吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

5歳未満のマスク着用是非

2020年08月31日 06時18分38秒 | 日記
 最近、WHOからのアナウンスメントであるが「5歳未満はクラスターになりにくい」「マスク付けても嫌がってはずしてしまう」という理由から「5歳未満のマスク着用はいらない」と発表された。
 しかし日本では幼稚園や保育園がある。そこでクラスターになる可能性は極めて高いのである。また「つけてもどうせはずしてしまう」という理由は医学的エビデンスではない。嫌がってはずしてしまうのがOKなら、やりたくない人はしなくていいという理論になる。
 こんなWHOのアナウンスメントは信用に値しない。大体、このコロナ事件から某国に偏った発言やら某国に遠慮して緊急事態宣言も控えたりで極めていい加減である。WHOなど脱退して新たなる団体を作ろうというトランプの戯言もあながち荒唐無稽ではなさそうである。

安倍首相辞意表明

2020年08月29日 05時56分01秒 | 日記
 歴代最長の政権を樹立したが病には勝てなかった。次が誰になるんだろう? 今はまずコロナを収束させてくれるような人がいいが、コロナ収束についてはだれがやっても結果は変わらないかもしれない。コロナはもしかしたら抑え込むのは難しいような気がする。ワクチンだってどのくらい有効なのか疑わしい。治療薬も特効薬はなさそうである。しかも一番怖いのが空気感染よりも厄介なようである。空気感染は環境に落ちたら感染力はなくなる。でもコロナは環境に最大1週間は感染力を持って居続ける。感染力をトータルでみるとコロナのほうが伝播力は強いと思うのだが。明治時代のスペイン風邪は薬やワクチンがない時代であり、抵抗力のない者は自然淘汰された。新型コロナも感染したら、死ぬ人は死んで、生き残れる人だけが残るような感じだ。

常識?非常識?その4

2020年08月28日 06時02分38秒 | 日記
 外で立ち話を近い距離で続けている女性2人の光景はよく見かける。話に夢中になると声は大きくなるしマスクもずれてくる。結局「三密」違反なのであるが、「三密」という言葉だからよくわからない。何がどうだったっけ?ということになる。
「三密」と言う言葉はやめて「シユウ・キン・ペイ」はダメと覚えてほしい。

「シユウ(集):大人数がまること」
「キン(近) い距離にいること」
「ペイ(閉) 鎖空間にすること」

・・・この方がよっぽど覚えやすいと思うのだが。え? ちょっと問題がある危ない覚え方だって? いや抑止力があるほうがいいって。

常識?非常識?その3

2020年08月27日 05時54分12秒 | 日記
 そして別の話。大昔、ある病院当直で若い女性の腹痛患者。このような場合は必ず婦人科的な既往歴も確認する。
   「・・・過去、何か婦人科的疾患とか? あと妊娠歴とかありますか?」 
 患者「えっ妊娠? 1回もありません!」 
 私「では何かお腹の手術とかしたことは?」 
 患者「ありません。でもお腹というか婦人科の処置あります」 
 私「それ何ですか?」 
 患者「堕したことが2回あります」 
 私「・・・・・??? ええっと、さっき妊娠はしてないって言いましたよね?」 
 患者「え? だって堕したら妊娠してないでしょ?」

 もうすでに私の思考回路は完全にスパークしていた。ま これはうそつきと言うよりも、こちらの仕事に対する意欲を完全に破壊させる「若い女性の勘違いテロ攻撃」なんだろうけど。


常識?非常識?その2

2020年08月26日 06時14分29秒 | 日記
 ソーシャルディスタンスを保たない女性2人の立ち話を見ているとたぶん危険なのは分かっているんだろうけど没頭しすぎてこうなるんだろうなあと思う。おそらく2人の意識の中には危険行為をしたという意識はないだろう。すると「私たちは何もしていない」と言うことになる。だから時に女性の話は信用できない・・・って言うとやれセクハラだとか女性蔑視だとか言われそうだが、でも自分の経験なのだからもうしょうがない。
 過去にあった笑い話というか、こっちにしてみれば「怒り話」。
 わかい独身女性の腹痛、嘔気嘔吐の患者さん。診察してもどこも異常所見はない。問診しても疑わせるような疾患はない。最後に「妊娠の可能性はないですよね?」ときいたらきっぱりと「ないです!(そんなの失礼よという表情)」 でもなんか変な予感したので「ま とりあえず婦人科行ったらどうですか」と勧めた(目一杯嫌な表情されたが)。
 で、後日しばらくしてからその女性に母親が付き添って再来。「赤飯」をお土産にもらった。「先生、ありがとうございます。婦人科行ったら妊娠しているそうで、急遽娘は結婚が決まりました」ですって・・・。
 私は「あ、あっ、そうなんですか・・・はぁ、おめでとうございます」としか言えなかった。
 やっぱ女性はうそつきだ。でもあの時、腹部レントゲン検査しなくてよかった。
 あ~危ない所だった。だから若い女性の腹痛は嫌だっての。

常識?非常識?その1の続き

2020年08月25日 06時03分51秒 | 日記
 時々街で見かける。どうも知り合い同士が道でばったり出会った場合の立ち話である。「あらー、元気? どうしてたの~」で会話が始まるようなやつだ。話が進んでくるとお互いの距離は密着気味になり声は大きくなるし、相槌を求めるよう相手の体にも話の合間に触れてくる。次第に勢いマスクは(最近マスクだけはちゃんとしているが)顔からずれてきて鼻孔はむきだしに露出してくる。これを三密の一つと言わずして何なのであろうか。これで感染しても集団ではないためクラスターにならないので感染経路が追尾できない。
 「だって夜の街に飲みにも行ってないし、満員電車もないしランチだって行っていないし」と言われたら、じゃあソーシャルディスタンスはどうですか?と、そこまで聞かないとわからないのかもしれない。
 このお互い密着して会話に没頭する様を、昔はよく「女性の井戸端会議」と言われていた。今でも女性の活力源は「お喋り」だそうだ。SNSのない時代はこれが情報収集と同時にストレス発散の重要なものであったのだろう。でも今はダメである。


常識?非常識?その1

2020年08月24日 06時03分33秒 | 日記
 他のクリニックでコロナPCR検査で陽性になった若い女性の話。そこの医師は問診で「夜の街で飲み会しませんでしたか? 三密はなかったですか? 周りに陽性者がいて濃厚接触しませんでしたか?」と念を押して聴いたそうである。「全く何もない!」とその若い女性の熱発患者さんは完全否定されたそうです。
 でもなんか変な予感がしたので「本当に何もないですか? 近い距離で15分以上友人とおしゃべりもしてませんよね?」と聞いたら、さも当然のような口ぶりで
「あら、それはあるわよ、ランチ・・・お友達といきましたけど。でも夜の街ではないのでそれはいいんでしょ?」ですって。
 唖然。でPCR検査を依頼した。そして後日その結果は陽性と出たんだそうだ。まったく。この期に及んで三密がわからないみたい。

きちんと見れば情報は正確に

2020年08月22日 06時09分15秒 | 日記
 この前の話である。某高校の養護の先生から電話で野球部の生徒が練習中「硬球が目に当たって切れて出血している」とのこと。それで都立O病院、都立T病院、某大学病院に電話をかけたけどみんな断られたと?? それで困っていろいろ探してうちに電話したとのことであった。とりあえず診てみないことにはわからんので来院させた。みると眼の打撲などない(誰にでもわかるくらい)。当然眼球破裂や眼窩底骨折もありえない。眼の下の頬骨あたりの皮膚が1cm程度ぱっくり割れているだけ。腫れも出血もほとんどない。縫合して、念のためレントゲン撮ってそれで終わり。これ、たぶんいろいろ断られたのは電話で「ボールぶつけて眼から出血している」とか言ったんじゃないの?と思った。となると病院受付は眼科と形成外科が同時に対応できないということで断られたのだと思う。まずはきちんと傷の程度をしっかりみて正確に伝えれば、どこにも断られなかったと思うのであるが。結果的に外科研修医1年目が「あ 縫合処置ができる」と歓迎される傷でした。軽く済んだのでよかったが、大山鳴動して鼠一匹・・・と言う感じ。

「ドーナツで窒息死」特養あずみの里事件 介助の准看護師、逆転無罪 その3

2020年08月21日 06時03分59秒 | 日記
 特養と言う施設は重篤な病気を抱えた高齢者が入居するところである。介護度で言えば4~5の重症なものでなければ入居できない。現在入居するまで200人待ちなどという施設も聞く。しかも医療機関ではないので医療行為はここでは行えない。つまり医療の継続が必要な状態ではあるが医療機関ではない収容施設である。そのような重症な状態の入居者がほとんどであるので、いつ何が起こってもおかしくない。そこで急変にきちんとした対応は難しいのである。自宅で家族が見切れないような高齢の方の生活上のお世話をしてくれるところである。職員に対し些細なことに刑事罰を加えたならだれも仕事しなくなる。

「ドーナツで窒息死」特養あずみの里事件 介助の准看護師、逆転無罪 その2

2020年08月20日 06時33分29秒 | 日記
 大分以前にこの事故による地裁判決(有罪)について記した。今回高裁の判決では逆転無罪となり一安心した。これがもし自宅で起こった事故なら家族等は不問に処される。しかし特養で起こると関係者に刑事罰が下るという図式が理解できない。その点については過去に記したので詳細は省く。ご遺体に対して死後のCTスキャン検査などで死因特定するAIという手段もあるが本件では行われていない。つまり当初から死因は不明なのである。それを裁判で争って誰かに原因をおしつけるのは科学ではない。もし科学ではないところで有罪になれば誰も特養で働かなくなる。些細なことでも何か入居所に起これば次は自分が罪に問われるんじゃないかと戦々恐々になる。そうなれば介護業界が破綻することになる。これで終わりになってほしい。

「ドーナツで窒息死」特養あずみの里事件 介助の准看護師、逆転無罪 その1

2020年08月19日 06時08分54秒 | 日記
7/28(火) 15:15配信 弁護士ドットコム
 長野県安曇野市の特別養護老人ホーム「あずみの里」で2013年、入所者の女性(当時85歳)がおやつを喉に詰まらせ亡くなったとされる事件で、介助中に十分な注意を払わなかったなどとして、業務上過失致死罪に問われた准看護師の山口けさえ被告人の控訴審判決が7月28日、東京高裁であった。
 大熊一之裁判長は7月28日、罰金20万円の有罪判決とした一審判決を破棄し、無罪を言い渡した。 事件の争点は 一審・長野地裁松本支部は、女性の死因はドーナツを詰まらせたことによる窒息と認定。注視義務違反は認めなかったが、約1週間前に窒息防止などのため女性の間食をゼリー状のものに変更していたことなどから、間食の形態を確認して事故を防止すべき義務があったとして、求刑通り罰金20万円の有罪判決を言い渡した。
 控訴審の争点は、(1)女性の死因は、ドーナツによる窒息か、(2)ゼリーではなくドーナツを配ったことが「過失」と言えるか、だった。 弁護側は、山口さんに過失はなく、死因はドーナツによる窒息ではなく脳梗塞によるものなどと主張していた。

またまたお役所仕事 その3

2020年08月18日 05時58分49秒 | 日記
 以前は向こうのミスなのに、こちらがすべて日程間違えたとし書類も全部書き直せと「冤罪」を受けた。そこで今回もまた何だか書き直しさせられるのではないか、また冤罪にされないまでもそうさせられたらなんとも不愉快である。
 そこで「今回は延期なのだから前に提出した書類のままで書き直しはないですよね?」と聞いた。すると事務員、「はい、前の提出書類をそのまま流用いたしますので再度の書類作成の依頼はありません」とはっきり言った。確かに「はっきり」言った。
 そしてそれから2か月たった。その高校から郵便が届いた。開けてみると「きっちり」書き直し用の承諾書、口座振り込み書と返信用封筒が同封されていた。本当に「きちん」とした仕事をしている。まったくいい加減である。だから「お役所仕事」ってこのような仕事だと言われるんですよね。
 それにしてもこんな無駄な仕事増やすから忙しいんでしょう? あるいは事務職の採用枠を確保するために無用な仕事を作っているんですかね?

またまたお役所仕事 その2

2020年08月17日 06時01分00秒 | 日記
 ここまでひどくはないが似たような話。やはり同じ高校からの健診依頼である。そして承諾書と銀行口座振り込み用紙を書いて提出した。
 ところが以後コロナ騒動でこの4月の健診が中止になった。これはこれで不可抗力なのでしょうがない。で、その後、その高校事務から電話があり4月健診が中止になったが8月に延期し変更と言うことでお願いしたいと連絡があった。8月のスケジュール的にも空いているので延期の件をOKした。
 ところが・・・さてここでちょっと不安になった。いくらなんでも、もう二度と事務員が日付を間違うようなことはないだろうと思う(ま それも信用してないけど)。でも以前も事務員が間違えたくせに「(吉田が)日付を間違えたので書類全部書き直せ」と言ってきた前科がある。
 今回も日付が変更になったということで面倒くさい承諾書やら銀行振込用紙を再度書かされるんじゃないかと心配になった。

またまたお役所仕事 その1

2020年08月15日 05時45分32秒 | 日記
 大昔、某高校事務から健診依頼があった。予定スケジュールをみたら空いているのでOK出した。そして後日送られてきた関係書類にも署名捺印して送り返した。

 しばらくして昼間往診をしている最中に携帯電話が鳴った。
「先生今日は健診なんですけどまだお越し頂けていないようですが・・・」と。ええっ?
 確認したら明日のはずである。これは高校の事務員のミスである。しようがない、あわてて飛んで行って、他の先生方の冷ややかな目線の中で「すみません・・」と自分が謝るはめになった。健診業務終了後も特段事務員から謝罪も何もない。午後の診療があるので慌てて帰宅したので、今回は「吉田が健診日を間違えて遅刻した」ということで片付けられたのであろう。
 そして後日談だが、そのあと高校事務からの電話である。「業務委託承諾書の日付が間違ってますので再度、署名、捺印して書類出してください」だって。いかにもこちらのミスのような言い方だったのでキレた。「そちらのミスでしょ。そちらで処理して下さい」といって電話を切った。


本日診療再開

2020年08月14日 06時33分54秒 | 日記
 当院の夏期休暇は昨日終了しました。
 今夏の休診中は、コロナ禍による東京都民県外移動自粛要請のため、どこにもいけませんでした。とりあえず登山の計画も立てて予約もいれていたのですが、県をまたぐ移動の自粛もあり、また移動先で都民とみられると白い目で見られる・・・などと聞いたので、すべての予定をキャンセルいたしました。
 確かに自分は接待を伴う飲食店や友人と15分以上にわたる会食など一切していませんが、発熱患者さんの診療を日ごとしているのでハイリスクなんでしょうね。
 完全感染防御うしていても、万が一自分らが感染したなら「気持ちがたるんでいる」とみられるので移動自粛せざるを得ませんでした。
 さて本日より診療開始。この猛烈な暑さでも感染者数はかなり多い状況です。
 流行期の秋~冬がくれば爆発的にもっと拡大しますね。本当に今年の冬は医療崩壊するでしょう。
 何度も今まで言ってきましたが第1波が収束しないうちに自粛解除だのGo Toなど始めたせいでしょう。