すでに休校になって2か月である。しかし登校しわずか半日の接触で感染が広がった。半日程度の接触でこの2か月が無意味なものになった。ということは学校を休みにしても、しめたとばかりに公園で濃厚接触しながら遊ぶ児童たちはそれ以上に感染を広げているのである。まったく今までの中途半端な自粛ではもう感染防止は不可能であることが明らかである。「ぜんぜん夜は飲みに行けないのでストレスだ。5月7日夜は思い切り外で飲む」といっている人も多いが、残念ながら自粛の延長は必要である。いや自粛なんかしてもほとんど結果が出ていないことは今までの都民の行動では足りないことはあきらかである。やはり都市封鎖しかない。あまりにも協力しない都民が多すぎるので強制的に閉じ込めないとだめである。都民の民度がこれほど低いとは思わなかった。外国の主要都市がすべてロックダウンしているところ「東京はロックダウンしなくても乗り切れました、これこそ都民、国民の一致団結した力、精神性によるもの。さすが日本です」・・・なんて妄想は通用しない。
2020年4月22日 20時33分 朝日新聞DIGITAL
富山市教育委員会は22日、市立神明小学校の10歳未満の児童3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも15日に感染が確認された男児と同じクラスで、21日には担任の20代の女性教諭の感染も明らかになっている。同小では13日から臨時休校中だが、4月6日の始業式と8~10日に臨時休校に向けた登校日を設けており、市保健所は「この間に感染が広がり、クラスター(感染者集団)が発生した」として経緯などを調べている。
8~10日は再度の休校に向けて教科書配布などの準備期間として登校を認め、感染が確認された児童はいずれも登校していたという。
富山市教育委員会は22日、市立神明小学校の10歳未満の児童3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも15日に感染が確認された男児と同じクラスで、21日には担任の20代の女性教諭の感染も明らかになっている。同小では13日から臨時休校中だが、4月6日の始業式と8~10日に臨時休校に向けた登校日を設けており、市保健所は「この間に感染が広がり、クラスター(感染者集団)が発生した」として経緯などを調べている。
8~10日は再度の休校に向けて教科書配布などの準備期間として登校を認め、感染が確認された児童はいずれも登校していたという。
TVでパチンコ店に行列する客のインタビューが放映された。「俺は好きでやってんだ。店は換気されているし(本当か?)、隣の人と会話することはない。これでもし罹ったら自己責任だからいいんだよ」と。なんとまあ「自己責任」と言う言葉が出たが誤用である。もし罹患すれば、無症状の潜伏期に他人に罹患させ感染拡大させる。そして熱や咳など肺炎起こせば病院に行くだろう。ここで有限である医療資源が消費される。これだけの人や社会に迷惑をかけることになったら「自己責任」ではない。自己責任とは自分一人で誰にも迷惑をかけずに一人で処理をすることである。それができないのであるから「自己責任」ではなく「無責任」であり、また病気で苦しむことになればそれは「自己責任」ではなく「自業自得」である。このような人達のせいで東京は滅亡する。一刻も早く都市封鎖してほしい。
日本全国非常事態宣言がだされてから10日以上になるが、いまだに周囲の人出は減っていない。自分は隔日のマスク付きジョギングで走り過ぎるだけでありこれは自粛制限にあたらない。
とにかく散歩などの運動はいいのだが、わざわざ家族で大挙しての散歩もなかろう。別に屋外での一家だんらんをしてもらうために休みにしているのではない。これら子供らが公園に行けば知り合い家族と合流することになる。そして子らは公園の遊具などで密着しながら楽しく遊んでいる。
結局学校でクラスターを作らないために休みにしているのだが、何のことはない公園でクラスターを作るのでは休みにした意味がない。「子供がストレス感じるので外に連れてくる」という気持ちは分かる。でも他の家族の子供との遊ばせては本当に意味がない。
やはりロックダウンしないと日本はだめになる。
とにかく散歩などの運動はいいのだが、わざわざ家族で大挙しての散歩もなかろう。別に屋外での一家だんらんをしてもらうために休みにしているのではない。これら子供らが公園に行けば知り合い家族と合流することになる。そして子らは公園の遊具などで密着しながら楽しく遊んでいる。
結局学校でクラスターを作らないために休みにしているのだが、何のことはない公園でクラスターを作るのでは休みにした意味がない。「子供がストレス感じるので外に連れてくる」という気持ちは分かる。でも他の家族の子供との遊ばせては本当に意味がない。
やはりロックダウンしないと日本はだめになる。
例えば呼吸器が1台しかないところで、すでに治る見込みのない高齢者が呼吸器を使用していたとする。そこに呼吸器で頑張れば治る可能性のある若者が呼吸不全で搬入されてきたという場合などである。他の病院はどこも手一杯で転送など受ける余裕はない。ここでもし「医療崩壊ぎりぎりであるがまだ崩壊していない」と言い張るコメンテイターが現場の責任者だったらどうするのか? このままなら2人とも死ぬ。若者に呼吸器を使えば一人は助かる可能性もある。そして呼吸器の順番待ち予備軍の患者は次にも控えている。うんざりするような生臭い話であるが極論なんかじゃない。このような「何かを犠牲にする」必要にせまられた場合でもこれら悠長なコメンテイターは「ぎりぎりでまだ崩壊していない」と言うのか? こんな状況はコロナ騒動以前にも救急医療ではいくらでもあった。
もういい加減に「すでに医療崩壊している。都市封鎖以外ない」という声をききたい。
もういい加減に「すでに医療崩壊している。都市封鎖以外ない」という声をききたい。
よくまあ「ぎりぎりです」なんて言えるものだと。もしそれが本当にぎりぎりで「崩壊寸前」と言い張るのであれば、それは現場の救急医療関係者の、寝る間もない(食事もできない、シャワーも浴びられない、もちろん家にも帰れない)地獄の中で延々と続く努力のたまものである。本当に数日間寝ないで働くのである。この生きる死ぬの状況で「働き方改革に逆行しているので私は帰ります」と胸を張ってと言えるであろうか? またはっきりとは書けないが、どこかで「何かが犠牲」になっているはず。この場合の犠牲とは、医療従事者を家庭で待ちわびる家族であるとかの悠長なお涙頂戴話ではない。もっと生臭い話で「何かを犠牲に至らしめている」可能性が高いのである。
このような流れは大方想像がつく。では日本ではどうなのであろうか。ほぼ同じようなことはすでに起きているはず。救命センター勤務時代は通常でもいつも医療崩壊寸前の状態だった。重症患者が次々と搬送されてきたら一度に3人などの緊急対応は当たり前だった。対応スタッフなんて無尽蔵に居るわけではない。当然対応能力を超えたなら「何かが」犠牲になるのである(具体的にはかけない)。
普通の状態でこうであった。ここに無制限にコロナ肺炎の重症化した患者が次々と搬送されたらどうなるか明白である。すでに1か月前から医療崩壊は起こっているのである。TVなどメディでは医療関係者などが「医療崩壊ぎりぎりです」と言い続けてきた。それは救急医療の現場を知らないものが言えるコメントである。ぎりぎりなどすでに通り越している。
普通の状態でこうであった。ここに無制限にコロナ肺炎の重症化した患者が次々と搬送されたらどうなるか明白である。すでに1か月前から医療崩壊は起こっているのである。TVなどメディでは医療関係者などが「医療崩壊ぎりぎりです」と言い続けてきた。それは救急医療の現場を知らないものが言えるコメントである。ぎりぎりなどすでに通り越している。
実はニューヨークではコロナ患者の急増に伴い、搬送途中で亡くなった患者は病院ではなく、検視官の元に直接送られるよう法令が変更されました。だから心臓発作の搬送が増えても、病院での受け入れ数に反映されていないのです。
そして救急搬送中に亡くなるケースが激増した最大の理由は、現在市内のほとんどの病院がコロナ専用病棟のようになってしまい、それ以外の既往症を持つ患者は、病院に行く方が感染の危険があると考えて、相当重症になるまで我慢しているのではないかとみられています。もし本当だとすると、コロナのパンデミックによって、関係ない病気の人まで巻き添えになっていることになります。
そして救急搬送中に亡くなるケースが激増した最大の理由は、現在市内のほとんどの病院がコロナ専用病棟のようになってしまい、それ以外の既往症を持つ患者は、病院に行く方が感染の危険があると考えて、相当重症になるまで我慢しているのではないかとみられています。もし本当だとすると、コロナのパンデミックによって、関係ない病気の人まで巻き添えになっていることになります。
4/16(木) 9:26配信 日刊ゲンダイDIGITAL
新型コロナの重症患者でニューヨークの病院は限界を超えた状況になっています。そんな中、それ以外の患者の受け入れ数が減っていることが分かり、医療関係者は頭をひねっています。
ニューヨーク・タイムズによれば、ニューヨーク周辺の病院や医療関係者から取ったアンケートで、約半数の医療者が「心臓発作の患者が4割から6割減った」と答えたとのこと。ところが、ニューヨーク市消防局のデータはそれとは真逆で心臓発作の緊急搬送が昨年の同じ時期と比べ4倍にも増えているというのです。その答えは、病院にたどり着くまでに亡くなる人の数が劇的に増えているからです。搬送途中での死亡率は昨年の同じ時期の38%から、今年は72%と2倍近くになっています。
新型コロナの重症患者でニューヨークの病院は限界を超えた状況になっています。そんな中、それ以外の患者の受け入れ数が減っていることが分かり、医療関係者は頭をひねっています。
ニューヨーク・タイムズによれば、ニューヨーク周辺の病院や医療関係者から取ったアンケートで、約半数の医療者が「心臓発作の患者が4割から6割減った」と答えたとのこと。ところが、ニューヨーク市消防局のデータはそれとは真逆で心臓発作の緊急搬送が昨年の同じ時期と比べ4倍にも増えているというのです。その答えは、病院にたどり着くまでに亡くなる人の数が劇的に増えているからです。搬送途中での死亡率は昨年の同じ時期の38%から、今年は72%と2倍近くになっています。
宣言が発令されて主要繁華街の人出は50%くらいは減った。しかし最低でも70%以上にしないと終息には向かわない。このままでは何の効果も見られない。
繁華街は、まだまだ減少程度は足りないもののある一定の減少は見られている。しかし情けないのは各地の商店街では逆に人出が増えているのである。特に土日は通常の土日よりも5%も増えている。政府・行政関係者は呆れているだろう。「不要不急の外出は・・・」「3密は控えましょう」と連呼していることが全く理解されていない。
この有様は、「どうしてもうちの会社(または商売)は休めないんです」という切羽詰まったものではない。この人出(主として高齢者)は、出社、外出自粛している50%の人の努力を踏みにじっている。そしてこれら理解のない高齢者のおかげで日本の医療は崩壊したのである。
高齢者すべてに理解がないのではなく、このように協力できるのにもかかわらず協力してくれない高齢者に問題があるのである。
繁華街は、まだまだ減少程度は足りないもののある一定の減少は見られている。しかし情けないのは各地の商店街では逆に人出が増えているのである。特に土日は通常の土日よりも5%も増えている。政府・行政関係者は呆れているだろう。「不要不急の外出は・・・」「3密は控えましょう」と連呼していることが全く理解されていない。
この有様は、「どうしてもうちの会社(または商売)は休めないんです」という切羽詰まったものではない。この人出(主として高齢者)は、出社、外出自粛している50%の人の努力を踏みにじっている。そしてこれら理解のない高齢者のおかげで日本の医療は崩壊したのである。
高齢者すべてに理解がないのではなく、このように協力できるのにもかかわらず協力してくれない高齢者に問題があるのである。
うちのスタッフも近隣の同行に振込業務で行ったらマスクないことで入店拒否された。あわてて近くの薬局で数個残っていた「バカ高い」保湿性のマスクを購入せざるを得なかった。でもそれはそれで「感染拡大防止」の旗印のもとしょうがない。世の中の流れであり顧客も協力すべきであろう。これはこの企業のサービスが良いとか悪いとかの問題ではない。その企業の感染防止という基本的理念の現れと評価するしかない。
しかしよくないのはその後である。苦情がはいったことで以後マスクなくても入店可に趣旨替えしたことである。これで一挙に基本的な理念で「そう」したのではないと露呈した。
標準的感染防御手段は、苦情があるなしでかわるものではない。確かにこの場面でマスクが絶対的に必要かどうかの議論は別として、現在世の中では「マスクしましょう」が約束ごとなのである。
クレームを入れた顧客も世の中の流れと逆行し恥ずかしいが、それですぐ腰砕けになる銀行も銀行である。とんだ両者の猿芝居を見た感じである。
まあ一番悪いのは顧客であろう。このような個人的不満に端を発したわがままが感染を広げる原因となるのである。
しかしよくないのはその後である。苦情がはいったことで以後マスクなくても入店可に趣旨替えしたことである。これで一挙に基本的な理念で「そう」したのではないと露呈した。
標準的感染防御手段は、苦情があるなしでかわるものではない。確かにこの場面でマスクが絶対的に必要かどうかの議論は別として、現在世の中では「マスクしましょう」が約束ごとなのである。
クレームを入れた顧客も世の中の流れと逆行し恥ずかしいが、それですぐ腰砕けになる銀行も銀行である。とんだ両者の猿芝居を見た感じである。
まあ一番悪いのは顧客であろう。このような個人的不満に端を発したわがままが感染を広げる原因となるのである。
4/13(月) 13:28配信 神戸新聞NEXT
三井住友銀行の一部店舗が、マスクを着けていない利用客の入店を拒否していたことが分かった。「やりすぎ」などの批判を受けたため、入店を拒否せずに、マスク着用など「せきエチケット」を呼び掛けるなどの対応を徹底する。
同行は行内で、来店客にはマスク着用を呼び掛けるなどの方針を通達していたという。
しかし8~9日にかけ、マスクを持たずに店を訪れた人らから、「入店を断られた」との苦情が寄せられたため、10日から対応を改めた。
三井住友銀行の一部店舗が、マスクを着けていない利用客の入店を拒否していたことが分かった。「やりすぎ」などの批判を受けたため、入店を拒否せずに、マスク着用など「せきエチケット」を呼び掛けるなどの対応を徹底する。
同行は行内で、来店客にはマスク着用を呼び掛けるなどの方針を通達していたという。
しかし8~9日にかけ、マスクを持たずに店を訪れた人らから、「入店を断られた」との苦情が寄せられたため、10日から対応を改めた。
巣鴨地蔵尊高岩寺の住職は医師でもある。昔から地域の健康管理指導には特に力を注がれている尊敬のできる先生である。地蔵通りを全面禁煙化したり、商店街に心肺蘇生法を普及させたり、またあるいは商店街の通りの各所にAEDを設置したりされている。
そんなご住職が今回の感染の危険のある3密のうち2密があるような状況にはきっと心を痛められていると思われる。各人が自覚して行動する・・・ということは散々TVでもマスメディアでも言われているが、今回のこの状況はもう都民の自覚に任せていても無理であると感じた。日本人の民度は高いと思っていたが、いやかなり低いと思う。
もうロックダウンするしかないと感じた。きわめて残念である。
そんなご住職が今回の感染の危険のある3密のうち2密があるような状況にはきっと心を痛められていると思われる。各人が自覚して行動する・・・ということは散々TVでもマスメディアでも言われているが、今回のこの状況はもう都民の自覚に任せていても無理であると感じた。日本人の民度は高いと思っていたが、いやかなり低いと思う。
もうロックダウンするしかないと感じた。きわめて残念である。
商店街の人達の生活もかかっているので微妙な所である。でも商店街の人達が悪いのではない。まずは商店街に苦情を入れる人たちの矛先が違う。まずはこの世の中の情勢、流れなど十分に理解せずに自身の行動を省みていない来訪者、特に地域外から訪れる高齢者に理解を求めたいところである。
これだけ「外出自粛」といって渋谷や銀座の繁華街の人出を減らしているにも拘らず、一方巣鴨地蔵通り商店街が高齢者であふれかえっている映像を見せられたら地元民はがっかりする。誰が見ても巣鴨商店街が悪いと感じてしまう。
でも都民一人一人の自覚が必要なのである。若者の無謀な行動が時々非難されるが、いや地元民としては地域外から参集する高齢者の方の暴走のほうが怖い。自分の生命を賭してまでこんな混雑しているところにくるのは自殺行為と思わないのであろうか?
お地蔵様だってそんな人たちにお参りされても困るだろう。自宅で静かにお参りしてくれたほうが今回はお地蔵様のご利益があるはずである。
これだけ「外出自粛」といって渋谷や銀座の繁華街の人出を減らしているにも拘らず、一方巣鴨地蔵通り商店街が高齢者であふれかえっている映像を見せられたら地元民はがっかりする。誰が見ても巣鴨商店街が悪いと感じてしまう。
でも都民一人一人の自覚が必要なのである。若者の無謀な行動が時々非難されるが、いや地元民としては地域外から参集する高齢者の方の暴走のほうが怖い。自分の生命を賭してまでこんな混雑しているところにくるのは自殺行為と思わないのであろうか?
お地蔵様だってそんな人たちにお参りされても困るだろう。自宅で静かにお参りしてくれたほうが今回はお地蔵様のご利益があるはずである。
■屋台業の苦境と精神的要因
各屋台を運営するのは、商店街の各店ではなく、都内各地で屋台を開く東京街商協同組合。同組合に加盟している各屋台主に対し、組合は自粛を要請した。功を奏したのか、3月の縁日では多くの屋台主が自粛し、「人通りは少なかったです」(木崎さん)。
だが、政府が進めている、コロナ影響で経済打撃を受けた事業主などへの補償が実現しないことなどに、生活がかかった各屋台主は4日、開くことを決意。また、人々の精神的な要因も関係しているのではないか、と木崎さんは話す。
「外出自粛で行楽が奪われ、行き場を失った地元の人々。また、巣鴨の縁日はお参りに来る信者も多いですから、コロナ収束の気配を見せない現状だからこそ、『救われたい』と考えた人も出てきた。それが4日の縁日に大勢来てしまったのだと思います」
■今後の対策
縁日が開催されると、報道やSNSなどにその時の様子が写り、批判が集まった。商店街のもとにも、5日19時時点で、メール60件、電話6件による苦情が相次いだという。
「『駅前で信者に対して、お参りに来るなと言えばいいじゃないか』『なんでやってるんだ!』といったご指摘も受けました。重く受け止めております。ですが、今の外出自粛と同じように、お参りに来る人に『来るな』と強制はできないわけですし、開いてしまった屋台の方にも『閉めろ!』と言えないのです。
組合も、『4日は集まり過ぎた』と反省しております。商店街としては、組合に対し、今後の縁日での屋台自粛をより一層、呼びかけてまいります」
各屋台を運営するのは、商店街の各店ではなく、都内各地で屋台を開く東京街商協同組合。同組合に加盟している各屋台主に対し、組合は自粛を要請した。功を奏したのか、3月の縁日では多くの屋台主が自粛し、「人通りは少なかったです」(木崎さん)。
だが、政府が進めている、コロナ影響で経済打撃を受けた事業主などへの補償が実現しないことなどに、生活がかかった各屋台主は4日、開くことを決意。また、人々の精神的な要因も関係しているのではないか、と木崎さんは話す。
「外出自粛で行楽が奪われ、行き場を失った地元の人々。また、巣鴨の縁日はお参りに来る信者も多いですから、コロナ収束の気配を見せない現状だからこそ、『救われたい』と考えた人も出てきた。それが4日の縁日に大勢来てしまったのだと思います」
■今後の対策
縁日が開催されると、報道やSNSなどにその時の様子が写り、批判が集まった。商店街のもとにも、5日19時時点で、メール60件、電話6件による苦情が相次いだという。
「『駅前で信者に対して、お参りに来るなと言えばいいじゃないか』『なんでやってるんだ!』といったご指摘も受けました。重く受け止めております。ですが、今の外出自粛と同じように、お参りに来る人に『来るな』と強制はできないわけですし、開いてしまった屋台の方にも『閉めろ!』と言えないのです。
組合も、『4日は集まり過ぎた』と反省しております。商店街としては、組合に対し、今後の縁日での屋台自粛をより一層、呼びかけてまいります」