吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

明日から10月

2013年09月30日 05時51分08秒 | インポート

明日から10月です。ついこの間は猛暑だとか熱中症といっていたのですが、もうインフルエンザ予防接種の季節になりました。本当に季節の移り変わりというのは早いですね。そして10月4日は医院継承し自分が開業してからちょうど6年になります。こちらも早かったです。今でも毎日覚えなければならないことはたくさんあるのですが、開業1~2年目のころは毎日、新しいことばかりで毎日が苦痛でした。しかしそれも3年目ごろから軌道に乗ってくれたようでホッとしています。ただ軌道からはずれそうな危うさもありますので、これからも気を引き締めて頑張ります。6年といえば小学校に入学した子供が中学生になっているんですからねーー。


体罰 その3

2013年09月28日 06時53分25秒 | インポート

  今でも当時のバレー部の同級生の2人がうちに通院している。時々のみにも行く。「そろそろ監督にも会ってみたいな」といったら、「あいつなんか二度と顔も見たくない」と一番殴られたI 君がいっていた。I君は、中学2年の冬に雪のふる校庭で、ついに監督と取っ組み合いをした。二人とも泥だらけになった。日頃の鬱憤晴らしの大ゲンカだった。きっかけは忘れたがとにかくド派手な殴り合いだった。中学時代、あの怖い監督に応戦して「手出し」ができるのは驚異であった。I君はすごいなと思ったが、その後はなんら問題もなく、通常の毎日が過ぎていった。これがいいのか悪いのかではなく、このような時代だったのである。I君のような行動は特殊である。ほとんどありえない。その他の生徒のほとんどは理不尽な体罰に毎日おびえながら部活をしていたのである。でも不思議なもので自分の一番楽しかった学生生活は間違いなくこの中学時代だったのである。体罰という暴力によって管理されてはいたが大人と子供の狭間であり、果たすべき義務もなく、無責任に毎日が送れたということが楽しかったのであろう。 


体罰 その2

2013年09月27日 05時58分44秒 | インポート

 特に自分の中学では逸材が入部するということはなく、普通の近所の生徒ばかりである。それが(自分の学年ではないが)都大会で優勝するまでになるのであるから、いい悪いは別にして、これは指導法によるものとしか言いようがないのであろう。確かに練習中のゲンコツやらビンタやらは当たり前だった。しかし当時は誰も文句を言う教師も父兄もいない時代であった。確かに自分のような生意気な生徒などは口で言っても言うことなど聞きはしない。「あ あの教師は怖いぞ、おとなしくしよう、言うことをきこう」と分けも分からず体罰逃れのためのいい子になっていたのである。自分はチームでは準レギュラーだった。試合も毎回出ていたというわけではない。練習中もレギュラー陣が受けているビンタを横目で見ていたのである。確かに自分は殴られる機会は多くはなかったので痛くは無かった。もちろん殴られるのはいやだったがレギュラー連中と痛みを共有する一体感もなく少し寂しい思いをしたのも事実である。


体罰 その1

2013年09月26日 06時50分48秒 | インポート

  朝のワイドショーで某高校のバレー部の監督が生徒にビシビシとビンタをしている映像が流れた。まるでねずみ男がゲゲゲの鬼太郎に連続ビンタをしているような感じであった。TV局のアナウンサーは「体罰は法律で禁止されているのです」と強調していた。しかし司会の小倉さんは「自分は過去運動部であり、気合を入れる意味での平手打ちはそれなりの効果があると感じていた世代である。体罰はいけないとは思うがとても複雑な思いである」と、体罰否定が前提であるものの完全否定には複雑な思いであることをあかした。かくいう自分も中学時代はバレー部であり、ごたぶんにもれず、監督は殴る蹴るの指導法であった。しかし・・というか、やはり、というか、でもうちの部は強かった。確実に豊島区の大会では毎回優勝していた。しかも自分の一つ上の学年は、東京都大会で優勝している。当時の区立中学である。人材を集めてきたなどという部活ではなく地域の子供達ばかりであった。<o:p></o:p> 


同級会

2013年09月25日 08時14分10秒 | インポート

  最近、なんだか同級会が数多く開催されている。高校時代の同級会は、高卒後2年目に行われたが、これはまさに高校時代の延長であった。しかしその後は何十年も行われることはなかった。中学時代の同級会(部活関連だが)も卒後何十年目かに行われた。そして大学時代の同級会も同様である。卒後何十年するとなんとなくボツボツと開催されるような時期なのだろうかと感じる。まあみんなそれぞれ仕事も覚えて一人前?になって生活も落ち着いてきたから、ほっと一息をつけるようになったのかもしれない。今までは先のことで精いっぱいだったので振り返る余裕はなかったのであろう。数年前から大学時代の部活関係(柔道部)の同級会は月に1回のペースで行われている。まあこれだけ頻回に行われると同級会ではなくただの定時飲み会になっている。ただこの会だけは別で、懐古的な話よりも今後の医療の行く末の話題が多い。仕事も覚えた? 一人前になった? いやいやまだまだこれからである。TPPが導入されたら日本の医療における国民皆保険が崩壊するかもしれない。<o:p></o:p> 


台風 その4

2013年09月24日 06時16分00秒 | インポート

  

 当然、大量の雨水が逆流してきているのであって、トイレは詰まっていない。だから逆流して上昇している水面が下がってくれるわけがない。しばらく吸引してから便器に水を流した。すると当然、逆流してくる大量の雨水に押し戻されて、ますます水面は便器の中を上昇してきたのである。徐々に便器の上まで水面が上がってきて、ほぼ便器が摺り切り一杯になってきた。あと数秒タンク排水が続いたら床にあふれ出る。もうだめだと思いつつも、慌ててバケツと雑巾を探した。しかし周囲にはあふれ出ようとする水を食いとめるアイテムはない。このような時は思わず手が出てしまう。とっさに便器の上縁周囲に両手で堰を作ってしまった。こんなことをしても役に立たないだろうが気は心である。腕は後でシャワーで洗えばいいと思った。その直後、水面の上昇はピタリと止まり床面にトイレの汚水はあふれることはなかった。その後しばらくは液面は便器一杯のままであったが、徐々に水面が低下して流れていってくれた。あのままの勢いでゲリラ豪雨が続いていたらと思うとぞっとした。とにかく幸運だった・・・、ん? 幸運? あっ、でもシャワーあびなくちゃあ~。<o:p></o:p>

 


台風 その3 

2013年09月21日 06時59分55秒 | インポート

 

 便器にプランジャーを何回もかけてようやく排水が良好になったのである。それはもう大変だった。何回も水を流しては吸引し・・・を繰り返したのである。バリウムの真っ白いウ○コはかなり固く危うく本当に鋳型状にトイレパイプ内で詰まって動かなくなるところであった。・・・それでこんなトイレの「詰まり」を経験してトラウマ?が残った。話は戻るが、さて件のゲリラ豪雨が巣鴨近辺を襲ったのであるが、トイレは「ゴボッ、ゴボッ」と不気味な音を立てながら水面が徐々に上昇してきた。大量の雨水が一度に下水に流入して、家庭の下水パイプに逆流してきたのである。これはどう考えても当たり前なのである。ところが何を血迷ったのか自分はあの「ゴボッ、ゴボッ」という音を聞いて「あ ものが詰まったのかな?」と勘違いをした。そこでプランジャーを持ってきてはトイレの吸引、圧縮を繰り返したのである。


台風 その2

2013年09月20日 07時11分47秒 | インポート

 胃透視検査はバリウムという白い液体を飲んで検査がおこなわれるのである。このバリウムはレントゲン不透過の性質があるため、これで胃内にコントラストをつけて撮像するという原理なのである。ところがバリウムは時間がたつと固まってしまい、撮影後は下剤を服用するのであるが時々便が出ないと訴えられる患者さんもいるのである。実はこの患者さんがクリニックにこられ、当院のトイレで頑張ってもらいようやく排便したのである。ところがこの真っ白いナマコのようなウンコがやっかいであり、なかなか下水溝まで落ちず、どうやら排水部のU字パイプの中に引っかかって停滞してしまったようなのである。患者さんが帰った後も排水状態が悪く、水面が徐々に上がってきたのである。そこでプランジャー(トイレ用の大きなゴムの吸盤)で「ゴボッ、ゴボッ」と吸引、圧縮を繰り返す羽目になった。<o:p></o:p> 


台風 その1

2013年09月19日 06時53分02秒 | インポート

  

 いよいよ台風が襲来するシーズンに突入した。今年の夏から日本各地では豪雨や土砂災害などで甚大な被害があったが、これからもますます悩ましい季節になった。そして先週の台風もすごかったのであるが、さて今夏のうちの出来事である。東京でもゲリラ豪雨が頻発した。ある日の夕方ゲリラ豪雨が突然巣鴨近辺を襲ったのである。突然のものすごい雨量のためかクリニックのトイレや洗面所や流しの排水口から「ガボッ、ゴボッ」と不気味な音がし始めたのである。便器内の水面も少し上昇しているようである。よく考えれば突然大量の雨が下水溝に流れたのであるから、それが家庭用の下水パイプに逆流していると想像はつくのである。しかし迂闊だった。それはそれから遡ること数週間前の出来事だった。区の健診で胃透視検査を終えた患者さんが便が出ないと来院されたのである。<o:p></o:p>

 


東京オリンピック その2

2013年09月18日 06時09分46秒 | インポート

 

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 過去2回のオリンピック開催国にも、この五輪招致コンサルタントがついてバックアップしていたようである。つまりこのコンサルタントの指導?は100%の確率で招致業績を上げていることになる。今回日本招致の成功をもって、また一つ自身の株を上げたことになる。オリンピックを自国で開催するメリットはどのような事があるのであろうか? おそらくは建築業やらは確実に好景気になるであろう。オリンピック開催期間中は観光客は増えるであろうが2週間程度である。爆発的かつ持続的に増加するとはとても思えない。それは成田からのアクセスに問題がある。やはり成田からの地獄的な渋滞や距離的な遠さが問題である。あれだけ都心まで時間がかかったならだれも気軽に来ようとは思わない。成田はアジアのハブ空港にはなれなかった。もっと頻回の外国便の飛来が今後見込めればいいのであるが7年後も難しいであろう。オリンピック開催のメリット云々はさておき、おそらく今後のオリンピック開催予定国もこの五輪招致コンサルタントを自国に招致してオリンピック招致を目論んでいるだろう。あぁ招致、招致でややこしやぁ~。<o:p></o:p> 

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東京オリンピック その1

2013年09月17日 06時06分50秒 | インポート

 

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 2020に東京オリンピックが決まった。これで日本の経済状態が活性化してくれれば万々歳である。オリンピックはその時のゲームの勝敗もさることながら、それに向かっての準備中、国内経済の活性化が期待されるものでもある。この世界的経済不況の中で日本だけ突出して好景気になるとはとても思えないが、何とかこの2020に向けてよい契機になればよい。確かに「オリンピックよりも先にやるべきこと」は一杯あるだろう。浮かれている場合ではないのかもしれないが好景気になって経済がうまく回転していけばその色々なことにも好影響を与えてくれることと期待したい。今回、日本は「チームワークで勝ち取った」と猪瀬知事はいっていた。確かにそうかもしれない。でも五輪招致コンサルタントという人が今回は日本についていたのである。五輪招致競争も勝つにはやはり戦略が必要なのであろうか。何だかこれもまるでオリンピック競技のようである。<o:p></o:p> 


脳梗塞 その3

2013年09月14日 06時01分11秒 | インポート

 自分が米国心臓協会のBLSプログラムを最初に受けたのはかれこれ20年前にもなる。しかし15年くらい前から、確かに米国では「前述の症状がでたらすぐにcall 911(救急車を呼ぶ)」ということを強く教えられていた。最初にこの約束事を学んだ時は極めて違和感を覚えた。「まあ米国人はなんと大げさな、これをすべての場合にやったら救急車は何台あっても足りないだろうに」とか「米国人は肥満体が多く脳血管障害(脳梗塞)のリスクも高いので発症率が日本と異なる。だから米国では通用するが日本では定着しないだろう」と思っていた。ところがあれから随分たつが日本でもこのシステムが定着したのである。このシステムが変容した大きな要因は血栓溶解剤が作られたためであろう。発症直後であればこの薬剤の注射で、つまった血栓を溶かすことが可能になったからである。ただし時間が経過してからこの薬を使うと今度は出血性合併症が多くなるのでやはり「早期」の治療は一刻も早い「Call 911」なのである。


脳梗塞 その2

2013年09月13日 05時44分14秒 | インポート

 急にこれら症状が出現した場合は脳梗塞を疑うのである。今でこそ脳卒中緊急プログラムが広く各病院に普及しており、診断と治療が早ければ、早期の脳梗塞(正確には脳血栓)は麻痺なく回復することが可能になったのである。ただし数時間遅れればもう血栓溶解の適応はなくなるので発症したなら時間との勝負である。前述の症状が出現したらすぐに救急車をよびなさいというのが今の病院前救護の常識になっている。いろいろな応急手当の講習でも盛んにそうするよう教えられている。しかしながら施行率はそれほど高くはなく、また数分以内に救急車を呼ぶといってもどうしてもためらいのあるところである。家族の中には「まあ、明日の朝まで様子見て症状があるなら救急車でも呼びましょうか」ということになる。患者さん本人も「このくらいで救急車などよぶな、大げさでみっともない」と家人に救急車を呼ばせない場合もある。


脳梗塞 その1

2013年09月12日 05時58分56秒 | インポート

  

 某TV局のアナウンサーが脳梗塞で入院した。幸い後遺症なく退院したようだ。この人は脳梗塞を発症するような年齢でもなく、また別段血圧も高くなく高脂血症もなかったそうである。となると医者としては原因は??となってしまのであるが何か免疫疾患でもあるのであろうかと勘ぐってしまう。さて脳梗塞の症状(その前触れでもある一過性脳虚血発作(TIA)も含む)の症状を挙げる。(1)からだの片側がしびれる (2)手足に力が入らない (3)急に言葉が出なくなる (4)ろれつがまわらない (5)人の言葉が一時的に理解できない (6)物が二重に見える (7)片目が見えなくなったり、視界の半分が見えなくなったりする (8)食べ物が一時的に飲み込めなくなる等である。これら症状には気をつけてほしい。<o:p></o:p>

 


急に秋?

2013年09月11日 08時19分57秒 | インポート

 今秋から急に暑さもひと段落し、朝夕の風は秋らしくなってきました。 このためか夜間に喉をやられ、熱をだしたり喉を腫らしたりする患者さんが増えています。週末はまた少し暑さもぶり返すそうですが気温の変化に注意し十分な体調管理をされてください。また区から届く郵便物、特に特定健診を受けるようにしてください。また特定健診や長寿健診には、各種がん検診は含まれておりません。唯一、特定健診のみに2年に1回前立腺がんの検査項目(PSA)が含まれていますが、その他は含まれておりません。「普通の健診受ければがん検診もすべて終わっているものと思っていた」という受診者のかたもいらっしゃいます。必ず別枠でがん検診を受診されるように。