吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

某都立病院その2

2009年04月30日 06時25分50秒 | インポート

 救急外来に取り次がれると看護師が出る。そこでまた最初からすべて患者さんの年齢から性別から症状から必要と思われる治療などの話をしなければならない。そのあげく「あ じゃあ担当の先生とかわりますね」と今度は担当の先生。また最初から3回目の話をしなければならない。この素晴らしい?システムはなんとかしてほしい。さんざん話をきいた医師は「あ じゃあ今すぐ大至急外来に来させてください。自分は今日は午前中のみの勤務なので」とおっしゃった。でも患者さんだって1度家に帰って入院の準備もあるだろうに・・・。


都立某病院

2009年04月28日 06時46分19秒 | インポート

 以前、同じ区内の都立病院に患者さんを送った。ここは自分の中ではどうも評価は今ひとつである。呼吸苦の患者さんの胸部写真をとったら気胸だった。入院して脱気の必要があるので入院をすすめたら患者さんはその病院を希望された。一応その病院は紹介してくれるよう医師会にも宣伝に来ているので、まあもり立てようかと思い電話した。いつものように連携室に電話して患者さんのことを話すと、とりあえず話を全部聴くだけ聞いて、「あ じゃあ救急外来にかわりますね」ととりつがれた。いつもこうだ。


医師会委員その5

2009年04月27日 07時01分05秒 | インポート

 介護度とは数字が多くなればそれだけ重症といえる。例えば高齢者に特有な大腿骨頸部骨折などは療養中では介護度4くらいであるが、骨折が治癒してリハビリもすすんで歩けるようになれば、再認定の結果介護度が軽くなる。これはしょうがない、というか当然であろう。しかし中には「今までよりも福祉サービスが低下した。見捨てられた」といわれる患者さんもいる。病気が回復したのを喜ぶべきなのだが・・・。


医師会委員その4

2009年04月25日 06時42分16秒 | インポート

 かなり介護度判定にはルールと医学的判断が要求されるようである。しかし自分で診たこともない患者さんの病状を書類の文面から推測しなければならないので、こりゃ~難しそうである。以前、「要支援2から1に戻されたよ。いままで頼んでいたサービスが受けられなくなって毎日がしんどい。早く死んでしまえということか」と外来で文句を言っていた患者さんがいた。よっぽど注意して判定せねばなるまいが・・・。前より軽く判定する時は不満が出そうである。


医師会委員その3

2009年04月24日 06時42分49秒 | インポート

 この前出た研修会では、事前資料が配布されていたが、ほとんど目を通さずに出席したもんだからさあ大変。司会者が「すでに十分資料には目を通されているとして話を進めますが・・・・、~が○○ですから、××の規定により介護時間は3250分で、その中で要支援2か要介護1かの判断では自立度が△△なのでぇ~・・・」と知らない単語のオンパレード。世の中とは、かくも自分で勉強していかないと置いていかれるのかと厳しい現実を思い知らされた。


医師会委員その2

2009年04月23日 07時03分11秒 | インポート

 この委員は、各家庭から申請のあった患者さんにおける介護度を認定する決定・決議委員会である。しかも区の職員やら看護師さんやら各分野の方々と事例ごとに討議して決めるもんだから大変そうである。もちろん一定のルールにのっとって討議、決定するのであるから、まずその土台となるルールを学ぶための研修会に参加せねばならず、もう4回くらい出席した。しかしながらこの齢で頭が硬くなっているのかなかなか理解できない。ふぅ~つらい・・・。


医師会委員

2009年04月22日 06時34分07秒 | インポート

 開業し医師会入会後わずか半年くらいでいろいろ委員を仰せつかった。なるべく医師会にも参加して、いろいろ医師会のお役に立てるようになることに異論はない。まことに光栄ではあるが、まだまだ医師会の枠組みや委員の仕事の仕組みが分からないところでの委員拝命は少々荷が重い。しかも4月より介護認定委員なる仕事を仰せつかった。気軽に「ハイ」と返事をしてしまったが、あとになって、これは結構、責任重大と痛感した。


在宅医療

2009年04月21日 06時30分24秒 | インポート

 大学時代のN君がある協会の会報に載っていた。自分の診療所をもたずに自宅を拠点にして在宅だけの訪問診療をしている。毎日車に乗って何人もの患宅を訪問しているらしい。大学時代彼は外科に在していた。学生時代から才気煥発な男だったので末は大学教授かと思っていたが、そのもっともかけ離れた、まさに医療最前線の現場に身を置くとは夢にも思わなかった。最近自分も訪問診療が増えてきたのでいろいろ質問がてらちょっと久しぶりにご機嫌伺いでもしてみようか?


4月

2009年04月20日 06時44分14秒 | インポート

 新年度になってからあっという間の3週間。桜が散ったかと思えば、今度はツツジの季節になろうとしています。ヒノキ花粉はもう少し先まででしょうが、スギ花粉はそろそろ終息を迎えようとしています。しかしながらこの寒暖の差や天候不順などで、このごろ風邪をひかれる方も多いようです。熱を出す方もぼちぼちいますし、中にはお子さんでおたふくかぜの方もいらっしゃいます。くれぐれもうがいと手洗いを励行してくださるよう。


エリート医師その2

2009年04月18日 06時44分37秒 | インポート

 この「エリート医師」という表現はマスコミの常套句のようだ。きっと「エリート」と「不祥事」の間にわざと開きをもたせて、その落差を強調しているのだろう。もともと「極悪非道」であれば「不祥事」をおこしてもニュースとして面白くない。だから普通の人を「エリート」に仕立て上げて、その意外性を強調するのだろう。マスコミで「エリート医師」という言葉が出るたびに同僚と同じ話になった。「俺ら、仕事で努力しなくても、不祥事さえ起こせば簡単にエリートになれるんだから世の中間違ってるよなぁ~」(ごもっとも)。


エリート医師

2009年04月17日 06時06分43秒 | インポート

 慇懃無礼な「お医者様」という表現で思い出した。よく「エリート医師」という言葉がマスコミで使われることがある。大昔、自分が少しだけ知っている医師が「不祥事」でマスコミをにぎわした。マスコミはあの「エリート医師の・・」と冠をつけていた。別に自分が知っていた当時から彼はエリートでもなんでもない普通の医者だったし、同僚に聞いても「・・? いやぁ~フツーの医者だけどね」と。一体彼はいつからエリートになってしまったのだろう? 結局この冠はマスコミがおもしろおかしくするための慇懃無礼な手法であろうと納得した。


電話勧誘その10-3

2009年04月16日 06時13分17秒 | インポート

 その他のパターンでは、あからさまな勧誘言葉を用いる場合がある。例えば「今回の物件は、いつもご多忙な中、お時間を割いてお聞きくださる先生ですので特別に!紹介申し上げております・・・」だとか「今回の物件はお医者様限定の会員制の・・・」とか「特別」やら「限定」やら「期限付き」などの言葉を随所に盛り込むことである。別にわざわざ時間を割いて聞いてあげているわけでもないし、お医者様と「様」がつくような仕事をしているわけでもない。逆に慇懃無礼で不愉快に思うのは私だけであろうか?


電話勧誘10-2

2009年04月14日 06時39分46秒 | インポート

 もしも勧誘員がすでに郵送したというパンフレットを自分は「見た」といえば、彼らはそこからすぐ本題に直接入り込める。逆に「パンフレットを見ていない」といえば、「あ~それは残念です、じつにお得な内容なんですが・・・」と本題に入り込める。つまりパンフレットは事前に郵送しないでもいいのである。たぶんこのような電話の多くは事前に郵送していないのだろうと推測する。これはなかば電話をいきなり切られないようにするためのテクニックなのだろう。


電話勧誘その10

2009年04月13日 07時05分50秒 | インポート

 久しぶりに電話勧誘の話です。さて勧誘にもいろいろなパターンがあります。もっとも怪しいのは、「あーー、先生! どうもご無沙汰してますぅー、○○(いきなり名前)ですーー!」と会社名をいわずいきなり知り合いを装って会話を作り込んでくる勧誘員です。このような場合はたいてい、やたら不自然に愛想がよい。「は? どちらさまでしょうか」というと「あーわたくし以前、自社のパンフレットを郵送いたしましたが、お手元に届いていないでしょうか?」という。このような郵便物は届いていても、いなくても向こうにとってはどうでもいいのである。要するに話の「とっかかり」をつけたいのである。作為的な電話は本当に疲れる。


桜見物その6

2009年04月11日 06時44分32秒 | インポート

 まあ少しずつペースダウンしながら走り方もストライドにしたりして膝の負担をごまかしながら周回コースを終了しました。やはり桜が綺麗なポイントでは歩道もめちゃこみでかき分けるのに精一杯。復路の6kmはトボトボと歩くようなスピードで帰宅しました。疲れたし足はいたいし、喉は渇くし・・。しかも体重は2kg減っていました。さて今度の外来では患者さんに桜の咲きぶりを報告できます・・・、えっ? あ いや、そういえばほとんど何分咲きだったか見てきませんでしたね。人の頭しか見なかったでしょうか。あ~あ、骨折り損でした。