吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

街角あるある その3

2017年09月30日 06時18分06秒 | 日記

●ようやく対向者とすれ違うことができる狭い都区内の歩道をジョギングしていて、イラッとするもの


「3人グループでのおばさま達の歩行」 
(必ず三人並列になって歩く法則。「二人並列+一人単独歩行」はありえない)
 対向歩行者はすれ違えないけど、自分たちのお話に夢中で気が付かない。

 男性グループでは「3人並列歩行」はほとんど見かけない。なぜか女性に多い。「おばさま達」を「女子中高生の下校時」とも読み替えられる。特段「女性蔑視」の意味ではない。

ヘンリー王子の彼女

2017年09月29日 06時42分38秒 | 日記
 イギリス王室のヘンリー王子の恋愛事情が報道された。
 アメリカのモデル(女優?)で年上、バツイチ女性と一緒に公務にも出席していると。
 王子が設立した車いすテニスの大会か何かに一緒に出席して選手と談笑していた。
 皇室の中では「彼女はロイヤルファミリーには不適当」ともっぱらの評価であったが、最近その評価が変わってきたらしい。
 というのはこのヘンリー王子は結構「やんちゃ」なんだと、某女性皇室ジャーナリストとやらが言っていた。

 ところで皇室ジャーナリストっていう職業も職業として成り立つんだからすごい世の中である。
 さてその王子だがそのやんちゃぶりがこの年上彼女の存在によって「大人しく公務に邁進するようになった」のだと。

 日本人の皇室感覚からすればなんだか不思議な感覚である。日本人の皇室ではこんなスキャンダルはないし、もともとヤンチャで公務に邁進しない皇族はいない。日本の皇室は誠実で勤勉なのである。

 一方、歴史がある割に英国の皇室はなんだか随分「ズブズブ」な印象である。それを日本の「英国皇室ジャーナリスト」とやらが平気な顔して「ヤンチャが治ったのでね」と皇室の人をつかまえて訳知り顔で言い切れるのもなにやら胡散臭すぎる。
 なんだか威厳も何もあったもんじゃない。

蝙蝠?

2017年09月28日 05時57分09秒 | 日記
 何だか衆院選を前にしてまた小池さんがきな臭い動きをしている。希望の党という国政政党を立ち上げて党首になった。
 今回、面白かったのは都議会公明党の東村氏の「小池さんには裏切られた」というコメントである。
 でも裏切るも何も小池さんが都知事になった時に、都議会自民党側から離れて(裏切って)小池さん側についたのは都議会公明党である。

 知事選に際し自民党側からの推薦で候補者(増田さん)が出たが、それに反して同じ自民党から小池さんが(勝手に)出馬した。
 自民党本部は「小池側を応援した自民党員、家族、関係者はすべて処罰する」という触書までだして小池知事の実現を阻止しようとまでした。自民では国政と都政の自民1本化を目指したのである。

 しかしなんともflexibilityがあると言うかidentityがないというか、国政では自民党べったりの公明党が、都議会では反自民となって小池側についているである。変でしょ?

「知事与党」などと言う言葉もあるが「常にその時の強い側(与党)の味方です」ということである。あまり「弱きを助け強きをくじく」日本人的感覚ではない。

 まあ、でも政治の世界なのでそれもよかろう。しかしそれなら「裏切られた思いです」などという女々しい言葉はいただけない。
 都議会自民党を裏切ってきたのだから、今度は自分たちが裏切られてもしょうがないでしょう・・・くらいの度量が政治家ならほしいのであるが。

街角あるある その2

2017年09月27日 05時59分17秒 | 日記

●ようやく対向者とすれ違うことができる狭い都区内の歩道をジョギングしていて、イラッとするもの

「並列型バギーに乗せた双子の乳幼児を前面に押し出すように見せて『どうよ、この子たち可愛いでしょう?』と言わんばかりの母親のドヤ顔」

 (ドヤ顔する前にバギーをどちらかに寄せてすれ違うことのできる空間を作ってよ・・・。)

日本語の難しさ その3

2017年09月25日 06時38分05秒 | 日記
 かといって、お待たせした患者さんに、何も声をかけずに「じゃあ、はい、息を吸って~」といきなり検査を開始するのも気が引ける。どうしたものか迷う時もあるのだが、「お待たせしました」の声がけで検査終了したものと勘違いする患者さんは年間1~2人なので、このまま今後も声掛けはするつもりである。でも時々「お待たせしました」と声をかける直前、ちょっとドキドキするのである。

 そして実はこの逆バージョンもあるのである。それはレントゲン照射ボタンをおして「はい、終わり~」と声がけするのであるが、これでも身体を動かさずじっとカセットの前から動かない方が、やはり年間1~2名いるのである。
 どうも「ハイ終わり」という言葉が軽すぎるのか、検査が終了していないと思って動かないのである。

 そこで追加で「ハイ、終わりですよ・・・はい息してもいいですよ」と声掛けしてようやく「ぷ、はぁ~・・・」といかにも苦しそうな呼気を吐き出して終了してくれるのである。

 いやはや、いつも思うのであるが日本語って難しいのかなーと感じるのである。

日本語の難しさ その2

2017年09月22日 06時02分03秒 | 日記
 患者さんの身体をX線のカセットの前に立たせて照射の位置決めをしてもらってから、自分がスタッフに呼ばれてレントゲン室まで到着するまで数十秒かかることもある(その時間は他の患者さんの診察中で手が離せない時である)。

 もちろん診察室からレントゲン室までは距離的には遠くないのであるが、時に1分弱ほどお待ち頂いてしまうこともある。でもほとんどすべての人はそのまま待っていてくれる。

 ところが少しお待たせしてしまった患者さんには「はい、お待たせしました~」と必ず声掛けをしているのであるのだが、この時の「お待たせしました」を検査が終わった声掛けと勘違いされて、カセットから体を離し着替えようとすることがあるのである。

 「あっ、すみません、まだ終わっていません。これからですので」とお詫びをして、また身体の位置決めからやり直しになる。
 なので、この「はい、お待たせしました~」という声掛けは要注意なのである。

日本語の難しさ その1

2017年09月21日 06時01分10秒 | 日記
 8月に長寿健診も開始になり胸部X線を取る機会も増えてきた。放射線技師のいないクリニックはどこもそうであろうが、レントゲン照射は医師がしなくてはならない。

 しかしその前の身体の位置セッティングや器械への患者データ打ち込みなどはスタッフに任せ、最後照射ボタンを押す段階で自分が呼ばれてレントゲン室まで駆けつけボタンを押すことになる(もちろんその間自分は別の患者診察をしているわけである)。

 さてレントゲン室に駆け付け照射ボタンを片手に「はい、それでは大きく息を吸って~、そこで息を止めて~、(ガシャ(照射ボタンの音))、はい、おわり~」というセリフをもってしてX線検査が終わるという流れなのである。

 ところが年に1人は必ずいるこの「流れに乗ってくれない」患者さんがいるのである・・・。(必ずしもいつも同じ患者さんというわけではないし、ご高齢の方に多いというわけでもない)
 特に忙しいときは、この流れに乗ってくれないとちょっと「ん?」となってしまうのである・・・。

言い訳の難しさ その4

2017年09月20日 05時48分41秒 | 日記
 新電子カルテを導入して約1か月になるが、細かいところでも以前のバージョンでできたことができなくなっているのに気が付いた。
 当初の契約前になされた新機能追加、削除の説明の中にはなかった項目である。これもサポート電話に聞いたら、さも当たり前のような口調で、しかもあの人を小馬鹿にしたような「セキュリティ強化のためにその機能は削除されました」とか「電子カルテシステム上の問題でできません」とかマニュアル返事をしてくるのである(なんだかQ&Aマニュアルでもある様子か?)。

 前できたことができなくなるのは困るので何とかしてほしいとお願いすると、「お客様のご要望はシステム担当部署に報告しておきます」だって・・・。
 それで幕引きを図ろうとしたので、「ちょっとまって自分はそちらの次期バージョンアップのお手伝いするために要望をしているんじゃなくて、今、今日からの機能の回復をお願いしているの」と言ってやった。

 なんだかすべてQ&Aマニュアルかなんかで対応されているようなのでいい気がしないのである。でも絶対、俺、向こうの社内ではクレーマーにされてるんだろうなぁ~。

言い訳の難しさ その3

2017年09月19日 06時29分21秒 | 日記
 導入し10年たった時点で電子カルテ会社が「今後サポートしない」と言い出した。
 つまり新しいバージョンに入れ換えなさいと言う戦略なのである。数百万単位の買い物である。
 新しい電子カルテが以前より機能が悪くなったり、使い勝手が悪くなるのは当然許せない。
 でもその許せないことがいくつか起こったのである。十分、契約する前に確認した。でもいくつか不都合が出てきたので改善要求をだした。

 ところが向こうも「セキュリティの問題で・・・」とか「システム上の問題で出来かねます」などと、旧バージョンで可能であった機能ができないと言い出したので、なかばゴリ押しみたいに機能を回復させた。当たり前の話である。
 でもかなり抵抗された。もしかしたら恫喝(まあ結構どなったりしたけど)にもとられたかもしれないし、きっと嫌われたであろう。おそらくクレーマーとしてブラックリストに載ったであろう。
 でもこれでこちらが何も言わなければ、完全に消費者を無視した「殿様商売」のままである。

 とにかく旧バージョンより機能が低下して使い勝手も悪くしておきながら「新らしいバージョンです。旧バージョン同様の費用で数百万かかります」って平気な顔して言うのが許せなかった。

言い訳の難しさ その2

2017年09月16日 06時03分53秒 | 日記
 たぶんそのサポート電話の女性も素人なんだろう。どうもマニュアルの棒読みなのである。しかもそのマニュアルの言葉の使い方も変なのである。
 おそらく「お客様のIPアドレスは不正に取得されています」という失礼な言葉は和訳されたモノなんだろうと感じた。たぶん「不正に」というのは原文は「incorrectly」だろうと想像した。それを「不正に」と訳されたんじゃあ、まるで原文が「illegally(違法に)」とでもかいてあったんじゃないかと勘ぐった。

 ところが最近、英辞書で確認したのだが、どうもPCのパラメータ設定間違いで実行できない状態の時にこの「illegal」という単語を使うようであるとはじめて知った。

 ということはこのインターネット黎明期の英字マニュアルを日本人が訳した際、「違法に、不法に」という悪い意味に用いる「不正に」と訳してしまったことが間違いの始まりだったのである。
 
 意図しないただのPC設定の間違いを「不正に」と直訳したのも如何なものか。気を利かせて意訳し「設定違い」とでも言ってくれればよかった。

 でもあの時のサポート電話の女性はその後の指示で、こちらには存在もしない「ネットワーク管理者に聞け」と電話を切ってしまったのであるからその後、自分はギブアップせざるを得なかったのである。

言い訳の難しさ その1

2017年09月15日 06時42分17秒 | 日記
 大昔の話である。インターネットが普及し始めた頃は回線が中々つながらなくて困った。
 特に初期導入の時のPC設定も難しかった。つなぎ方がよくわからないのでサポート電話に連絡するのであるが、これがまたほとんど話し中でつながらない。

 やっとつながって状況を話した。すると電話口の女性はこちらの質問に対して、どうも手元のマニュアルをめくっている様子なのである。まあ黎明期なので彼女も「素人」のようなものだったのかもしれない。
 そしていろいろ質疑応答がなされたあと、彼女は「はい・・・お客様のIPアドレスは『不正』に取得されています」と言い出した。
 なんのことかわからない。こちらは正規に申し込みをして正規の手続きを踏んで回線をつなげようとしているのである。
 なにも悪いことしていない。しかし「不正に取得されています」の一点張りなのである。

 しまいにこちらも困惑して「自分は不正な事は何一つしてません。とにかくつないでください」といったのだが、話が一向に進まないのである。
 最後には「そちらのネットワーク管理者にご確認ください」だって・・。
 自宅のパソコンでありネットワークなんか組んでいない。管理者もいない。
 もう訳が分からないのでそのプロバイダーはすぐに解約した。大損だった。なかば詐欺にあったみたいだった。

責任の取り方 その2

2017年09月14日 05時44分00秒 | 日記
 街頭インタビューでも、不倫騒動1発で皆、口を揃えて言うのだが(あるいは同じ意見だけ集めて放映しているのかもしれないが)「まあ 辞職はやむなし」とかステレオタイプで言っている。

 現在のその人の業績はなどはまったく考慮されず、やめたことによる社会の損失にも話は及ばず「問答無用でクビ」になるのである。特にインタビューでは女性が厳しい意見を言う。「とんでもない。絶対に許せない。さっさと世の中からいなくなれ」くらいの勢いである。

 不倫には刑事罰はないが社会的道徳による規制のほうが勝り、その規範をあてはめた結果の引責辞任である。そしてそのことにより時に社会的な損失が結果的にみられることもある。
 別に不倫を容認しているのではないが、最近では特にその扱いが厳しくなりすぎていないかと感じるのである。
 
 男女間のことは私的なことである。当事者二人にしか分からないこともある。そこに社会が入り込んでその人の社会的地位を抹殺しようとしているのではないかとも感じる。
 男と女である。この期に及んで一線を越えていないことはない。でも越えたかどうかの証拠はないのだから本人が越えていないというのであれば疑惑の域である。その疑惑だけで辞任する(させられる)のは厳しすぎないかと思うのである。なんだかマスコミ主導の人民裁判みたいだ。

責任の取り方 その1

2017年09月13日 05時55分51秒 | 日記
 最近、民進党の山尾議員が不倫疑惑で離党した。直前までは次期幹事長であったのだが、一転して次期幹事長どころか党をクビになったのである。

 原因は不倫疑惑である。会見では「不倫はない」「一線は越えていない」とのべたが周囲を騒がせた、迷惑をかけたので離党すると・・・。記者からは「潔白ならなぜ離党するのか?」と追及されたのである。

 まーしかしながら、言っては何だけどマスコミも分かっているくせに野暮である。「一線は越えていないが離党する」と言ったら、離党するんだから一線は越えているという裏の意味を読んでもいいと思うのだが。
 それでも自分の口から「越えました」って、最後まで言わせようという執念はまさに死者に鞭打つ感じである。武士の情けもなにもない。

 それにしても芸能界も政界もいつから不倫で即クビになったのだろう? TVでコメンテーターの一人が言っていたが、不倫に刑事罰はない。
 不倫で即クビというのは、その人の職務の重さや辞任することによる組織の損失を考慮すると不合理な処分ではないかと言っていた。
 山尾議員については知らないが、有能な議員や重責を担うポジションの人の失脚は社会的損失の方が大きいと考える。

中国人の立礼の波紋 その5

2017年09月12日 06時45分37秒 | 日記
 自分は小児科でもないし、ちょっと重大な疾患の可能性もあるので小児科へ今からいって診断してもらってくださいと告げた。

 ところがいきなりその通訳の中国人は「え、え? 何? なんで診れないのよ、ここでうちの子をいつも診てるでしょ。なぜ今日は診ないのよぉ!! どうして! 何故よ! 薬だしてよ!」とまくしたてられた。
 「重大な疾患の可能性」「小児科専門医がよい」というこちらの理由がまったく理解されていないのである。
 なんだかいかにも「意地悪」をして今回は診療しないよう物言いなのである。

 彼の言葉の壁、理解力などもあるかもしれない。でも他の中国の患者さんにも共通するのであるが、言葉が不自由で喋れなくとも、とにかく中国の方は自分の主張をきっちりする傾向があるように思える。

 時に大声の中国語でまくしたてられて、何を言っているのかよくわからないのであるが面倒なのでついつい相手の要望を受け入れてしまうこともあるのだ。まあマナーと言うか国民性なのかもしれない。
 外来診察ではついつい戦々恐々としてしまうのである。