吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

電柱広告2

2010年11月30日 06時45分26秒 | インポート

 営業マンは「うちでは都電、都バス、地下鉄駅構内の広告、そして路上の電柱広告など各種扱っております」という。まあ「扱う」のはわかるが、自分の会社が持っている広告媒体ではないのにもかかわらずなぜ他社の電柱広告を扱えるのか不思議であった。・・・そんなこんなするうちに別の広告会社の営業マンが来た。「うちはT電力の広告代理店です」と。・・・えっ? よけい複雑になってきた。T電力の電柱広告は ①T電力系列の広告会社 ②T電力(と契約した?)の広告代理店 ③まったくT電力とは関連のない広告会社が扱っている。これら3者が同じ一本の電柱であってもそれぞれが別個に扱っているようなのだ。そしてどれも微妙に料金は異なる・・。何がなんだかよく分からん。いろんな会社の営業マンが来訪するので、ついにこの営業マンに事情をきいてみた。


電柱広告1

2010年11月29日 06時38分19秒 | インポート

 時々飛び込みの営業マンがくる。季節によっては集中して入れ替わり立ち代りいろいろな営業マンが診療時に訪問してくるのである。中には私と面会するまで帰らない営業マンもいて鬱陶しいこともある。内容はJRや地下鉄駅の電飾広告、バスや都電内での看板、そして電柱広告などである。しかしこの業界の仕組みはいまだによくわからない。うちは開業時にT電力の電柱広告を打った。これは開業時にたまたまT電力の広告会社が入っていたのでお願いした。ところがどうもT電力の電柱広告を扱う広告会社は一社ではないようである。

「えっ? うちはT電力の電柱広告を出していますが、おたくはT電力ではないのですか?」 来訪してきた営業マンはまったくの別会社にもかかわらず「よそ様」(T電力)の電柱広告を扱っているので不思議に思ってそう聞いたのだ・・・。


巣鴨4丁目交差点での事故 その2

2010年11月27日 06時50分51秒 | インポート

 もんどりをうって2人は倒れた。自転車VS.歩行者である。なおかつ自分は止まっているところにぶつかってきた訳である。どう考えても向こうが悪い・・・はずである。ところがその自転車の主は黙って起き上がり自転車に乗りなおして、行きがけに「・・○そっ! このガキ、バカヤロー」といって走り去った。このいたいけな中学生(私)は罵詈を浴びて固まっていた。この時からこの中学生は「社会の中の理不尽さ」をおぼえたのだ(笑)。それにしてもこの自転車のオヤジは生きていれば80歳はゆうに超えているはずである。今どうしているのだろうか? 案外、うちに通院していたりして?


巣鴨4丁目交差点での事故 その1

2010年11月26日 06時53分54秒 | インポート

 家の前には白山通り(中仙道:国道17号)が走っている。昔話で恐縮であるが中学時代のことである。夏休みに中学校のクラブで朝連に登校する途中であった。信号の向こうから中年の男性が自転車でフラフラと横断してきた。朝もはよから、どうも酔っているようだった。自転車の前輪は小刻みに左右にぶれながら不安定な走行でこちらに向かってきた。その自転車の前輪の左右ブレのせいで、自分は自転車が左右どちら側をすり抜けるのか判断できなかった。そこでその場に立ち止まったところ、結局自転車は直進しガシャンとばかりに自分と衝突した。


就学時健診

2010年11月25日 06時35分50秒 | インポート

 昨日、校医を務める近所の小学校へ、就学予定となっている幼児の健診にいった。この小学校は豊島区の中でも学童数が少なく1学年は単学級である。近隣にある某小学校はなぜか学童からの人気が高く、比較的そちらへの入学希望者が集中しているようである。もっとも未就学の幼児にとってはどこの小学校がいいのかわからないので、これはむしろ親御さんの好みでそちらの学校に集中するのであろう。しかしながら生徒数が少なければ「きめの細かい教育」ができるので利点といえば利点である。検診に行って驚いたが来年の入学予定者が20人弱であったので少々落胆した。とりあえず統廃合の予定はないと校長先生はおっしゃっていたので安心だが、あまり少ないと・・・心配である。この前、創立60年式典やったばかりである。


回文

2010年11月24日 06時31分57秒 | インポート

 上から読んでも下から読んでも同じ文章になるのを回文と言いますが、ネットで回文をいくつか見つけました。なかなか面白いですね。たとえば「夜すき焼きするよ」なんて母親からメールが送られてきたら笑いますね。その他、「年末はつまんね」や「お菓子が好きスガシカオ」なんてのもありました。一番うなったのはこれでした。

内科では薬のリスクはでかいな」

 けだし同感です。


風邪がなおらない

2010年11月22日 06時44分36秒 | インポート

 最近、風邪をひくとなかなか治りにくくなってきました。すでに2週間前にひき始めた風邪がいまだに治りません。こんなときに「あぁ、もう若くはないんだなぁ~」と実感します。それにしても大学病院勤務医時代はほとんど風邪をひきませんでした。これは救命センターには肺炎の患者さんこそ多かったですが風邪の患者はいなかったためと思われます。開業してからは風邪の患者さんの診察が多いので、そのため風邪に感染する機会も増えたのでしょう。そういえば患者さんには「うがい・手洗いをよくしてくださいね」と言う割りに、自分はあまりしていなかったようでした。これでは感染するのもやむをえないでしょう。まだ当地区でインフルエンザの流行はありませんが、来月辺りから危なそうです。ワクチン接種は早めにしたほうがよいでしょう。お待ちしております。あっ 区からの接種補助の用紙をお持ちの方は必ずご持参ください。あれがないと割引になりません。


意思疎通 その6

2010年11月20日 06時33分49秒 | インポート

 その山手線での高齢ご婦人2人組の会話を聞いていて、意思疎通とはなんであろうかと考えてしまった。たぶんこの2人はお互い楽しい時間をすごしているのである。「今、何の話題を話していたのですか?」と聞くのはヤボなことであろう(きっとお互いの答えは異なるであろうが)。おそらく楽しければ会話に意思疎通などというものはいらないようである。自分の外来もこうなるのが理想かもしれない。お互い意思疎通ができなくとも、患者さんが今日来院したことに満足してくれればそれでいいのだろう。ま~ぁ、でも患者さんの疑問(とおもわれること)を察知し、それに応えてあげるので今は精一杯である。まだまだ「外来の達人」には程遠い(笑)。


意思疎通 その5

2010年11月19日 06時30分51秒 | インポート

 この前、山手線の電車の中で高齢のご婦人2人の会話がそれとなく耳に入ってきた。もちろん他愛もない和やかな会話である。ところが途中からある法則に気がついた。それはお互いのしゃべっている話題がかなり異なっているのだ。表面上は「フンフン・・そうなのぉ~、そう、だからね・・」と言葉をきちんとお互いでキャッチボールしているのである。しかし自分のしゃべる内容は自分本位の話題であり、けっして相手の話題を受けて会話が成り立っているのではないのだ。つまり採りようによってはお互い独り言を面と向かってしゃべっているだけにすぎないのである。でも表面上は和やかな会話が成立しているので不思議な思いであった。傍で聞いていてこの会話はすごく居心地が悪かった。きっとこの2人も人生の達人かもしれない。


意思疎通 その4

2010年11月18日 07時10分33秒 | インポート

 自分は、まさにそのときから「大丈夫ですよ」という言葉を余り用いなくなったのである。たしかに結果を保証してあげることは、患者さんに安心を与えるのでいいことである。しかし実は医療においては患者さんの予後でグレイの部分はかなり大きいのである。100%保証できるものは数がかなり限られる。患者さんの今後の病状や結果がグレイであるならば、あまり安請け合いはしないほうがいい。したがって「大丈夫ですか?」と聞かれると私は「えーっと、人間の身体ですから『100%』ということはありえません。でも9割がたは大丈夫でしょう」と根拠不明、意味不明の数字を持ち出すことになってしまうのである。9割なんて数字はどこの統計なのか、口をついて出た思いつきに過ぎないのである。万が一、状態が変化したときの「安全弁」や「免罪符」のようである。


意思疎通 その3

2010年11月17日 07時06分51秒 | インポート

 「大丈夫」という言葉で思い出した。大昔、研修医時代の話である。入院中の患者さんが急変したので家族を呼んだ。家族を呼んで病状を説明し生命の危険があることを告げたら、「でも、入院するときに○〇先生からは『大丈夫ですよ』と言われたのに話が違う」とクレームをつけられた。おそらくその時、○○先生はご家族を励ますために「大丈夫ですよ」と言ったのであろう。ところがご家族にとって『大丈夫』という言葉は、結果や未来を保証する言葉にほかならなかったのである。この時からこれはむやみに使ってはいけない言葉なのだなと感ずるようになった。わずか3文字の言葉の重みを痛感したのである。


意思疎通 その2

2010年11月16日 06時50分59秒 | インポート

 患者さんと外来で会話をしていて会話がかみ合っていないと感ずることがある。最近気がついたがそれは往々にして会話の中に「主語」がないからだと分かった。例えば問診時に「咳が続くのですが大丈夫ですか?」と聞かれることがある。 これでは相手の期待する答えが「今日出勤しても大丈夫」なのか「家族への感染は大丈夫」なのか「肺炎などの重症疾患がないので大丈夫」なのかは分からない。これでは答えに窮するのである。安請け合いの「あー大丈夫ですよ」という保証はいらぬトラブルの元である。自分も会話では「主語」を省かないで話しをするようにしよう。なかなかお互い「以心伝心」とはいかないようだ。


意思疎通 その1

2010年11月15日 06時54分29秒 | インポート

 開業して気がついたが、きちんと患者さんと意思疎通をしているのかどうか時々フッと心配になることがある。こちらが「今日はきちんと診察・診療ができた」という感覚と、診療後の患者さんの満足度はまったく別次元のものだと感じられることが時々あるのだ。例えば熱だけで他に何も身体所見がない患者さんは多々いる。一通り診察して「どうもはっきりしないですね。明日まで様子見ましょうか。熱がまたでるようなら明日また来てください」というと、「病気はなんですか?原因は?明日はこれないのですが、薬はでないのですか?」と今すぐここでの診断・治療の決着を期待される。ウーム・・お忙しいのは分かるのですが、こちらも経過をみないと何とも・・・(難)。


嗄声

2010年11月13日 06時58分00秒 | インポート

 いやはやまいった。先週末から風邪気味だったのが本格的にひどくなった。えっ?患者さんがではなく自分なのである。先週末は喉の痛み程度だったのだが今週になってから咳と鼻水が悪化し、そこにきて某事業所へ出張インフルエンザワクチン接種にいった。何十人に「薬のアレルギーは? 過去に接種して具合が悪くなったことは? 今日は激しい運動は控えて・・・」と問診や説明などして、そしてついに声が出なくなった。昨日は外来診療をしていて声が出ないことがこんなにも不便だとは思わなかった。「あ 喉が少し痛くて声が出ません」とおっしゃる、少なくとも私より元気な患者さんに対しても、自分の病状を察知させずにきちんと問診などをしなくてはいけない。何人かに「あれ?先生も風邪ひいているんですか?」とは言われたが、結構大多数にはばれずにすんでいる・・・。診る側が病気じゃまずいですよね(辛)。


出張ワクチン接種

2010年11月12日 06時39分29秒 | インポート

 昨日は11月11日で「靴下の日」「ポッキーの日」だったようです(どうでもいいですが)。昨日昼に、某事業所に出張して従業員の方にインフルエンザ・ワクチンの接種をしました。一人ひとりの書類に日付をかくのですが11月11日でよかったです。ただ単に|||| と縦線をかけばいいのですから、何十枚もあると楽でした。今年は1回¥3600です。自院でインフルエンザの注射を行っている開業医は、おそらくほとんど国と契約しているので全国一律この値段です。国と契約していない医師の場合は自由に料金設定ができますが有害事象発現時に国からの補助が受けられません。ということでやはりうちも国と契約しましたので、この料金にせざるを得ません。じつは全国一律料金になったのは今年からであり、昨年までは個々に自由に決めることができました。うちは昨年までは¥3000でしたので不本意ながら実質値上げということになります。しかし値上げは本意ではありません(キッパリ!?)。