吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

山上容疑者の母「旧統一教会が批判され迷惑をかけ申し訳ない」 検察の聞き取りに話す その1

2022年07月30日 06時09分33秒 | 日記
7/23(土) 13:15配信 MBSニュース
 安倍晋三元総理(67)が銃撃され死亡した事件で、容疑者の母親が奈良地検の聞き取りに対し「旧統一教会に申し訳ない」と話していることがわかりました。  7月8日、安倍元総理が奈良市で遊説中に銃撃されて死亡し、山上徹也容疑者(41)が逮捕されています。  親族によりますと、山上容疑者の母親は「亡くなった夫の霊を慰めないといけない」などとして旧統一教会に多額の献金を繰り返し家族とトラブルになっていて、事件後、奈良地検の聞き取りに対して母親は「事件で旧統一教会が批判され迷惑をかけ申し訳ない」と話しているということです。  捜査関係者によりますと、山上容疑者は「母親の入信で家庭がめちゃくちゃになった」とも話していることで、警察は犯行の動機について調べを進めています

USBメモリー紛失業者、30年以上の「ベンダー・ロックイン」 その5

2022年07月29日 05時48分05秒 | 日記
 その後の報道で明らかになったのは、市の業務を業者に依頼したものの、その業者がまた下請けの会社に出していたそうです。専門技術が必要な部分での専門家への下請け、孫請けはやむを得ないとは思います。
 しかし人の手を介すれば介するほどセキュリティは甘くなります。これら業務は行政の中でも今後の目玉の部分であるので、セキュリティを強化するには、行政の中で人材育成しないとだめでしょう。
 アウトソーシングは行政にとって気安くおこなっているかもしれません。例えば公共事業の入札などもある意味民間企業の活用として経済活動へのいい影響をもたらすでしょう。
 しかし重要な情報管理の業務をアウトソーシングした時点でそれは組織外への情報流出です。外部委託とは聞こえはいいですがイコール情報漏洩とみなさないといけません。
 この管理は高度な技術が必要で専門家への外注が必要かもしれません。しかし長い目でみて行政部署内での管理にするためには、組織名での人材育成にしない限り今後も情報は漏洩するでしょう。

USBメモリー紛失業者、30年以上の「ベンダー・ロックイン」 その4

2022年07月28日 06時30分56秒 | 日記
7月3日配信 読売新聞オンライン
 立命館大の上原哲太郎教授(情報セキュリティー)は「自治体の職員は頻繁に異動があり、IT知識も乏しいことが多く、業者に任せきりにすることがある。尼崎市と同様の問題は他の自治体でも起こりうる。しかし、住民の個人情報を守る責任があるのは自治体で、業者を適切に管理する必要がある。職員への研修を強化し、IT人材を育成するべきだ」と指摘している。

◆ベンダー・ロックイン=特定の業者(ベンダー)の技術に依存したシステムを採用した結果、他の業者への乗り換えが困難になり、特定業者に依存せざるを得ない状態になること。競争が働かずにコストが増す弊害があるとされる。

USBメモリー紛失業者、30年以上の「ベンダー・ロックイン」 その3

2022年07月26日 05時55分12秒 | 日記
7月3日配信 読売新聞オンライン
 ビプロジーはこの社員を自社の社員だとして市に届け出ており、市も同社の社員だと認識していたという。市にITの専門知識がある職員が少なく、市幹部は「長年の契約で『慣れ』があった。業者任せと言われても仕方がない」と語った。問題発覚後、市には苦情や問い合わせが3万3000件以上寄せられている。市は1日、情報セキュリティーの専門家らでつくる第三者委員会を設置。今後、原因解明とともに再発防止策を検討する。
 公正取引委員会は今年2月、「ベンダー・ロックイン」に関する初の実態調査結果を公表した。
 調査は国や自治体約1800機関を対象に実施され、回答があった約1000機関の98・9%がシステムの改修や更新時に既存業者と再契約したと回答。理由として48・3%が「業者しかシステムの詳細を把握できない」、24・3%が「システムの権利が業者に帰属している」を挙げた。

USBメモリー紛失業者、30年以上の「ベンダー・ロックイン」 その2

2022年07月25日 06時35分02秒 | 日記
7月3日配信 読売新聞オンライン
 同社は、30年以上前から、市の住民の個人情報を管理するシステムの中核部分を開発し、更新や運用も随意契約で受注。このほか、関連する業務も請け負っていた。市は約5年前から同社への業務集中を解消するため、他社への切り替えを進めてきたが、住民情報などを扱う基盤システムに関する業務は「他社では困難」として、同社が担い続けているという。
 市は、今回の臨時特別給付金の業務についても、迅速に給付する必要があるとして、基盤システムを扱い、20年に国民1人あたり10万円が支給された「特別定額給付金」の業務を随意契約で委託していた同社に随意契約で発注していた。契約金額は約3億5800万円だった。
 USBを紛失した再々委託先の社員は約20年にわたって市のシステムに携わっていた。市の担当者は数年ごとに異動するため、社員から仕事を教わることもあった。また、社員は住民情報を管理するシステムのIDやパスワードも付与され、データを取り出せる立場だった。紛失したUSBに個人情報を移して持ち出す際も、市の担当者は立ち会っていなかった。

USBメモリー紛失業者、30年以上の「ベンダー・ロックイン」 その1

2022年07月23日 06時26分06秒 | 日記
7/3(日) 17:45配信 読売新聞 オンライン
 兵庫県尼崎市の全市民の個人情報が入ったUSBメモリーが一時紛失した問題で、情報システム会社「BIPROGY(ビプロジー)」(旧日本ユニシス)が、市の住民情報を管理するシステムを開発し、30年以上関連業務を受託していたことがわかった。特定業者によるIT業務の囲い込みは「ベンダー・ロックイン」と呼ばれ、発注側のチェックの甘さにつながると指摘されており、市の第三者委員会が経緯を検証する。(加藤あかね)
 市などによると、市はコロナ禍に伴う「臨時特別給付金」の業務をビプロジーに委託。同社の2次下請けにあたる会社の40歳代の社員が6月21日、全市民約46万人分の個人情報をUSBに移して市から持ち出し、大阪府吹田市で作業後に飲酒し、紛失した。USBは24日、同市内で見つかった。
 個人情報を持ち出したのは、同市のコールセンターで住民の問い合わせ対応に使うためで、尼崎市は持ち出し自体は許可していた。しかし、日時や方法、持ち出す情報の中身を確認せず、ビプロジーが業務を再委託や再々委託していたことも把握していなかった。

コロナ無料検査場 空港や駅などに臨時設置へ その4

2022年07月22日 06時13分12秒 | 日記
 結局、自分で検査して陽性ならば医療機関と相談しなさいでは末端医療機関の負担はあまり減りません。しかも電話応対なのでその間の通常診療が妨げられます。しかも自院での検査ではないので「みなし陽性」ということになりますが、これは以前はよかったのですが現在では認められておりません。しかも点数もつきませんでした。
 これが今までの状態でしたが、ところがこのコラムを書いた翌日に都からのメールで「みなし陽性は復活し、また認めます」「患者本人がおこなった検査で判明したコロナ患者に対しても柔軟に対応して下さい」ときました。しょうがないと言えばしょうがないですが、感染者数が少ないときは、「検査なしでの診断はダメ」といい、逼迫してくると「柔軟に対応してよい」と朝令暮改が繰り返されています。しかもメール一つで朝令暮改ですので各行政からの数あるメールの中で見落としたら一発アウトです。もうこちらの頭が柔軟に対応できない状態ですね。

コロナ無料検査場 空港や駅などに臨時設置へ その3

2022年07月21日 06時44分26秒 | 日記
 まあ別に無料奉仕などはなんでもないのですが、この感染後の指示や行政への登録は手間がかかります。そして診療時間中に電話で「私どうしたらいいんですか?」という感染者からの電話相談が入り込むと通常診療をストップせざるを得ません。特に問い合わせてきた患者さんのカルテがないと、患者情報を電話で聞いてカルテ作成し、そして保健所への報告情報もすべて電話で取得しなければなりません。来院してもらって診療したほうがずっと早いのですが、感染患者さんの外出は望ましくなく、また公共交通機関の利用は勧められていません。なので受診を促すのは問題があります。
 本来発熱患者の医療機関集中を避けるために街頭での無料検査が行われているのですが、もし陽性になった場合は最初から来院されるより医療機関に負担をかける結果につながっています。当院でも発熱外来をやっていますが、すべて予約制です。発熱者の突然の来院や、このような突然の電話相談の対応には苦慮することが多いです。

コロナ無料検査場 空港や駅などに臨時設置へ その2

2022年07月19日 05時47分58秒 | 日記
 いろいろな所でPCR検査が無料で受けられることはいいことです。しかしいくつか問題点があります。これが公的機関の検査所であればいいのですが、中には検査をして結果を伝えるだけのところも沢山あります。この陽性結果を保健所に届け、かつ療養指示なども本人に伝えなければならないのですが、これは公的検査所であれば提携医療機関がやってくれます。しかし検査だけしかやらない施設だと「あとはどこか医療機関に行ってください」と言われ、困った陽性患者は開業医などに相談してくることがよくあります。こちらも自分の施設でやった検査ではないので、陽性結果の確認方法にも困ります。そして保険点数がとれないので無料奉仕になることもあります。以前は検査をしないで症状や接触状況だけで「みなし陽性」という保険点数請求ができましたが。それもいつのまにか廃止になっています。

コロナ無料検査場 空港や駅などに臨時設置へ その1

2022年07月16日 06時06分56秒 | 日記
7/13(水) 21:40配信 テレ朝 NEWS
 新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて政府は夏休み期間中、無料の検査場を駅や空港などに臨時で設置する方針を固めました。  無料の検査場は現在、全国に約1万3000カ所設置されています。
 しかし、感染拡大が進むなか、お盆休みなどに帰省や旅行で移動する人が増えることから駅や空港、サービスエリアなどに臨時の検査場を100カ所程度、設置することが検討されています。
 オミクロン株への感染は特に60歳以上の重症化リスクが高いことが指摘されていて、政府関係者は「行動制限はしないが、60歳以上に感染が広がらないよう対策をしっかりしてもらう必要がある」としています。

【新型コロナ】東京都で8529人の感染確認 専門家会議「第7波に入ったと考えられる」 オミクロン株「BA.5」置き換わり進む その3

2022年07月15日 05時46分58秒 | 日記
 マスク着用の条件付き解除を述べたのは東京都医師会長の尾崎先生でした。もちろんまったくおっしゃっている内容に異論はなく自分もそのような方向でいいとは思うのですが、実用性については問題があると思います。
 「広い屋外や運動中はマスク非着用でよい」 確かにこのような場合における感染はゼロではないもののかなり低いと考えます。ただしこのような「使い分け」がきちんと市民全体で行えるかどうかは疑問が残ります。
 マスクをはずした場面から、密な状態に入る前にきちんとマスクを着用できるかどうか、つまり必要な時と不要な時を厳密に分けられるだけの注意力と理解力がないと、一律全市民に対してこの勧奨は難しいと思います。
 おそらく「医師会の会長がもうマスクしなくていいって言っていたよ」と「条件の文言」が消滅して流布される可能性もあります。今でも鼻だしマスクや、みだりにマスクの真ん中を手で触れるなどして個人的感染防御ができない人も多いので、まだまだ一般市民に向けての条件付き非着用は難しいでしょう。

【新型コロナ】東京都で8529人の感染確認 専門家会議「第7波に入ったと考えられる」 オミクロン株「BA.5」置き換わり進む その2

2022年07月14日 06時45分03秒 | 日記
 いよいよ第7波がきました。この伝播速度はなんだか猛烈に速そうです。
 まあ、もっとも政府は人流を広げましたし、条件付きマスク解除もしたので、これは当然の結末だと思います。
 感染伝播力の強いBA.5株に置き換わり・・・といってますが、まだ3~4割程度なので、まだ現行株の作用のほうが強いと思います。ということはやはり述べた通り人流の増加とマスク解除による当然の帰結だと思います。まあ経済状態の回復のためには人の動きを活性化せざるをえないという気持ちもわかります。そしてこの暑さですので熱中症の予防の意味での条件付きマスク解除もわかります。
 だれももう6波で終わりとは思っていないでしょうし7波は当然来ると思っているでしょうから、やはり個人感染防御はしっかりしたいですね。
 しかしながら特にマスクの条件付き解除は今の時点では難しいと思います。


【新型コロナ】東京都で8529人の感染確認 専門家会議「第7波に入ったと考えられる」 オミクロン株「BA.5」置き換わり進む その1

2022年07月12日 06時18分16秒 | 日記
7/7(木) 16:45配信 FNN プライムオンライン
 東京都で7日、新たに8529人が新型コロナウイルスに感染していることが分かった。先週木曜日より4908人増え、2倍以上となった。亡くなった人はいなかった。 感染者を年代別に見ると、10歳未満が858人、10代が925人、20代が2056人、30代が1573人、40代が1348人、50代が997人、65歳以上が543人だった。年代別では20代が最も多かった。 オミクロン株の特性を踏まえた指標による重症者は速報値で23人で、重症病床使用率は5.5%となっている。
 都内の感染状況について、7日の東京都の専門家会議では専門家から「第7波に入ったと考えられる」との認識が示された。会議では、6日時点で新規感染者数の7日間平均が4395人に達し、わずか1週間で倍増したとの分析結果が出された(6月29日時点・2337人)。このままのペースで感染が拡大すると、2週間後の7月20日には1万5534人に、4週間後の8月3日には5万4902人にのぼるとの予測値が出された。 感染拡大の要因の一つとして、オミクロン株の「置き換わり」が指摘されている。7日の専門家会議では、変異株を対象にしたPCR検査の結果(6月21日週のデータ)、現在主流となっているオミクロン株「BA.2」よりも感染力が強いとされる「BA.5」疑いが全体の33.4%を占めていて、置き換わりが進んでいることが明らかにされた。

安倍 元首相 死亡(つづき)

2022年07月11日 06時11分59秒 | 日記
 今回メディアも政治家もこぞって「民主主義の危機」「テロには屈せず」と口をそろえて連呼しています。少し違和感があります。 確かに選挙期間中の蛮行なので表面上、結果的にはそういうことになるのでしょうが、容疑者は「政治信条での問題ではなく、阿部さんが特定団体に関与している」という理由での犯行と言っています。ということは各党党首は、選挙期間中に乗じて政治信条の理由にして選挙戦に臨みたいと考えているのでしょうか? 
 一部報道では某宗教団体に母親が献金し続けた結果、家庭崩壊をきたしたため容疑者は恨みを持っていたと言っていますが、それが安倍さんとなんの関係があったのか不明です。
 ここはぜひとも捜査をすすめ、ではどのような特定宗教団体で、どうして容疑者が安倍さんを殺害しようとまでの思いに至ったのか明らかにする必要があります。

安倍 元首相 死亡

2022年07月09日 05時58分53秒 | 日記
 安倍元首相が昨日暗殺されました。
 違和感だらけの事件です。まずSPの救護体制はどうだったのでしょうか? 彼らの業務にとって一番起こしてはいけない事態を未然に防ぐことができなかったのは彼らの存在意義にかかわります。選挙演説中はなるべく聴衆に近いところでということが優先されるかもしれませんが今回の暗殺者はプロではありません。未然に防ぐことはできたはずです。これで諸外国からは日本の警備体制は甘いとおもわれるでしょう。残念です。
 またこのテロリストが自作で散弾銃を作りえたということです。そんな簡単なものなのでしょうか? また41歳ということですがわずか数年の在籍年数しかないのに「元自衛官」がメディアで連呼されていました。てっきりこのテロリストのキャリアの大半が自衛官だと思いました。
 また外傷による現場での心肺停止状態の場合は、かなり救命が難しいのは事実です。結果は同じだったと思いますが、それでも近年病院前救護のシステムも改善がすすみ成果を上げています。ドクターヘリまで動員されてきたのであれば、果たして搬送先の病院選定が適切であったかどうかも事後検証が必要かもしれません。外傷治療に特化した施設選定も考慮されたのか? あるいは県境を越えての搬送がためらわれたのか?などの検証も必要だと思います。