吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

東京マラソン

2017年02月28日 05時38分34秒 | 日記
 一昨日、東京マラソンが行われた。32万人もの人が応募して倍率は12倍であるそうだ。おそらく過去10回すべてに応募してすべてに落選している人も多いであろう。過去の応募倍率はすべて10倍ではないとしても、単純計算では10~12年に1回しか当たらないことになる。
 それにしても中には4年連続当選などと言う人もちらほら聞く。もちろんいない訳ではないであろうが、複数回以上の当選者もかなりいるような印象である。
 本当に「厳正なる抽選」が行われているのであろうか? 

 大阪マラソンでの噂であるが、こちらも抽選で出場者が選ばれる。ところが応募期間中にすでに当選メールが送られるとネットの噂で聞いた。抽選といいながら、どうも応募順に当選させているのか、あるいは早期応募者の中から抽選しているのでないかと思わせる。

 あのような大きな大会は芸能人枠とかスポンサー枠とかいろいろあるので、「厳正なる抽選」などといわず、「主催者がかってに決めています」と言ってくれた方がよっぽどいいのであるが。

まだまだ流行中

2017年02月27日 05時26分37秒 | 日記
 一時期よりそのピークは越えたものの、まだまだインフルエンザの患者さんが多いようです。
 今までA型の流行がほとんどでしたが、この間、B型の方が一人おりました。
 症状としてはほとんどA型とかわりません。そして治療法もかわりません。

 また年末に流行してここのところほとんどなかったのですが、先週あたりより再度、感染性胃腸炎が流行りだしている感じです。年末はノロウイルスというはなしで、今回の流行はロタウイルスのようです。幾分下痢の頻度、程度はノロより軽めかもしれません。
 しかしながらどちらも治療法はありません。下痢便のなかにウイルスがいるので体外に排出させるため下痢は止めない方がいいといわれています。うちでは軽めの止痢剤程度はだしますが、基本的には水分補給しながら自然に治るのを待つという方針です。

 いずれにせよ嗽、手洗いをしっかりして予防に努めてください。
 まだまだ猛威をふるっています。

マックでの防犯動画公開 その2

2017年02月25日 05時35分52秒 | 日記
 お客様は神様ではないが、時々店員の対応にイラッとすることもある。今回のマクドナルドでのトラブルの原因は、この客が「ビックマック一つ」と注文したのにもかかわらず「単品ですかセットですか?」と聞き返したことに端を発しているらしい。
 客は「一つというのは単品であり、セットならセットというのが当たり前」と思ったらしい。ここから客が暴れるに至るまでの過程はしらないが、マクドナルドの店員の注文の聞き方は「くどくて失礼」なこともある。
 こちらが、注文終わったにもかかわらず「ポテトは如何ですか」とか「期間限定の〇〇もお付けしましょうか?」とか追加の「押し売り」のようなことを時に聞いてくることもあるのだ。
 自分は急いでいることもあったり、またずいぶん並んで待たされたりしてようやく自分の順番が来たということもある。そんな時に自分のすでに決めている注文以外の「余計な商品」を勧められることはまさに「余計なお世話」なのである。
 もちろん自分はこんなことで大暴れするわけはないが、でもときにこんな対応の定員には、結構「ムッ」とするのである。
 対応マニュアルをきちんと遵守するのもよいが、もっと店員は臨機応変に対応できないものかと呆れる。対応マニュアルは必要だが、マクドナルドはそれ以下もないがそれ以上もないのだ。

マックでの防犯動画公開 その1

2017年02月24日 05時47分17秒 | 日記

 最近、マクドナルドの注文をめぐりトラブルになり店員に暴力を振るったとして店側が防犯カメラ映像を公開し当該加害者を探す張り紙が出たようである。
 この事件は、店側の対応(顔写真の公開)に注目が集まり、行き過ぎたこととして張り紙が撤去されている。殴ったというわけではなく肩をつかまれた程度らしいが、店員に暴力をふるったのは根本的に何があっても良くない。恫喝もよくないのである。

 張り紙もそうであるが、最近ではホームページ上に万引き犯人の動画を載せることが時々行われている。しかし加害者や犯人の人権問題にかかわるとのことで動画が削除されることも多い。
 このような所謂犯罪者にも人権があるというのが通説のようだ。
 今の世の中では人民裁判は認められておらず、これら事件は警察など公的機関に委ねられることになっている。
 しかし店側の気持ちも分かる。お客様は神様ではないのである。

霞が関カンツリークラブ その4

2017年02月23日 05時33分04秒 | 日記
 このTV番組に出演していたコメンテーターが「伝統や格式にとらわれず女性にも門戸を広げ・・」などと言っていたが、「男女差別の問題」は「伝統や格式の維持」に勝り、伝統を改正しなければいけないものなのであろうか?
 今回の男性のみ正会員になれるという規約が伝統や格式なのかどうかは知らないが、会員制のクラブというのはもともと入会に際し「制限」をかけるものである。それを外部が「平等ではない。改正しろ」と言い出したら「会員制」ではなくなってしまう。

 このインタビューに答えた女性らの半数が論旨の展開として「平等論という一般的な真理」を、プライベートな「会員制クラブ」の評価に持ち込んだのが間違いのもとなのである。これを見ていたら何だかゴネているようにも見えて違和感を覚えた。
 あ それならこの男女平等の時代に、女子高に男が入れないのは男女差別だから規約改正しろとゴネてもいいのかな?

霞が関カンツリークラブ その3

2017年02月22日 05時58分05秒 | 日記
 今回の騒動はクラブ側からすればまさに余計なお世話で、ほっといてくれよ的な話なのである。
 本来プライベートな団体の管理規定とはそこで勝手に作り上げていいものであり、外部からとやかく言われる筋合いではない。その規定を外部が変えろというのも無茶な話である。
 結局、もしそれ(入会制限)がイヤなら来なくていいですよと言われてこの話はおしまいなのである。

 TVのコメンテーターも「今の男女平等の世の中これを機会に伝統や格式にとらわれず女性にも広く門戸を開くような議論が起こればいいですね」などとトンチンカンなことを言っていた。まあ毒にも薬にもならないコメントである。
 しかし某ゴルフ練習場所属の女性レッスンプロの返答には頷けた。望んでもいないゴルフ会場を押し付けられて、その上今になってゴルフ場の80年にもわたる規約も変えろは無理があると言っていた。

霞が関カンツリークラブ その2

2017年02月21日 05時58分03秒 | 日記
 あるTV番組がゴルフ練習場にいる女性にインタビューした。
「今回のゴルフクラブで女性が会員になれないというのはどう思いますか?」という質問である。これは誘導質問である。
 実際は「正会員(土日もプレーできる権利)」には女性はなれないが、実際は平日プレーなら女性もできるのである。そこを「会員になれない」という質問では、女性に完全に門戸を閉ざしているというような印象を与える誘導的な質問である。
 そして半数の女性がこの誘導尋問に引っかかった。「この男女平等の世の中では差別である。けしからん」と答えている。
 このように答えた女性もなさけない。「男女平等」は真理である。しかしこれは一般論である。この一般論をプライベートクラブの運用規定にこじ入れてくるのは論旨の展開として無謀である。
 その時答えた70代女性というのが語気も荒く「とんでもない、男女差別だ」と興奮して言っていたが勘違いされているようである。会員制クラブのプライベートな事柄に差別などという大げさな一般論を持ち込むのはお門違いである。この応答を見て極めて違和感を覚えた。

霞が関カンツリークラブ その1

2017年02月20日 05時58分56秒 | 日記
 小池都知事が、オリンピックのゴルフ会場となっている霞が関カンツリークラブが女性正会員を受けつけていないことを、オリンピック憲章に反するとして規約改正をクラブに申し入れたとのこと。
 クラブ側からすれば自分たちのコースをオリンピック会場にお願しているわけではない。まさにこれは余計なお世話だろう。理事長も「いい迷惑」といっている。

 しかも何やらTVでの報道も舌足らずでいかにもこのクラブが女性を全く受け入れていないかのような印象を与えている。実は毎日プレーできる正会員こそ女性はなれないが、平日のみ女性も準会員としてプレーができるのである。

 もともとこのゴルフクラブはプラーベートクラブであるのだから、そこで勝手に規約を作ったとしても外部から文句を言われる筋合いはない。このゴルフクラブからすれば、なんだかいきなりの鉄砲水だろう。面倒くさいオリンピック会場を頼まれるわ、その期間中は会員はプレーできないので減収になるわ、しかも規約を見直せと文句を言われるわでとんだ災難である。

お願い

2017年02月18日 06時07分18秒 | 日記

 最近、受診される患者さんで保険証を持参されない方が時々いらっしゃいます。月に1度の確認が必要なのですが、月に1度ということでお忘れになるかたも多いようです。時に急に保険証が切り替えになるかたもあります。負担割合が変更になると自己負担分を多くいただいてしまうこともありますので、くれぐれも毎回医療機関にこられるときは保険証をご持参ください。
 それから新患さんにお願いなのですが、他院からお薬を受けていらっしゃる場合は必ずお薬そのものか、お薬手帳などをご持参ください。こちらからお出しする薬と重複したり、併せて一緒に服用したりできないお薬もあります。確認するうえで重要な情報になりますのでよろしくお願いいたします。

風聞 その2

2017年02月17日 06時24分05秒 | 日記
 この民間療法(にもならない)がなぜか少し流行っているらしい。まあネットでの情報は今更ながらにいい加減なものも多く、ネットやTVは信用しない方がいいだろう。でも何やらTVでやられると波及効果は高く、多くの人は信用してしまうのである。怖いなーと思うし面倒くさいと思うのである。

 この方法ではないが、時々患者さんの中にはいい加減な民間療法に固執し、外来で「こんな方法やっているんですよ」と自慢げに言う人がいる。
 「う~ん、効果はどうかなぁ?やめたほうがいいですよ」といっても「でも、先生これで身体の調子がよくなっているんですよ・・」と返されるとこちらも返答に窮する。
 (あっそ毒にも薬にもならないからまっいいかぁ、好きにしたら?わしゃ知らん)と心で思いつつも「そうですか・・・」と絶句して終わりになる。

 ま~一応の医療関係者である自分の言葉よりも、TVのほうを信用されるので正直自分はがっかりするのである。
 しまいには逆に「健康にいいので先生もやってみたら」と勧められることも・・・。自分に信用がないのは不徳の致すところか? というか自分は医者として見られていないのかも。トホホ(泣)。

風聞 その1

2017年02月16日 05時39分47秒 | 日記
 TVやネットでの話題である。水1Lに塩10gとレモン1個を絞って混ぜ、それを20分以内に飲み干すと、下痢が徐々におこって腸内洗浄ができそれがデトックス効果があってとても健康によいのだとか・・・。

 まったくの嘘である。1日の必要塩分摂取量を越えているし、またこれがデトックス効果(この言葉自体も疑わしいものがあるが)もなく、また血圧にもよくない。

 水1Lに10gという濃度は1%溶液である。これはパスタを茹でるときの塩分濃度で結構濃い。熱中症の時に飲用するOS-1でさえも水1Lあたりに塩分は3g程度である。
 しかもこの怪しげな塩分濃度の濃い溶液が腸管に入ると浸透圧が高いので体内から腸管内に水が移動してそれで腸内水分量が増えて下痢するのである。しかし当然その分体液量は減るので脱水を助長する。こんなレジメの溶液がなぜ健康によいのか情報源を確認したいものだ。

 どだい何がどうなると「健康というもの」がよくなるのかその評価の指標はなんなのか?

松野莉奈さん 急死

2017年02月15日 06時01分17秒 | 日記
 18歳のアイドル松野莉奈さんが2月8日未明に急死したとのこと。もちろん自分は彼女のことは知らない。ニュースによると数日前までは家族旅行にもいったし元気に仕事をしていた。
 亡くなる前日に「体調不良を訴え医療機関を受診した」とのこと。
 これだけの情報であるが、死因はたぶん致死性不整脈である。脳血管疾患であれば、めまいや頭痛や片麻痺やらのなんらかの神経学的な症状があり、今の東京の医療情勢であれば「じゃあ、今頭部CTやりましょう」ということになる。そうなれば診断はすぐにつく。
 そのまま帰宅し翌朝の心肺停止なら、劇症型心筋炎も考えなくはないが、致死性不整脈、特にTorsade de Pointesかブルガダ症候群であろう(ブルガダは9割は男性というが・・・)。
 非発作時でも心電図をとっていれば特徴的な波形(Saddle backやCove)が出ていてもおかしくはない。 

 これは手元にAEDがあれば救命できるはずである。AEDで切り抜けてペースメーカをいれていれば彼女は天寿を全うできたのにと思うのであるが。
 ただ通常の一般宅にAEDなんてないですけどね~。

最近のギャグ?

2017年02月14日 06時00分41秒 | 日記
 以前から時に遭遇する勘違いである。昔、TVでガスター10(テン)(10mg)が良く宣伝されていた。そのため患者さんは、時々「ガスターテン出してください」と希望されることがあった。
 つい最近も「胃薬は・・・え~っとそうですね~ガスターテン下さい」と希望されてきたので、ガスター(20mg)を処方した。すると院外薬局から患者さんが電話をクリニックにかけてきた。
 「ガスターテンを自分は希望したのにガスターという薬に変わっている。頼んだ薬と違うじゃないか」と・・・・・。
 とんとお目にかかれなかったが最近またこのギャグにお目にかかる機会があった。(ごめんなさい、患者さんは真剣なんでしょうけどこちらにはギャグとしか・・・)

 やはりネーミングが良くないんでしょうね。用量(10mg)をそのまま薬品名の後ろにくっつけたら、それも含めて薬品名になってしまうので患者さんは別の薬と勘違いされています。
 以前は同じ薬であり問題ないことなどを説明していた。でもやっぱり患者さんは自分が最初に希望した薬の方がいいという方も多いので、今では「あ そうですか、じゃあそのガスター(テン10mg)にしておきます」とのみいうことにしている。その方が話は早い。
 なんかなぁ~。

先日の健診受診

2017年02月13日 06時35分28秒 | 日記
 区の医師会員を対象にこの2月健診が行われている。自分はすでこの前受診した。
 とりあえず高脂血症や貧血や糖尿病などはない。しかし心電図では完全右脚ブロック(これは治療の必要性はない)とBMIは許容範囲であったが標準体重より今回は2kgオーバーしていた。残念。
 それから最近やや血圧が高くなることもあるので、健診センターで血圧を測定するであろう約5分前くらいから過呼吸をはじめた。過呼吸にすると血圧はさがるのである。
 さてそれで血圧をはかったらなんと高めに出た。
「あれ先生、普段少し血圧高めですか?」と言われたが「後でもう一度測りましょう」ということ5分後再測定。
 さてその間も看護師に見つからないように過呼吸を続けた(情けない奴だが)。すると何だか目まいがして目の前が時々くらくなるのだ。当たり前である。
 血圧測定したらこんどは低めに出た。「先生、ご気分でも悪いですか?」と聞かれて、「あっ、いっ、いやっ大丈夫です」と取り繕った。やっぱり策を弄することはよくない・・・。

 いつも外来患者さんに「採血する数日前からお酒を抜いたり食事を減らしたりして、検査値を微調整しようとしてもだめですよ。普段の時のデータを見るのが重要なんですから」と言っているわりに、自分も同じことをしている。
 ああ馬鹿な自分・・・。

連日の風邪~インフルエンザ猛威 その2

2017年02月10日 06時08分31秒 | 日記
 過去大学病院勤務時代は1度たりともインフルエンザや風邪にかかったことはなかった。少し軽い風邪はひいたかもしれないが、ほとんど記憶にないのである。
 ところが開業して10年になるが、毎年風邪をひいているのである。大学病院時代は「風邪の診療」なんてしていなかったのであるが、開業してから冬の季節は毎日風邪の患者さんが沢山くるのである。やっぱりつねにインフルエンザや風邪のウイルスに曝露された状態なので罹患リスクが高くなるのだと実感している。
 ウイルス対応ではないが空気清浄機や空調もガンガン効かせて、マスクもきちんとしているのに罹患するのは、相当量のウイルスを「鼻綿棒の検査」をするときに患者さんから被ってしまうのであろう。

 そんな話を、風邪を引きながら昔の同僚に話をしたら、一言・・・「ただ歳とって体力が落ちただけでしょ?」と言われた。そーいえばそーかなぁ~。(爆)