映画:『帰ってきたヒトラー』(ダーヴィト・ヴネント監督)
★★★★☆
【シネマトゥデイの内容紹介】
ナチス・ドイツを率いて世界を震撼(しんかん)させた
独裁者アドルフ・ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)が、
現代によみがえる。
非常識なものまね芸人かコスプレ男だと人々に勘違いされる中、
クビになった局への復帰をもくろむテレビマンにスカウトされて
テレビに出演する。
何かに取りつかれたような気迫に満ちた演説を繰り出す彼を、
視聴者はヒトラー芸人としてもてはやす。
戦争を体験した一人の老女が本物のヒトラーだと気付くが……。
********************************
前半はコメディ調で、笑える部分も多々あり。
自分がもう少しドイツに詳しかったら、
もっと笑えるところがあったんだろうな……と思う。
終盤になって、不穏なムードに覆われ始める。
相手が本物のヒトラーだと気付いた主人公は思いがけない境遇に陥るし、
移民問題に悩まされ、政治不信に陥っていた国民は、
一度はヒトラーの残虐な一面を見て衝撃を受けるものの、
押し出しが強く存在感のある彼に傾倒していく。
ドイツはまた同じことを繰り返すのではないか……と匂わせる展開に、
胸の中がざわざわした。
話の展開は非常にわかりやすいし、問題提起も明快で、
なるほどこれは受けるわ……と納得の映画であった。
★★★★☆
【シネマトゥデイの内容紹介】
ナチス・ドイツを率いて世界を震撼(しんかん)させた
独裁者アドルフ・ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)が、
現代によみがえる。
非常識なものまね芸人かコスプレ男だと人々に勘違いされる中、
クビになった局への復帰をもくろむテレビマンにスカウトされて
テレビに出演する。
何かに取りつかれたような気迫に満ちた演説を繰り出す彼を、
視聴者はヒトラー芸人としてもてはやす。
戦争を体験した一人の老女が本物のヒトラーだと気付くが……。
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前半はコメディ調で、笑える部分も多々あり。
自分がもう少しドイツに詳しかったら、
もっと笑えるところがあったんだろうな……と思う。
終盤になって、不穏なムードに覆われ始める。
相手が本物のヒトラーだと気付いた主人公は思いがけない境遇に陥るし、
移民問題に悩まされ、政治不信に陥っていた国民は、
一度はヒトラーの残虐な一面を見て衝撃を受けるものの、
押し出しが強く存在感のある彼に傾倒していく。
ドイツはまた同じことを繰り返すのではないか……と匂わせる展開に、
胸の中がざわざわした。
話の展開は非常にわかりやすいし、問題提起も明快で、
なるほどこれは受けるわ……と納得の映画であった。
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