東京防災救急教会の「てあて」という雑誌が定期的に送られてくる。自分は昔、この協会で少し仕事をさせてもらっていた。ここは東京消防庁の関連機関であり、市民への応急手当の普及啓発を仕事にしている。その他にも種々の調査研究もしているが、自分は昔ある研究班の委員をしていたことがあった。その関係で今でも機関誌が送られてくるのだが最近の刊行誌の記事である。市民が応急手当をして見ず知らずの傷病者を救命したということで表彰された事例がいくつも紹介されていた。この表彰された人のある談話である。見ず知らずの人が倒れていた。心肺停止のようである。講習で習ったように人をよんでAEDを依頼し、そしてCPR(心肺蘇生)に着手したところ、やじ馬から「手を出さないほうがいい」といわれたそうである。これは応急手当てをしていて気持ちが萎える。手伝わないなら邪魔をせず通り過ぎてほしいものである。<o:p></o:p>
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