吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

「ウイルスばらまく」感染判明後に飲食店訪れた50代男性が死亡 持病あり18日入院先の病院で その3

2020年03月23日 06時08分53秒 | 日記
 その後の報道で、この男の持病というのが肝がんと言うことがわかった。スナックのマスターの言であるが「酔うとお腹の数回にわたる手術痕を良く見せた」という。つまり何回か肝臓がんの手術をしているらしい。残存肝機能も低下し免疫状態も低下していたかもしれない。しかしそれにしてもTVであんなに元気にスナックで酒を飲み歌をうたっていた10日後くらいには死亡していたとは、やはり新型コロナウイルスはすごいのだと思う。
 一部報道で、若い人、元気な人、合併症のない人は軽症でおわる、時に不顕性感染のまま終わるのでそんなに心配ないとの論調もあるが、いやいやそうでもないと思う。だって武漢で罹患した若い医師だって亡くなっている。まだまだ訳が分からないので怖い病気と思っていたほうがよい。