吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

本日で今年は終診

2014年12月29日 05時42分13秒 | 日記
 本日12日29日(月)で今年の診療は終了です。周囲の診療所では本日29日も休診にして、昨日28日(日)から1月4日(月)まで8連休のところもあるようです。患者さんから「えっ、月曜も診療するんですか?」と何回か聞かれるので、「あれ? 普通は休むのかな?」と思ってしまいます。開業時に関係行政に定期休診日の届け出をするのですが、「年末休診は『12月30日~1月3日』」と出してあるのでこれを遵守しているだけの話なのですが・・・。
 さて、今日もインフルエンザとノロの患者さんがどっとくるのかと思うと戦々恐々です。感染力は高いですので・・・。それにしてもここ数日、「高熱でインフルエンザにかかった患者さん」と「インフルエンザ予防接種の方」が同時に外来に居られるのでその分離、感染防御にてんてこ舞いです。

 それでは来年も皆様方にとってより良き1年でありますよう。  
『いつもあなたのおそばに吉田クリニック』
(と営業かけたらおかしいですね?)
(ブログは来年1月4日までお休みです)

関東と関西 番外編

2014年12月27日 06時04分03秒 | 日記
 10月の土曜日の午後に神戸の学会に行って翌日日曜日に帰京した。「弾丸学会出張」である。そこで面白いことに気が付いた。新神戸駅についてエスカレータで降りるとき乗客は右側に立ち止り左側を通路としてあけていた。「ああやはりここは関西なんだな」と実感した。ところがである。翌日帰京する時、東京行の新幹線ホームへ行くためエスカレータに乗ったら乗客は左側に立ち止り右側を通路として空けていた。同じ新神戸駅でのできごとである。これはたぶんこれから東京行に乗ろうという人の大多数は関ヶ原より東の住人なんだろうなと感じた。そうでなければこの現象は理解できない。関西地区であってもその瞬間にエレベータに乗っている人の大半が関ヶ原より東側の住人であればありうることである。新神戸駅に居ながら一瞬エアポケットに陥ったような感覚だった。

関東と関西 その3

2014年12月26日 05時41分32秒 | 日記
 この「マック」と「マクド」の呼称の違いは、エレベータの立ち位置と同じようである。この呼称の違いは西側では西日本全体に進むのではなく、やはり岡山くらいまでなのである。つまりどうやら東日本、西日本の区分けではなく、どうやら西側では大阪を中心とした「関西圏」という独自の文化圏を形成しているようなのである。しかしながら期せずしてエレベータの立ち位置とマクドナルドの呼称の境界が一致していることはとても奇妙にも思えるのである。こんなことを感じるのは自分が関東人だからなのであろう。思ったほどこんなことは関西の人は不思議にも思っていないのかもしれない。TVの情報バラエティ番組に出ていた京大出の芸人曰く、「ま~大阪は、あそこだけ外国みたいなもんですからねー」とのツッコミでこの話はオチがついたのである。納得した。

関東と関西 その2

2014年12月25日 06時24分26秒 | 日記
 その後、大阪万博でも左側追い越しのアナウンスが盛んにされたのであるが、それは諸外国の右側通行に由来するためだといわれている。日本の交通は左側通行で追い越しは右からである。諸外国とは逆である(英国は日本と同じだが)。万博では外国人観光客が多くくることを見越してそのようにアナウンスしたというのである。まあどのような経緯かは知らないが、西側の端はどこまでこの慣習が続くのかというとどうも岡山までらしい。完全に西日本全域まで東日本と逆なのかと思ったらそうでもないらしい。そして東と西との境はやはり関ヶ原であるが、まさに1600年の関ヶ原の合戦にまでこの慣習の分け目がさかのぼるのであろうか? 一方この慣習とは異なるが、以前別のTVバラエティのコーナーでみたが、マクドナルドのことを関東では「マック」、関西では「マクド」というらしい。この呼称の東西の境がやはり関ヶ原であると聞いた。どうやらここの地理的な問題はもっといろいろな要素を含んでいるのかもしれない。

関東と関西 その1

2014年12月24日 06時59分57秒 | 日記
 TVのワイドショーで駅のエスカレータではどちら側にたつことが多いのか地域別で調査するコーナーがあった。本来であればエスカレータは偏重荷重がかかると故障の原因となるので、エスカレータ内での昇降動作はすすめられていないのである。なので、正解は右側、左側でもどちらでも立ち止まるのが本来では正解なのである。しかしながら慣習的にどちら側か一方を急いで昇る人のために空けておくのが流れのようになっている。さてそこで関東から東海にかけては左側に立って右側を空けておくのが慣習のようである。それは関ヶ原まで続き、滋賀県にはいると右側に立って左側を通路にするという流れになっているようである。これには理由があるとのこと。大昔阪急電車のエスカレータで「お急ぎの方のために右側に立って左側をお空け下さい」とアナウンスされたらしい。エスカレータが導入されたのは阪急電鉄が日本で最初とのこと。

ノロも多いです

2014年12月22日 05時58分36秒 | 日記
 ノロやロタウイルスによる感染性胃腸炎も最近増えてきました。
 ウイルスが体内に入るとインフルエンザでも同様ですが、高ウイルス血症による体内の防御反応として倦怠感、発熱、筋肉痛、関節痛などの症状がでます。もちろんこの症状は軽い方もいますし、起こらない方もいます。
 そしてその後に嘔気嘔吐があり軽度上腹部の違和感があったのちに下痢がおこり、その時には嘔気嘔吐が治まりつつあるというのが典型的な流れです。そして以後はあまり腹痛の強くないひどい水様性下痢が数日間続きます。
 治療の目標は下痢は止まりませんので、下痢による脱水を防ぐのが重要です。こまめの水分補給しか手はありません。また吐物や下痢便で感染しますので、排便した本人が塩素系トイレ洗浄剤を用いて便器の清掃、消毒をしてください。
 毎日感染性腸炎の患者さんを診療しています。かなり気を付けてはいるのですが自分も2年続けて感染しました。徹底して自分も感染防御しているつもりでこの結果です。感染力は強いですので・・・。

インフルエンザの猛威

2014年12月20日 06時03分55秒 | 日記
 今までインフルエンザの流行は散発的でしたが、今週から爆発的に増えてきたようです。なんとなく今年は学童よりも成人がり患する傾向が強いような気がします。
 昨日は高齢独居の女性が3日間38~39℃の発熱で家から出られない状態で、その後少し落ち着いたということで来院されました。聞くとインフルエンザワクチンは今シーズン他院で接種しているとのこと。たいてい65歳以上の方は区の割引予診票をおもちなので接種率は高く、またあまり人ごみにでかけなかったり、あるいは感染源となる幼児~学童グループとも接触機会がないので、インフルエンザのり患は多くはないような印象でした。
 ところが3日間続く高熱・・・・、もしやと思い、迅速検査をしたら陽性でした。う~んワクチン接種したという情報は、あまり診断の一助にはならないようです。

 まだまだインフルエンザは猛威をふるいそうです。くれぐれもご注意を。

まだ浸透していないのか? その4

2014年12月19日 05時58分02秒 | 日記
 昔、自分が大学病院勤務時代、救急隊員の指導や現場で行われた救命士の処置内容の事後検証を担当していたことがある。彼らは救急救助のプロである。プロにもかかわらず時折見られたのが、「心停止が確認されたが、衆人環視の現場だったので心肺蘇生をせず救急車内収容を優先させた」などという処置内容が時折見られた。これらは全部NGであり指導対象となる。彼らプロであっても現場で誤解していた時期があったのである。前述のように心肺蘇生着手が遅れただけで助かるはずの命が救えないこともあるのである。そこで現場から救急車へ収容する最中でも心肺蘇生をおこないつつ周囲からブルーシートで遮蔽しながら移動すればいいのである。そのような指導を徹底したらそれがスタンダードになった。当然であるが救命に優先されるプライバシーはないのである。でもプライバシーを考慮するなら同時平行で工夫してやってみればいい。今は昔である。

まだ浸透していないのか? その3

2014年12月18日 05時39分20秒 | 日記
 この同伴者は傷病者の彼氏だったのだろうか? 確かに自分の彼女の胸部が見ず知らずの人に露わにされたのでは快くないのも分からないではない。しかし、救助者に対して痴漢呼ばわりでは自分の常識のなさを露呈したことになる。今の世の中、多くの人は1回くらい心肺蘇生の講習を受けている。あるいは受けていないまでもその重要性を認識している。自分が心肺蘇生をできないまでも、それならその救助者に彼女の救助を委ね、自分はなぜ周囲からの遮蔽(衣服でもシートでもなんでも用いて)を彼女にしてあげなかったのであろうか? 結果的に助からなかったのであろうが、それでも彼女を助けてあげるという方向にブレーキをかけてしまったことを少しでも悔やまなければこの彼女は浮かばれない。今後はこの彼氏は心肺蘇生講習の指導員になって不幸な傷病者を作らないよう頑張っていただきたい。

まだ浸透していないのか? その2

2014年12月17日 06時01分11秒 | 日記
 ビル・クリントンが米国大統領の頃、「米国に着陸する飛行機にAEDに積載していないと着陸は許可しない」と発表した。確か西暦2000年の頃であった。あの「黒船到来」から14~15年が経過している。つまり一般市民が行う心肺蘇生の重要性が強調され、日本でもその後どんどん心肺蘇生講習が行われるようになっているにも関わらず、いまだにこんな現場での局外者の対応なのである。心肺蘇生が1分遅れれば7~10%ずつ救命率が低下すると当時から言われていた。つまり単純計算なので概算であるが、何もしなければ10分で70~100%の人が亡くなるのである。確かに外傷による心肺停止では救命率は特に低く、またAEDの適応はないことも多いので作動しない可能性が高い。しかしそれでも救命のために1分1秒を争う現場において、救命よりも傷病者のプライバシーを優先したその同伴者の言動は常識にかけるものであると考える。

まだ浸透していないのか? その1

2014年12月16日 05時56分49秒 | 日記
 11月4日、ネットで見つけたニュース。 「AED(自動体外式除細動器)」をつかって女性を助けようとしたら、救助者が痴漢として警察に通報されたとのこと。救助者の男性は、たまたま居合わせた交通事故現場で、事故車に乗っていた女性が心停止状態だったため、すぐさま人工呼吸と胸部マッサージを開始した。そして、「AED」の電気パッドを貼り付けるため、女性の服をハサミで切ろうとしたところ、女性の同伴者から「服を切るな」「痴漢だ!やめろ!」と言われ、制止されたのだという。男性は「そんなことを言ってる場合じゃない」と反論して、構わず女性の服を切りAEDを使ったが、その後到着した警察官から痴漢の疑いで事情を聴かれるはめになったそうだ(この文章はネットの文面引用)。結局はおとがめなしとのことであったが当然である。というよりもいまだに一般市民(この同伴者)に心肺蘇生の緊急性が理解されていないということでがっかりさせられたのである。

インフルエンザ流行

2014年12月15日 06時09分49秒 | 日記
 毎年そうなのですが、この時期はインフルエンザと感染性腸炎と風邪などで特に小児の患者さんが増えます。うちは小児科はあげていないので、きっと小児科を標榜している近隣の開業の先生んのところにはものすごい数の小児患者が来院しているのだと思われます。特に幼稚園や小学校では一度子供がかかると四六時中一緒の教室にいるのであっという間に広まりますね。
 今年の流行はTVでもいっていますが早いようです。確かにこの時期こんなに陽性に出てくるのは1か月くらい早いような気がします。ということは、今シーズン、つまり来年の2~3月ごろももう一度流行するような気がしますね。
 いつもうちに予防接種にくるお子さんはだいたい毎年顔ぶれがかわりません。やはり発症の発生源は未接種児童であるのは間違いないので、いつも予防接種をしない児童のご家庭は今後考慮されてくれることを望んでおります。

今日はクリニック忘年会

2014年12月13日 06時19分30秒 | 日記
 12月は所々で忘年会が行われるシーズンです。本日は当院での忘年会。恒例の池袋でのフランス料理なんです。今、体重が増えつつあるので実は2週前よりダイエットをはじめているのですが、とりあえ2kg減ったところでフランス料理だと気持ちが折れてしまいます。

 「なに、明日からまた節食すればいいのできょうだけは・・・」という気でいればいいのでしょうけど、それはダメ。本来ダイエットとは「継続すること」であるので、1日でも続かなかったら負けということでしょう。糖尿病の患者さんにも厳しく食事指導している手前、自分が負けたら意味がありません。

 さて今日は料理を目の前にしてどのくらい我慢できるか・・・。だって全部食べたら2000kcalくらいはありそうだからなー。

「あっそーか、朝昼絶食にすればいいか!」←(そういうダイエット方法が一番よくないとお前は患者さんにいつも指導してるじゃないか!!馬鹿たれ!:神の声)

健診予備月

2014年12月12日 06時00分53秒 | 日記
 さて特定健診、長寿健診の正規の受け付けは11月一杯で終了しています。とりあえず、受診を忘れた方は予備月として12月、1月も受診可能です。ただし長寿健診は12月25日までで、あとわずかとなりました。健診内容は年齢によって微妙に異なりますが、採血、採尿、胸部レントゲン、心電図などが無料で受けられます。これを機会にぜひとも受け忘れた方は受診されてください。

 毎年、誤解されている方が必ずいますが「私はがん検診を受けているので、他のところも全部見てもらっているはず」と言われる方が毎年いらっしゃいます。がん検診は特定臓器のみしか診ていません。「がん検診の時に先生は大丈夫っていったわよ」と言うDr.の言葉は、「がんはないですよ」といっているだけで、糖尿病や高脂血症や、肝機能、腎機能など生活習慣病含めてすべてをOKと言っているのではないので間違えないようにしてください。
 いつも思うのですが「大丈夫」と言う言葉は本当に怖いですね~・・・。

日本エレキテル連合 その2

2014年12月11日 05時30分29秒 | 日記
 そして「ん~ダメよぉ、だめぇ、だめぇ~」のセリフである。これは森進一の「だから分かってほしいいのと」で始まる「年上の女(ひと)」のなのである。そして件のセリフは最後の所の「だめよぉぉ、だめぇ~だめ、つらぁ~いいのと、泣いてすがった、年ぃ~うえのひとぉ~」なのである。これも歌詞に強烈なインパクトがあった。大昔の演歌なのであるが、自分もまさにトラウマのように残っている。何が「ダメ」で、なんで「すがって泣く」のであろうか? 子供の自分にはわからないからこそ残ったのである。さて自分は日本エレキテル連合の明美ちゃんギャグのセリフが過去のこれらの歌詞のパクリだというつもりは毛頭ない。自分にとっては何十年を経て蘇ってきたトラウマなのである。おそらく今の子供たちもあのギャグを見て何十年も脳裏に刻まれるとするなら、まさに彼女たちが意図した「トラウマを残す」ということで大成功なのである。しかし林家三平や森進一は「これ以外」でも名を残せた。明美ちゃん3号はそろそろ飽きられつつある。彼女たちがこれ一発で終わらないことを期待したい所である。