吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

ごみ袋かぶせ髪に黒染めスプレー 千葉県立高に弁護士会警告 その2

2021年03月31日 05時54分14秒 | 日記
 時代錯誤と言われるだろうが、昔はこの程度は体罰にはならなかった。当時、自分の区立中学校時代は長髪が禁じられていた。
「髪型の乱れは心の乱れ」と言われ、えりあしの髪の毛の長さが教師の指で挟んで1本分を越えていたら長髪とみなされた。そして1週間の猶予が与えられ、それでも短くしていない時は職員室で切られた。
 なので「あ 先生実は床屋が休みで散髪に行けなくて・・、そして塾にも行ったので・・ちょっと先週はいけなかったんですよお~」と言い訳をしながら伸ばし伸ばしにした。教師もそんな言い訳は嘘だと分かっているが、ある程度ニヤニヤしながら見逃してくれた。
 でもよっぽどダメなときは「今度は本当に切るぞ」と確認してから本当に職員室に呼ばれて切られた。

ごみ袋かぶせ髪に黒染めスプレー 千葉県立高に弁護士会警告 その1

2021年03月30日 05時50分04秒 | 日記
11/6(金) 19:09配信 KYODO
 ちょっと以前、昨年の報道である。
 千葉県弁護士会は6日、県内の県立高校で昨年3月、女子生徒の髪先が赤みがかっているとして、生徒指導の教諭らがごみ袋をかぶせて髪に黒染めスプレーを吹きかけていたと明らかにした。弁護士会は体罰に準ずる行為だったとして同日までに、県教育委員会や学校に警告書を提出した。
 生徒の母親が弁護士会に人権救済を申し立てていた。県教委は事実関係を認めた上で「同意に基づいた指導だった。詳細は学校に確認している」と説明している。  弁護士会は、黒染めスプレーをかける行為は「精神的に大きな屈辱を与え体罰に準じる」として、原則的に生徒指導に用いられるべきではないとの見解を示した。

渡辺直美に「おわびしてもしきれない」佐々木氏辞意 その8

2021年03月29日 06時09分06秒 | 日記
 それで差別用語の続きで、渡辺直美がオリンピッグというブタにかえられるというアイデアがけしからんということで事件になったのであるが、ピッグ→ブタ→渡辺直美という図式が問題になったのである。 まずオリンピッグとブタにかけたところはあまりにも時代遅れだがギャグとしてありうる。結局、ブタ→渡辺直美がいけないのであろうか? パンダ→渡辺直美だったらOKなのか? だとすると、可愛らしい子ブタ→渡辺直美もだめで、また美味しいトンカツ→渡辺直美も差別食品なるのか。
 逆にブタ→綾瀬はるかだとしたらどうか? おそらく面白くもない的外れなギャグとしてとらえられ、すぐボツになり大袈裟なことにもならない。ここでブタ→渡辺直美があまりにもハマりすぎているから失礼だということになったのである。ということは徹底糾弾した人たちは「渡辺直美はブタである」ということを既成事実として認めているのである。なんだかミゼットプロレスの差別問題とも似ているような感じである。
 結局、このようなことが続くと「ブタはいかんよ、この言葉は使っちゃいけない。用語変えよう。そうだブタの代わりにブーちゃんにしよう」ということになって、結局、分裂病が、ただ表面的に統合失調症にかわっただけのようなことになるのかもしれない。

渡辺直美に「おわびしてもしきれない」佐々木氏辞意 その7

2021年03月27日 05時40分04秒 | 日記
 近年、種々の差別意識や差別用語が糾弾されている。医学の世界でも自分が学生の頃は、分裂病や痴呆症であったが、差別的ということで今では統合失調症になり認知症になった。でも用語だけかえても差別はなくならないと思うのだが。
 人種差別しかり、これは「自分はあいつらとは違う」というところが発端なのであろう。そんな人が勝手に心の中で思ったことを「思ってはいけない」と言ったって聞くはずがないと思うのだが。尚更、上っ面の差別用語だけ変えたって意識変容しなければ変わるはずがない。
 とりあえず認知症や統合失調症が週十年して「これは差別用語だ、けしからん」って誰か偉い人がいえばまた用語だけ変えられるだけだろう。結局数十年おきに用語だけ変えられるだけのことが繰り返されるような気がする。

渡辺直美に「おわびしてもしきれない」佐々木氏辞意 その6

2021年03月26日 05時33分41秒 | 日記
 今回の「オリンピッグ」でブタに変わるという演出を割り当てられた渡辺直美は今回の騒動をどう考えているのか? とりあえず事務所を通じて「世界に価値観の多様化が広がるといいですね・・」とコメントが出たが、一般的なコメントであった。まあ芸能事務所的にはやむを得ないだろう。
 全世界中に自分がブタに変身した姿が放映されるのである。彼女の本音としては、世界中から観られてプロのコメディアンとしてはおいしいチャンスだったのにそれを逃して残念なのか、あるいはおいしいのだけれど世の中の風潮を読んで「差別・蔑視」とコメントしたかったのか、あるいは本当に深く傷ついているのかいずれかだろう。
 でも一番傷ついているのは異形としてとられたブタくん本人だったりして。「パンダに変身するのがよくて、なんで俺(ぶた)に変身したらいかんのか」ってブタ君から差別発言がでるかも。

渡辺直美に「おわびしてもしきれない」佐々木氏辞意 その5

2021年03月25日 06時08分43秒 | 日記
 このミゼットレスラーの本音は実に重い。もしかしたら、あくまでも自分の偏った意見であろうが、実は彼らに対して我々はありがた迷惑なことをしているのかもしれない。
 何回かミゼットプロレスを観たこともある。実に計算された動きであるが、計算された芝居だ、パフォーマンスだとわかっていても笑わずにはいられない。彼らが障害者であるということを抜きにして楽しめるのである。と書くと厳格な差別撤廃論者の猛攻撃にあいそうであるが。
 しかしまさに「プロの妙味」なのである。彼らが心から楽しませてくれるのであればこれは見世物と言えるのであろうか。ただやっている彼らが「異形なだけ」なのである。しかし「俺らはそんな外見上の異形を見せているのではないよ」という彼らのプライドとパフォーマンスには納得できるのである。

渡辺直美に「おわびしてもしきれない」佐々木氏辞意 その4

2021年03月24日 06時32分12秒 | 日記
 その身体的障害をもったミゼットレスラーの言葉である。「自分達は笑われているのでは無い、笑わせているんだ」 「自分の技に笑って1人くらい死ぬ人がいれば本望」 「障害者を見世物して悪いって、俺らはそうは思っていない。これが仕事で飯食えているんだし酒ものめている、むしろもっとTVでも中継してほしい。もっと多くの人を笑わせる自信はある」と。また「俺らは自分らのことを可哀そうとは思ってないけど、周りの人たちが勝手に可哀そうだと差別だとかって言って、それで中継はなくなるし仕事はなくなるし普通にみてほしい・・」とも語っている。
 もしかしたら「差別だ、いけないことだ」と言うこと自体も微妙で、実はそれも本人たちにとっては差別に繋がっているのかもしれない。

渡辺直美に「おわびしてもしきれない」佐々木氏辞意 その3

2021年03月23日 06時46分05秒 | 日記
 むかしミゼットプロレスというのがあった。大人気を博していた頃の女子プロレスの前座で行われていた小人(という用語も現在では差別用語か? そうであればお詫びして削除します)を使ったプロレスショーである。
 大昔の女子プロレス、それは赤城マリコさんとか小畑千代さんとかの選手のいた時代であるが、その時はTVでもこの小人プロレスは中継された記憶がある。まさにコミカルな動きで小人同士が組合い、観客の笑いを誘うものである。しかしこの中継も次第に「障害者差別」ということなのか中継されなくなってきた。でも中継されなかっただけで実はずいぶんあとまで行われていたようである。そのミゼットレスラーの言葉であるがそれが奥深い。今の女性差別や障害者差別やら蔑視やらにかなりうるさい日本の風潮の中で、すこし考えさせられるような言葉なのである。それは・・・。

渡辺直美に「おわびしてもしきれない」佐々木氏辞意 その2

2021年03月22日 06時29分22秒 | 日記
 オリンピックの演出内容としては差別発言とされた。しかし差別と言うよりも演出の質としてもチープである。ところが見方を変えると渡辺直美は芸人である。本人がどのように思うかは知らないが、このような「いじり」は芸人にとっては実は「おいしい」のである。それがオリンピックの場であったことがいけなかった。それだけである。
 たぶんTVのバラエティ番組でやるとしたら、おそらくブタの着ぐるみで出てくる演出なのだろう。渡辺直美のように米国でも活躍している芸人が日本のTVバラエティでそこまでするかどうかは別にして、あのビートたけしですら、今をもって着ぐるみを着て出てくるのである。たぶん芸人ならばこれだけ自分をいじってくれるのは本望じゃないかと思うのだが。
 ただこれが差別だとか蔑視だとかで現在騒がれているオリンピックでのことだったのがまずかったのである。

渡辺直美に「おわびしてもしきれない」佐々木氏辞意 その1

2021年03月19日 06時23分43秒 | 日記
3/18(木) 0:51配信 日刊スポーツ
 東京五輪・パラリンピックの開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクター佐々木宏氏(66)が17日、辞意を表明した。開会式に出演予定だったお笑い芸人、渡辺直美(33)の容姿を侮辱する演出案を考案していたとこの日、文春オンラインが報じていた。
 記事によると佐々木氏は演出チーム内のLINEに渡辺が豚に変身する演出案を送っていた。豚にかけて「オリンピッグ」などと書き、豚の絵文字まで使っていたがチーム内の批判を浴び、撤回に追い込まれた。 組織委は17日深夜、佐々木氏の謝罪文を公表。
 文書には「あと数カ月に近づいた五輪パラの開閉会式を日々、死にものぐるいで準備するメンバーにも、本当に申し訳ない。先ほど、橋本会長にお電話で辞意をお伝えしました。渡辺さんにはおわびをしてもしきれないと思っています」と書かれていた。


私の体温 その2

2021年03月18日 06時30分53秒 | 日記
 そしてこのような人は今測った測定値に敏感である。「今、走ってきたので体温は上がっているはずだが、今までと同じか、むしろ低い。これはどうしてなんですか?」となぞかけ問答が始まる。もし汗でもかけば表面体温は下がるので、そこで皮膚温測定すれば低いはず。冬場の寒風吹きすさぶ中で手が冷えているときに握った体温計では低く出るでしょう。おなじことです。
 最近では非接触型瞬間体温測定器が出回っている。これでいろいろな部位を測定して「こんなに場所によって体温が違う。これはこの器械が壊れているんですよね?」と、医学ではなく製品説明まで求められるのである。壊れているかどうかは自分にはわからないけど、「測定部位によって温度は微妙に異なりますよ」とお話しても、なかなか納得いただけないのである。
 医学以外の説明で外来診療に時間をかけるも困るのである。
 元はといえば「体温低い→病気になりやすい」とTVで吹聴した医者が悪い。何とかしてくれと言いたい。

私の体温 その1

2021年03月17日 06時23分07秒 | 日記
 最近、鳴りを潜めていたが、特にコロナ騒ぎになり体温測定がルーチンになった。そうするとまたぞろ話が出てくるのは「私の体温は○○℃であり今日の体温は36.7℃なので、いつもよりずいぶん高い。だから私は今日は具合が悪いのだ」と自分で診断してくると言う話である。もうこんな話はしたくない。特に絶対値が極端に高くなければそれでいいのであるが、どうもなかなか納得されない。
 これは昔、「体温が低い人は免疫能が低く病気になりやすい」などとTVで盛んに医者が民間療法的な話をしたせいであろう。いい迷惑である。土台、年齢を重ねれば代謝は低下してくるので自分の体温は下降気味になる。しょうがないし気にしたらきりがない。
 それよりも1日最低1万歩歩くような運動をしたかどうかが大事。
 気にするなら体温よりも歩数にしてほしい。


震災後10年 その5

2021年03月16日 05時40分48秒 | 日記
 震災後、時々余震もある中で、約1か月くらいしたら、中年の独身女性の方が外来に来た。ふだんから時々お見えになる方である。
 「私、今回の地震で怖くなりました。トイレにはいっている時やお風呂に入っているときに今回よりもすごい大地震きたらどうしようかと思い、あてはないんですけど東京から離れることにしました」と言ってきた。
 「地震のない所に行きます」って・・・。確かにあの時の地震直後に、近くにあるフランス人のケーキ屋の主人が早々に店を閉じてフランスに帰ってしまった。まあ故国があるならそれもよい。しかしこの女性は「地震のない所に」って言ってたけど、その後凄い地震は、日本全国ありとあらゆるところで頻発しているのである。つまり日本全国「地震のない所」ってないような気がする。
 あの女性は今、日本のどこに住んでいらっしゃるのか気になるのである。

震災後10年 その4

2021年03月15日 05時23分29秒 | 日記
 まあとにかく話はうまくいきそうである。そこでその事故の状況を写真に収めるために昼休みも終わろうとしている時間、午後2時45分頃に現場に行った。そして数枚写真を撮っているところで急に近所家の中から「きゃ~」と言う声が聞こえた。何騒いでいるんだと思った次の瞬間、あの猛烈な揺れに襲われたのである。外にいたので家の中より揺れをあまり感じなかったのかもしれないが、その激烈な揺れは初めての体験であり、瞬間「あ 直下型がついに来たか」と思った。慌てて玄関の扉にしがみついたのである。後の経過はもうご存知の通りである。
 数日後、破壊された門扉の写真をメールに添付して、その会社に送ってやった。門扉ポールも今では修理して治っている。そしてあれから10年経過して、また思い出したがあの時のメール写真には2011.3.11:14:48と刻まれているのである。写真自体は壊れた門扉なのだが全く震災写真ではない。でも打刻されたこの時間が、以降自分の震災記憶の中に残っている。

震災後10年 その3

2021年03月13日 05時52分00秒 | 日記
 クリニック駐車場の破壊されたポールを見せながら、「ほら、これ分かっていたでしょう?」といったが、その男は黙ったままだった。もうこれ以上はこちらも面倒くさいので「じゃあ、弁済してもらいますので名前と住所と電話番号、そして会社名と連絡先を書いてください」と紙とボールペンを渡して書かせて開放してやった。
 もう朝の診療が始まるのでとりあえずそのままにして、昼休みに会社に連絡した。
 最初出た会社の人は「はい○○コーポレーション。はぁ? で、おたくどちらさん? ご用件は何?」とドスの効いた声だった。一瞬、あ これもしかしたらヤバイ会社かと気がめいった。もしかして逆に難癖つけられたりしてはねつけられるかもしれないと思った。まあ言うだけは言おうと「実はお宅の社員の○○さんが駐車場の門扉を壊してそのまま当て逃げして・・・」といったら、声色が急に変わり「あ~○○ですかぁ~、すみません、すべて弁償しますので、現状の写真送って下さい」と低姿勢になったのである。何となくホッとした。それにしてもこの電話口で対応した会社の人の態度の急激な変化はなんだったのであろうか? この運転手はよく物損事故でもおこして会社ではお馴染みなのか?