれども。

世を正すという志を実行できるのは、

生まれながらの身分が高い道長しかいない、というまひろちゃんの判断、

理性的すぎる。

でも、ここであまりにも理性的な判断を下してしまうのが

いかにも恋愛体質でない紫式部って感じもするよね……。

 

そして、もはや悪の一族としか見えない兼家ファミリー。

謀略が成功したら手柄は道隆のものだが、

失敗したら、道長を無関係なものとして逃がす、と

失敗したときのこともきちんと考えているパパ。

汚れ役にしていい息子(道兼・道綱)と

汚さない息子(道隆・道長)に、しっかり区別してるのが怖いよ。

 

【その他いろいろ】

 

・晴明、めっちゃノリノリで兼家を焚きつけてる。

 政争の耐えない宮中ライフを楽しくサーフィンしてるの、

 兼家と晴明だけだよ。

 

・糸は為時の召人であることを隠さないし、まひろも驚かないのね。

 身よりもなく病身で、生活と出世の役に立たない女を

 見捨てられない為時。

 

・明子登場!!

 でも詮子姉さん、高明の娘を保護しても、後ろ盾にはならないんじゃない??

 明子の兄弟は生きてるけど、この時点では後ろ盾になるような力は

 なかったんじゃないのかな。

 

・晴明の屋敷の前を花山天皇の牛車が通って行った、って

 大鏡エピソードだよね。

 しかし、道兼は大鏡のような言い訳すらせず、

 豹変して花山天皇のもとを去っていくのであった。

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映画:『聖闘士星矢 The Beginning』

2024-03-10 19:13:45 | 映画の感想
2024年の映画②『聖闘士星矢 The Beginning』(トメック・バギンスキー 監督)

【Amazonの内容紹介】
 
自らの身体に“小宇宙”という力が宿っていることを知らない若者、星矢。
地下格闘技でその日暮らしをしながら生き別れた姉を探していた彼は、
ある日闘いの最中にその“小宇宙”を発したことで謎の集団から狙われることに。
彼らは強い“小宇宙”の持ち主と、シエナと言う女性の命を狙っていた。
ペガサスの星のもとに生まれた星矢の使命は
“知恵”と“戦い”の女神アテナの生まれ変わりであるシエナを守り、世界を救うこと。
自らの秘めた力に気づいた時、彼はこの世界を救う“聖闘士”となる。
 
******************
 
Amazonプライムにて、友人宅で視聴。
 
私、聖闘士星矢は一回も通らずに来てしまった。
原作もアニメも見たことがなく、ハマっている人も近くにいなかったため、
 
「作者は車田正美。キラキラした鎧を身に着けた、
 星座をモチーフにした連中がバトルしている。
 ピンクの鎧を着たアンドロメダ瞬は男」
 
くらいの情報しか持っていなかった。
 
そんなわけで、この映画がどこまで原作に忠実なのかわからない。
一緒に見ていた友人(私よりは知っている)いわく、
名称は原作に出てきたものが使用されているが、結構設定はアレンジされているとのこと。
 
字幕が表示されない吹き替え版で、しかもしゃべりながら見ていたため、
話もよくわかっておらず、
 
「女神アテナの生まれ変わりである娘をめぐり、元夫婦が対立している。
 お姉ちゃんと生き別れになった聖矢は、コスモとかいう戦士の力があって
 旦那の方に連れてこられて修行している。
 妻の方の勢力とバトルするが、結局のところ、女神の力に目覚めたヒロインが
 コスモでまわりをめちゃくちゃにして、おしまい」
 
という程度の認識。
あってるのかな……??
 
マトリックスめいた古代文明とSFが合体したような世界観で、
それなりにムードの統一はされていたのに、聖矢がクロス(鎧みたいなの)姿になった途端、
急にチープになってしまった。
真剣佑くんは映画の世界観にはマッチしていたと思う。
 
しっかりセリフを聞き取って理解していたわけではないので、好み度はなし。
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おでかけの記:ホテル京阪名古屋のラウンジ

2024-03-10 18:59:05 | おでかけの記

またもやノマドワークの記録。

ここのホテル、内装がすごく好みで、

宿泊でもデイユースでも使ったことがある。

「文楽で遊ぼう」の日、会場がここのすぐ近くだとわかって、

早めに到着してラウンジを利用した。

 

ここのラウンジ、確か結構前にTwitterで

「300円でスタバが90分飲み放題!」

と話題になっていたはず。

現在は60分500円です。

結構な値上がりだ……

 

夕方だったせいか、休日なのにほとんど人がおらず、

コーヒーを飲みながらタスクにぐぐっと集中できた。

私が「コスパ最強!」と思っているのは別のホテルのラウンジで、

それに比べるとお高めなのだけれども、

ドリンクバーもちょっと高級感があり、何より静かなのがいい。

最寄り駅が久屋大通で、私の生活圏内から外れていることだけがネック。

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