吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

接種記録遅い自治体、ワクチン配送見送りも 河野担当相 その2

2021年06月30日 06時03分26秒 | 日記
 接種が順調に進んでいる自治体は、自治体行政と接種担当医療機関が「ものすごい苦労」をして頑張っているからに他ならない。もし遅れている自治体があったなら、その遅れの最たる原因は事務手続きの煩雑さである。打ち手のすくなさではない。ワクチン打つのは一人1秒ですむ。
 それでその煩雑さの原因の一つが前述のVRS登録である。これは配布されたタブレット端末で接種終了した人の接種券のバーコードを読み取るのである。遅れているのはこの読み取り作業をきちんとしていないからだと河野さんは指摘した。
 でも河野さん・・・あなたは確かにおっしゃいましたよね。「余剰ワクチンを破棄しないで接種券のない人にもどんどん打ってください」って。接種券のない人に接種したらVRS登録できませんよね。
 それをVRS登録しないから遅れている、現場の怠慢とは何事か。訳が分からん。

接種記録遅い自治体、ワクチン配送見送りも 河野担当相 その1

2021年06月29日 05時37分27秒 | 日記
行政・政治 2021年6月15日 (火)配信 朝日新聞
 新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、調整を担う河野太郎行政改革相は15日の閣議後会見で、国の接種記録システムへの入力が遅い自治体に対して、ワクチンの配送を見送る可能性があるとの考えを示した。入力の滞りにより、国がワクチンの使用実態を正確につかめなくなることから、自治体に迅速な対応を求めている。
 米ファイザー社製のワクチンは、原則として各市区町村の人口に応じ、国が1クール(2週間)ごとに配送量を決めている。自治体が個人の接種履歴を「ワクチン接種記録システム(VRS)」に入力することで管理している。
 接種記録の入力が滞ると、実際は接種が進んでいてもシステム上は当該自治体の在庫が積み上がっているようになる。河野氏は、自治体の中には入力数が1~2桁のケースがあることを明らかにし、「極めてシステムの数値が低い自治体がある。在庫を積み増しても仕方ないという考え方もある」と強調。「あまりに接種が遅いところは、1回クール(配送を)飛ばすこともありうる」と、厳しい対応で臨む姿勢を示した。
 接種記録の入力をめぐっては、大阪府内の一部の自治体で情報の未入力や、1カ月ほどの入力遅れがあることが判明している。国が配布する専用端末で、自治体や医療機関が接種券に記載された18桁の数字を読み取り、登録する仕組みだが、「手間がかかる」などの声が出ている。

ワクチン2回目

2021年06月28日 05時36分39秒 | 日記
 高齢者ワクチン2回目になってからまた都市伝説に悩まされている。「先生、1回目は何もなかったんですけど2回目は皆、高熱を出して苦しむんですよね?」とか「コロナワクチンの発熱はアセトアミノフェン以外じゃ効かないんですよね」といったたぐいのものである。まあSNSだか他人の流言飛語なのかしらないが、数人程度の話かと思ったら、6割ぐらいの人に同じことを聞かれる。たまったものじゃない。
 自分が「良心的な」医者なら「そーなんですよ、仰る通りです。じゃあ今日は薬出しておきますね。市販の薬じゃ効きませんので、うちからとてもいい薬出しますよ」と話をあわせていれば簡単にすむ。でも自分は悪い医者なので、懇切丁寧に、それは流言飛語だと時間をかけてきちんと説明し、療養上の指示を出してしまう。きっと評判悪い医者なんだろうなぁ~。

大阪市消防局の救急隊員 コロナ感染後に死亡 その3

2021年06月26日 05時16分20秒 | 日記
 またメディアも悪い。市長の先行接種をみつけて「悪いこと」のように報道する。そして「市民より先に打ちました、如何なものか」と言う論調で報道し、「それはけしからん」という市民のインタビュー映像を重ねて悪者扱いにする。これはとんでもない思想誘導。
 市長が倒れたら明日からの行政のかじ取りはどうなる? 優先接種して悪いことはない。「市長も市民も平等だ」とインタビューにこたえていた市民の方とは、社会の重要なインフラに与える影響や立場は残念ながら「平等」のはずはない。公人でもない市民の方が「俺は市長と平等」と仰るその理由がわからない。
 その意味でも今回の救急隊員の死亡は、もし彼が元気で仕事に従事していたなら今後何人もの市民を救命しているはずなので、彼らも当然優先的に接種しておくべきだった。そういう論調がなぜマスメディアに出てこないのか情けない。市民の味方の「ふり」さえしていれば視聴率がとれると思っているのか? 
 今回、救急隊員の殉職で、消防組織の外部に対する自発的主張のなさと同時に、マスメディアの浅はかさが露呈したのである。

大阪市消防局の救急隊員 コロナ感染後に死亡 その2

2021年06月25日 06時06分29秒 | 日記
 ついに新型コロナウイルス感染症による救急隊員の殉職者がでた。
 市消防局は「感染対策の再徹底」などと言ってるが、出場現場でのドタバタした状況では感染対策を徹底させるのは難しい場面も多々ある。傷病者救命を最優先させたら感染管理が疎かになりやすいことはよくある。その状況は消防局も知っているはず。「感染管理再徹底」って言えば組織責任を果たしたと思ったら大間違い。
 なんでもっと早く「消防や救急は現場での感染リスクが高い。特に救急では傷病者に濃厚接触するので医療従事者並みの優先接種をしてほしい。政府にお願いしたい」となんでもっと早くから自発的に言わなかったのか?
 昔から従業中の労災事故で隊員が現場で亡くなると、組織の上のほうでは「殉職隊員は勇気があった」とか美談話にすり替えて組織の安全管理の不徹底さを誤魔化してきた。今回もそうするつもりか?


大阪市消防局の救急隊員 コロナ感染後に死亡 その1

2021年06月24日 05時37分00秒 | 日記
2021年6月3日 22:44産経ニュース
 大阪市内の消防署に勤める50代の男性救急隊員が新型コロナウイルスに感染し、2日に死亡していたことが3日、市消防局への取材で分かった。新型コロナに感染した市消防局職員が、死亡したケースは初めて。市消防局は感染と死亡との因果関係は不明としている。
 市消防局によると、男性救急隊員は最後に勤務した5月3日にのどの痛みを訴え、5日に受けた抗原検査で陽性と判明。息苦しさを感じたため同日中に入院した。消防局は産経新聞の取材に対し、基礎疾患の有無について「個人のプライバシーに関わる」として明らかにしなかった。
 男性救急隊員は救急搬送業務に従事しており、コロナ患者を搬送したこともあったが、業務で感染したかどうかは不明という。市消防局は今後改めて調査する方針。市保健所による疫学調査では、同僚や市民に濃厚接触者はいないと判断された。勤務先だった消防署でクラスター(感染者集団)は発生していない。
 市消防局ではこれまで、100人を超える職員の感染が確認されている。男性救急隊員が死亡したことを受け、「感染対策を再度徹底する」としている。

黒沢年雄がワクチン接種で違和感「警察官、消防士、救急隊員の後回しは順序が逆」 その2

2021年06月23日 05時33分08秒 | 日記
 その通りである。前項の首長が優先的に接種されないのもおかしい。そして社会の健康と財産と安全を動かしている公的職種の人達は優先的に接種すべきである。
 高齢者が優先されるのは別に「年寄りだから労わっている」のではない。高齢の方は重症化しやすいため医療ベッドが占拠されやすいというリスク因子を考慮して高齢者優先となっている。
 だから医療だけでなく重要な社会インフラに携わる職種の人達も優先すべきであると思うのだが。彼らは頑健な肉体を持っているから感染しても大丈夫だろうという考えがあるならそれは正しくはないと思う。
 話は変わるが飛行機内の非常事態で、酸素マスクが頭上から席に落ちてきたら、親子の場合、まず親が自分で自分にマスクを装着し、次に子供にマスクをつけさせてあげるのが正しい。子供を守ろうとして子供を先につけてから自分がマスクをするのは順番が違うのである。これは子供を守るには、まず自分自身の安全を確保しておかないと「共倒れ」になりかねないからである。
 また妊婦の交通事故などでは、主眼は胎児救命ではなく「母体救命」である。よく美談で「お母さんはなくなりましたが胎児は立派に生まれました」などと言われるが、実際は胎児の生命線は母体が救命されることである。母体の全身状態を優先しない限り胎児の状態安定は望めない。
 このように一般社会もライフラインが、どのような職種の人によって維持されているのかを考えて優先順位をつけないと世の中は維持できなくなる。

黒沢年雄がワクチン接種で違和感「警察官、消防士、救急隊員の後回しは順序が逆」 その1

2021年06月22日 05時57分35秒 | 日記
5/26(水) 14:08配信 東スポWeb
 俳優の黒沢年雄(77)が26日、ブログで新型コロナワクチンを接種したことを報告。接種会場で感じた違和感をつづった。黒沢はファイザー社製のワクチンを接種したといい「普通の注射より…痛くもなんともなかった…」としながらも、接種後全身が火照るなどの副反応が出て、翌朝には平常に戻ったという。現在は65歳以上の高齢者の接種が行われているが、接種会場の様子に黒沢は「当日…現場を見渡し複雑な気持ちになりました…」とつづった。その理由について黒沢は「接種先行順位の問題ですね…!社会で活動している…現役世代の方々は見受けられませんでした…。高齢者を守り…国民を守る…警察官…消防士…救急隊員…交通機関者…介護士…等々が後回しは順序が逆…!」とし、社会機能を維持するために必要な職業の人々の接種を優先すべきだと訴えた。東京都の小池百合子都知事は大規模接種会場で東京消防庁や警視庁で勤務する人たちに接種していく考えを明らかにしているが、もっと早く決断すべきだったというわけだ。  


首長が優先的に接種 その2

2021年06月21日 06時31分22秒 | 日記
  TVのインタビューで首長の優先接種を「平等ではない」「不適切だ」とか述べていた市民の年代は、どうも概ね「戦争知らない子供たち」の世代のようである。この世代の特徴はたぶん「自由」「平和」「平等」「戦争反対」の思想を持っているだろう。戦後直後に生まれた世代で民主主義にかわってすぐの世代である。もちろん基本的にこのような考えはいい。
 しかしながら民主主義を謳うなら自由競争の原理となるので「平等」はありえない。また自由を謳うことは無責任に自分の好きなことをしていいというわけではない。自由でいることはそれに伴う責任も全うすることが必要になる。どうもこの世代の中には、個人の我儘を自由・平等と勘違いしている人もいるようである。
 地方行政の首長は直接明日の地元を動かす大事な仕事を担う。今日もし倒れられたら大変なことになる。市民選出の人であるが、この役職についている間は一般市民とは違う。それを「市民と平等だろ、ワクチン優先接種は許せない」って思うのは無理解である。

首長が優先的に接種 その1

2021年06月19日 05時47分41秒 | 日記
 ちょっと前のニュース。地方自治体の首長が、医療従事者でもないのに優先的にワクチン接種したということで「けしからん」という市民の声で報道内容がまとめられていた。これもメディアによる思想誘導であろう。そのままであれば破棄されるであろう余剰分のワクチンを首長が接種して何が悪いというのであろうか? 市民は「平等じゃない」とか「首長周囲の者による忖度だ」とか言っているがそうは思わない。首長は医療従事者ではないが公人である。この国難である緊急時に自治体の首長が倒れたならワクチン行政、コロナ行政の指図はどうなるのか。医療従事者より、ある意味優先されるべき立場のものである。一般市民と同じ優先度のはずはない。医療従事者でも、まったくコロナ診療にタッチしていない部署の医師が、発熱外来を行っている自分よりもずっと早くワクチン接種していたことのほうがもっとおかしい。
 しかしながらそんな数か月遅い早いなどどこにでもあることである。しょうがないことである。
それにしても自治体の首長は業務的にも一般市民より優先度が高いはずである。そんな公的職種をなぜ地元市民は「忖度」してあげられないのかと残念に思う。コロナで医者に倒れられたら困るというなら、首長が倒れてワクチン行政に滞りがでることも同様に困るはずである。


病院ドア破壊疑いで男逮捕 接種予約できず腹いせか その3

2021年06月18日 05時53分54秒 | 日記
 今のところ当院ではこの予約業務に際して破壊されるなどのトラブルはない。もちろん当院でも通院歴はなくとも先着順で接種予約は可能である。しかし確かに心情的には毎月通院している患者さんを優先してあげたいのはやまやまではある。うちにほとんど通院がない方に限って「何故予約が取れない? 私だって高齢者なのに平等ではない」と言われる。毎月来られている方は予約が取れなくともご理解いただけている。
 ワクチン予約受付業務はものすごく大変である。スケジュール管理がJRのダイヤのように細かく複雑に入り組んでいる。一人が変更されたりキャンセルされたりするとそれ以降のスケジュールをすべて変更し直さなくてはならない。なのでキャンセルはお断りしているのだが、今までキャンセルした人はすべて「過去に通院歴のない」人達なのである。当院におかかりの患者さんはこちらからの接種日時提示にはご協力いただけている。となるとやはり「顔の見えない関係」は少しばかりためらってしまうのもやむを得ない。
 現在人類が滅亡するかもしれない国難状態である。国を挙げて何とか撲滅を目指しているのである。個人のスケジュールよりもワクチン接種を優先してほしい。市民もお客様ではない。ぜひ協力してほしい。

病院ドア破壊疑いで男逮捕 接種予約できず腹いせか その2

2021年06月17日 06時18分22秒 | 日記
 もちろんワクチン接種の予約受付は先着順ではある。しかし病院側としては毎月受診している「おかかり」の患者さんを心情的には優先したいところである。通院歴のない患者さんは「他院に通院している」か「通院の必要のない健康体」かあるいは「何か疾病をもっているが治療していない」人である。
 前者であれば、そちらの医療機関で接種を受ければよい。中者であれば接種は遅くても構わない。後者であれば健康意識の低い方なのでワクチン接種を優先する理由はない。接種希望者に対しての接種拒否は如何かと思うが、気持ちは分からないでもない。  
しかしながら、この男は病院の玄関を暴力で破損した人である。おそらくはそこに至るまでには穏やかならぬ病院職員とのやり取りがあったものと推察できる。
 全くの推測であるが、病院職員に向かって感情的な恫喝的行為をしたかもしれぬ。
 もしかしたら・・であるが、最初から、接種を拒否されるような態度をとっていたのかもしれない。


病院ドア破壊疑いで男逮捕 接種予約できず腹いせか その1

2021年06月16日 05時41分43秒 | 日記
2021年5月13日 (木)配信共同通信社
 愛知県警安城署は12日、同県安城市の病院出入り口のドアガラスを蹴って破壊したとして、器物損壊の疑いで、同市東端町、パート従業員川口忠男(かわぐち・ただお)容疑者(66)を逮捕した。病院の職員が、新型コロナウイルスのワクチン接種の予約を断った男とトラブルになった、と110番していた。
 安城署によると、同病院では、普段通院していれば予約を受けていたが、川口容疑者は通っておらず、病院は「自治体を通じて予約してほしい」と断った。調べに対し「腹いせに蹴って割った」と容疑を認めている。
 逮捕容疑は12日午前8時35分ごろ、安城市の病院のドアガラスを蹴って割った疑い。

立川市ホテル2人死傷 19歳の少年を殺人未遂容疑で逮捕 警視庁 その3

2021年06月15日 05時37分35秒 | 日記
 その後の報道であるが、動機について「インターネットで人を殺す動画を見て刺激を受け、無理心中をしようと思い、その場面を撮影しようとしてけんかになった」と供述している。少年と女性に面識はなかった。
 その後、全身に70か所もの刺し傷と報道されている。しかも刺している最中に救助の店員男性が駆け付けた所「逃げるために刺した」と言うことから無理心中ではなく最初から快楽殺人が目的であったろう。
 ということは結局、犯行動機はなく犯人自体が「変質者」ということである。
 もう理由などない。こんなものに遭遇したなら運が悪いとしかいいようがない。おそらく公判になれば、精神鑑定とか行われて「心神喪失状態」であったと弁護士は主張するのであろう。これでは、なくなったご本人は浮かばれない(合掌)。

立川市ホテル2人死傷 19歳の少年を殺人未遂容疑で逮捕 警視庁 その2

2021年06月14日 05時31分14秒 | 日記
 TVのニュースでは女性は40か所以上も刺し傷があるという。これだけ多くの刺し傷がある場合は、通常①「よほど強い殺意がある」 ②「自分が明らかに弱い立場で仕損じたら自分がやられるとの恐怖から過度に刺す」 あるいは③「変質者?」かもしれない。
 今回の場合であるが、犯人は若い男なので女性に対して体力的に弱いということはない。そして風俗店の出張サービスであるので初対面である可能性があり、もともと以前からあるような強い殺意は考えられない。となると変質者か、あるいは提供サービスと料金の相違からのトラブルで刺した可能性がある。しかし風俗関係ではサービス内容と料金の違いなんて太古の昔からあることである。この場合、「まいった、ぼったくられた。・・まぁ これも社会勉強だなぁ、ははは」ということで粋に遊ぶ感覚が大事なのである。
 詳しい現場状況の詳細を知らないが、なんとなく想像で書いた。実際、何が殺害の動機か知らないがその理由を知りたいものである。