吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

女性都議へのヤジ その6

2014年06月30日 05時57分43秒 | インポート

   その後、差別的なヤジを放った自民党議員が名乗り出て謝罪するに至った。しかしこの女性都議は「まだ他にも複数の差別的野次を放った都議がいる」としてそれらを断固追及する姿勢を崩していない。しかも外国人特派員会見でも今回の女性蔑視的発言の件を述べたらしい。徹底的に追及する姿勢もよいが、全世界に向けてこの件を発することは、慰安婦問題などで日本を叩こうとする周辺諸国にとっては「いい話題提供」になったろう。一部意見ではここまで彼女がこの問題で徹底抗戦すると国益に影響を及ぼす事態にまで発展する可能性があると言っている。安倍総理も昔、口の悪い某有名女性議員から子供がいないことを差別的にいわれたことがあるが、特に何も問題としていない。またこの女性都議もこれ以上ことを大きくすると自身の過去の発言も引き合いに出され墓穴を掘る恐れがある。<o:p></o:p> 


女性都議へのヤジ その5

2014年06月28日 05時23分11秒 | インポート

   この議員もよく野次られたそうだが、その切り返しが絶妙だったそうだ。ある時、自分の街頭演説の時に相手側の会派の男に野次られたそうである。「お前は妾を4人もかかえているそうじゃないか!」と言われた。すると演説を中断し「4人じゃない、5人だ。一人忘れると喧嘩になる。正しく野次れ」と切り返したのだ。お妾さんがいるかどうかの問題ではなく、人数の違いで切り返したのである。ちょっと外して受け応えるところはかなりウイットが効いている。このようにうまい受答えのできる人物であれば議会の野次も「華」になるのであろう。ところがなかなかヤジの才能を持った議員さんも最近ではいないようである。また前にも述べたが、ヤジの倫理コードも時代によって変わるのである。その変化するコードに疎いようでは自分の野次で墓穴を掘ることになる。政治手腕にこのヤジる能力というのも含まれているのだろうか? まあしかし今の世の中では、あれはだめこれはだめの規制だらけである。ならば必要悪の「議会の華」も、いっそすべて廃止したらいいのではないかと思うのだが。<o:p></o:p> 


女性都議へのヤジ その4

2014年06月27日 05時32分04秒 | インポート

   議会での野次は歴史的に存在するらしい。「野次は議会の華」とまで言われているところをみると、その存在は「必要悪」どころか立派に「市民権」すら得ているようである。ただ衆議院規則には発言している者への周囲からの妨害は禁止されているので、本来はあってはならないのが建前である。大昔の議会でのヤジで有名なものがある。大正時代の話だが時の大蔵大臣が「海軍を作るのに8年かかかる・・・」と言ったところ、「ダルマは9年だろう」というヤジが発せられ会議場では笑いが起こったという。これはこの大蔵大臣のあだ名が「ダルマ」だったので「達磨大師が壁に向かって修行したのが9年間」ということになぞらえて放った野次だったそうだ。このように硬い雰囲気が取れ議会が円滑にいくような野次は「いい野次」として歴史的に捉えられているようである。そしてこのヤジを放った本人も周囲から野次られることが多かったとのことであるが・・・・。<o:p></o:p> 


女性都議へのヤジ その3

2014年06月26日 05時38分07秒 | インポート

 一方で、これはギャグであろうがふざけたコメントもネットで見た。実はヤジを発した議員はこの某女性都議に好意をもっているというのだ。確かに元タレントいうことで美形である。しかし噂にあるように昔、不倫相手から1500万円の手切れ金をとったということから「ちょっと豪傑で怖い」というイメージもある。小学生が、好きな子と接点を持ちたいために逆にいじめたり、からかってしまったりということはよく聞くことである。政治を任せる都議が小学生並みの思考背景では困るのだが、もしそうだとしたら、女性都議は壇上で涙ぐむことはない。「その豪傑」ぶりを如何なく発揮して「お黙り!」とか「あらあら、きちんと人の話は聞かなくちゃだめよー」とでも一喝すれば確実にヤジはおさまると思うのである。野次ること自体が禁止行為ではないというおかしなルールが存在する以上、このように壇上から返答をしてもバチは当たらないと思うのであるが(笑)。<o:p></o:p>

 


女性都議へのヤジ その2

2014年06月25日 05時38分05秒 | インポート

   人がどう思うかなどというのは規制のしようがない。しかしそれを公の場で本人に面と向かって言うことが問題なのである。またその言ってはいけないということの限度ラインはその時代によっても違うのである。おそらくこのヤジの内容もセクハラなどと言う言葉のない時代には日常茶飯事的に言われていただろう。現代ではかなり発言に気を付けなければいけなくなっているのである。しかしながら奇妙なことに、一般的にどうやら議会ではヤジをすること自体は認められているようである。そして言っていいヤジと言ってはいけないヤジがあることにも違和感を覚える。「人が発言や質問をしているときはじっくり聞いて、発言が終わってから応答をする」ということは小学生の学級会でもあたりまえのことである。それが国会を含めた議会の場で、何故、人の発言の最中に、それを揶揄するようなヤジが認められているのか不思議である。ヤジというものは最初からあってはならないというのが「よい子の手本」となるべき議会のあり方であろう。その根幹が論調にならないで、ただ「あのヤジは品位がない。差別的だ」と言っているコメンテイターの意見には片腹痛いのである。<o:p></o:p> 


女性都議へのヤジ その1

2014年06月24日 05時51分13秒 | インポート

   最近、某女性都議が質問中、議会場の自民党都議からこころない差別的野次が飛ばされ問題とされた。これは海外メディアにも取り上げられて問題となっている。この女性都議は過去、TVのバラエティ番組にも出演していた元タレントさんらしい。また一部ネットで噂されているが、過去、不倫相手から「ただでは別れない」とばかりに1千万円ほど慰謝料をもらったとそのTVバラエティで公言したらしいというのだ。もちろん芸能界での話なのでどこまでが本当なのかも分からないし、また事実であったとしてもそれは過去のことなので現在の仕事に考慮されるものでもない。さてこころないヤジであるが、TVのコメンテーターの話を聞いていてもみんな「発した人の品位の問題。こんな意識の低い人に政治を任せていいわけはない」とか「あのような品位にかけるヤジを発する議員は辞任すべき」だとか言っている。まあそれぞれ個人の資質の問題にターゲットを絞った論調である。人が他人をどう思うかということについては何ら制限はないし、ましてや好きだの嫌いだのの感情であればそれにつけるべき理由はない。差別はいけないと言いつつも人は心の中で差別をしていることはよくあることである。<o:p></o:p> 


サッカーワールドカップ 続き2

2014年06月23日 05時31分00秒 | インポート

   大学勤務時代、ノルウェーで学会発表をした帰りであるがノルウェー全土の空港ストで飛行機が飛ばなくなったことがあった。陸路で隣のスウェーデンまでいって帰国便を探したがなかなか空席が見つからなかった。スウェーデンの空港の職員曰く、「明日の成田行きの便はどこの航空会社も満席です。ようやく明後日のフランクフルト経由でのルフトハンザに空きがあるようですが」とのこと。そしてその便は「どうもサッカーフランス大会で日本人サポーターが帰国するのにぶつかっているみたいだ」との情報を得た。ドイツのフランクフルトに行き2泊してその便に乗ったところ青い応援シャツを着たサポーターが大勢乗っており、自分の隣席にも青い応援Tシャツを着た男性が座っていた。どうも日本が敗退したので急きょ帰国便に集中したらしいのだ。ということでなかなか帰国できなかったのはもちろん彼らサポーターのせいと言うわけではない。しかし隣席のサポーターの彼はどうやら現地滞在中ずっと応援Tシャツを着たままだったのか、ちょっと・・・臭いが・・・。成田まで隣席の私はつらかった。というわけで今でもあの青い応援Tシャツはトラウマなのである。


サッカーワールドカップ 続き1

2014年06月21日 05時51分28秒 | インポート

 昨日はギリシャ戦ではいいところまで追い込んだがあと一歩のところでゴールまでは至らなかった。診療前のあわただしい時間であったが結局はみてしまった。かなり攻めて攻めていいところまではいったのだが残念であった。このようなあと一歩というゲーム展開は見ごたえがある。通常自分はあまりサッカーの試合をみることはない。自分が育った時代や周囲の環境でサッカーは一般的ではなかったからかもしれない。小学校でも中学校でもサッカー部はなかった。やはり中学では野球部やバスケットやバレー部が中心だった。でもメキシコ五輪で日本サッカーが活躍してからはずいぶんその後サッカー熱は高まったが、いかんせん都内の区立学校では広いグラウンドなどとれやしない。そして自分は走るのが苦手だったのでやはりサッカーに興味はなかった。とりあえず中学時代はバレー部で3年間活動したが当時、サッカーが自分の周囲に当たり前のように存在していたならもっと好きになっていたかもしれない。これはもうめぐり合わせなのだろう。<o:p></o:p>

 


ワールドカップ

2014年06月20日 06時21分02秒 | インポート

 あと1時間弱で、サッカーワールドカップブラジル大会、日本VSギリシャ戦がはじまる。今週のニュースでは通勤時間~就業時間帯にかちあうので、就業開始時間を繰り下げるという会社もあるというのだ。試合の流れが気になって仕事の効率が上がらなくなるという配慮からそうするらしい。サッカーファンの従業員にとっては最高の勤務シフトでありこの上なく喜ばしいことであろう。しかし日本人はいつからこんなにサッカー好きになったのであろうか? しかもこれほど仕事に支障をきたすほど熱狂的に入れ込むようになったのか? 過去、熱狂的な野球ファンで会社を休んでまで観に行ったという話はよく聞いたが、会社が休みになったという話は聞いたことがない。他国と同じように日本人がここまで熱狂的になるのが不思議ではある。しかし試合会場まで応援に行ったサポーターたちが試合に負けたにもかかわらず、きちんとスタンドのゴミ拾いをして引き上げた様は、日本人は他国民と違うんだとの思いを新たにしたのである。世界に胸を張れる行為である。


100円ショップ その4

2014年06月19日 05時30分12秒 | インポート

   アジア諸国に行くと、まるで日本製かのようなロゴをつけた電化製品が安価に売られている。性能や耐久性は比べるまでもないらしい。日本製に模した製品は売れるらしい。しかしかつて高度成長期、日本の製品も米国製を模していた。性能も当時は一段低かったのかもしれない。しかしこれが改良を繰り返し、性能は格段に向上していつかは他国のオリジナルを凌駕するまでに発展したのである。今では「Made in Japan」のブランド性は高く、それなりの信用があるのである。たかだか100円ショップで購入した壊れやすいプラボトルの話から、生産国やら品質管理などの話に飛躍したが、日本製品はやはり自国で奨励し保護するべきなのである。食品、たとえば肉や野菜も安全安心が重要で、少し高くても日本産がいいのであろう。実はTPPが導入されると、医療の分野でも同じことが考えられる。諸外国から安い医療が流入する恐れがある。品質維持と経済性は<o:p></o:p> 同時に成立しない。これらはトレードオフになるのである。さて、日本がどちらの道を選ぶのかは今後の成り行き次第であるが。


100円ショップ その3

2014年06月18日 05時44分02秒 | インポート

   高度成長期時代の日本では、舶来製品(概ねMade In USA)を信頼し、自国製は一段格が落ちるという印象だった。敗戦国日本のイメージから、この「Made in USA」の文字が製品に刻印されていると、文化的でおしゃれな生活を送っている米国一般家庭の暮らしぶりが想像できたのである。しかしそれから10年もすると、イメージは逆転した。「猿まね日本」と揶揄されながらも他国製品を見習い技術革新がなされ品質は向上した。特に国産車では性能や燃費や、そして特に故障しないことに優位性を実感するようになった。今では勤勉さと手先の器用さもあり日本人のモノづくりの技術は世界でも有数のものであると思っている。近年、安価な労働力から近隣諸国の製品が市場に出回り「Made in Japan」と比較されるようになった。手前味噌ではあるが、日本のブランドは過去の高度成長期のイメージを完全に逆転させている。「あ やっぱり日本製は違うね。しっかりしている」というイメージが定着しているのである。<o:p></o:p> 


100円ショップ その2

2014年06月17日 06時25分23秒 | インポート

  考えてみればこの小分け用のスプレーボトルは100円ショップで購入した。実は以前に購入したスプレーボトルもスプレー内部のバネが折れたり、スプレーノズルをおしても霧が出てこなくなったりでトラブルが多かった。また4月に学会に行ったときも小分け用のプラボトルに化粧水を分けて入れて持って行った。途中で蓋が開かないようしっかりと蓋を捩じってしめたのだが、急に「バキッ」と音を立ててプラスチックの蓋の上部が割れて円形に抜けてしまった。キャップを捩じって蓋が割れるなんて経験は初めてである。プラスチック容器は、いろいろ家庭用品や化粧品を入れて売られているが今まで購入した化粧品の容器でこのようなトラブルはない。すべて100円ショップで売られている空の小分け用ボトルでのトラブルなのである。まあ100円ショップなので目くじらを立てたくもないが、こうなると「ん? しかし、どこ製の製品なんだ?」とついつい生産国を勘ぐってしまう。<o:p></o:p> 

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100円ショップ その1

2014年06月16日 06時33分16秒 | インポート

   診療中にすぐに手指消毒をするため、消毒液を小分け用のスプレーボトルに入れて、こまめに手にスプレーし揉みこんでいる。いちいち水道の流しまで席を立たないのでこれは便利である。もっとも流水による物理的洗浄のほうが効果はあるのだが、まあ簡便的にでも小分け用のスプレーボトルでの消毒は重宝している。ところが最近のことである。診察室の机の上が少し濡れているのだ。最初はキャップが十分に閉まっていなかったのだろうとしっかりと締めなおした。しかしそれでも一晩すると机は濡れている。よくよくみるとこのスプレーボトルの本体にわずかな亀裂が入っているらしくそこから漏れているのだ。しかしこれはプラスチックのボトルである。シームレスなので亀裂が入るとはとても思えないのである。頑丈なプラスチックボトルに亀裂がはいるなら世の中で売られている色々な洗剤や化粧品やらペットボトル飲料などの気密性、安全性も疑ってしまうのである。<o:p></o:p> 


合剤

2014年06月14日 05時58分50秒 | インポート

 最近、合剤がどんどん増えてきました。合剤というのは2剤の薬が一つの錠剤に混ぜ合わせて作られているものです。この目的は2つを合わせると相乗効果が期待できるということもありますが、むしろ2回飲まなければいけないのを1回で済ませてしまうという利便性の目的が大きいようです。しかも薬価は通常2剤をあわせた額よりも安く設定されています。薬によってはどちらか一方の薬はほぼ無料となるくらいまで薬価が引き下げられているものもあります。薬の組み合わせとしては、降圧薬+利尿薬、降圧薬2剤、血糖降下薬2剤、抗血小板薬+PPIなどの組み合わせがありますが主として今は降圧薬関係がおおいですね。難点としてはどちらか片方の薬を減らしたいときに調節できないことにあります。それからこれらの合剤は名前が新しくつけられますので新たな薬の名前がどんどん増えてなかなか自分が覚えられないことでしょう。患者さんが「他院でこれもらって服用しています」とリストを見せてくれた時も、「えっ、あ~これ合剤のようだがなんと何の組み合わせだっけ?」と調べることになり手間暇が増えました。というか自分の記憶力減退のほうが問題なのかも?(笑い) 合剤ばやりの今日この頃です・・・。


池上彰氏の番組 その9

2014年06月13日 06時02分02秒 | インポート

   TVの報道番組やバラエティ番組も然りであるが、見てくれの派手な映像や面白い話が取り上げられて、長年に渡る地道な活動にはスポットライトはあててくれない。池上彰の番組で交通事故の解説とはいえ、やはりバラエティである。散々、警察の取り組み、行政の取り組みを取り上げ、そして死亡者数が減った最大の要因はシートベルト着用の義務化であることが強調されていた。確かにそうであるシートベルト着用にて致命的な胸腹部損傷は減ったのである。またいつものことのようにどうせそこで話は終わりだろうなと思っていたところ、「もちろん救急医療システムの整備と救急医療対応の向上も交通事故死亡減少に寄与しています」と最後に言ってくれたので溜飲が下がった。さすが池上彰・・・とは思わなかったが、ここまで踏み込んで言ってくれたTV番組は今までなかったのである