でも救急車に連絡するといっても、電話の主が埼玉なので、埼玉の自治体消防が巣鴨まで来れるはずもなく、また現場を確認している者もいなければ都内での救急車の出場も難しい。安否確認なら警察かもしれないが、もし病気で倒れているなら手遅れになるかもしれない・・・などと頭をめぐらせたら、やっぱり行くのは自分しかないという結論に到達した。
でもなんか自分が遠隔地からの、しかも会ったこともない人から指示で動かされるというのもちょっと納得できないような気もした。これはもしかしたら「新手の電話詐欺かも?」などとも思ってしまった。でもしょうがない。
寒い日の夕方で雨が降っている。傘をさしてその患者さんのお店に急いだのである。
お店は電気が消えて営業していないようであった。鍵はかかっていなかったのでおそるおそるドアを開けてその方の名前を呼んだのである。
でもなんか自分が遠隔地からの、しかも会ったこともない人から指示で動かされるというのもちょっと納得できないような気もした。これはもしかしたら「新手の電話詐欺かも?」などとも思ってしまった。でもしょうがない。
寒い日の夕方で雨が降っている。傘をさしてその患者さんのお店に急いだのである。
お店は電気が消えて営業していないようであった。鍵はかかっていなかったのでおそるおそるドアを開けてその方の名前を呼んだのである。