本日12月29日(月)で今年の診療を終了いたします。新年は1月5日(月)9:00より通常診療を開始いたします。カゼやインフルエンザが流行しておりますので、うがい、手洗いをマメに行うようにしてください。それから高齢の方がいらっしゃるご家庭ではお餅等は小さく切るなどして食べやすいよう工夫してください。ブログも1/4までお休みいたします。
クリニック休診日: 12月30日(火) ~ 1月4日(日)
本日12月29日(月)で今年の診療を終了いたします。新年は1月5日(月)9:00より通常診療を開始いたします。カゼやインフルエンザが流行しておりますので、うがい、手洗いをマメに行うようにしてください。それから高齢の方がいらっしゃるご家庭ではお餅等は小さく切るなどして食べやすいよう工夫してください。ブログも1/4までお休みいたします。
クリニック休診日: 12月30日(火) ~ 1月4日(日)
年末年始はむかしほど慌しくはない。自分が小学校のころは、世の中が「すべて」お休みだったので、「冬眠」のためのありとあらゆる準備が必要だった。だからそのためバタバタ忙しかった。しかし今では、スーパーやコンビニが開いているし、デパートもやっている。量販店だってひらいているので街中が閑散とすることはなくなった。大昔、家族で初詣にいったが、どこの食堂も営業してなくて食事できなかったことがあった。今は昔である。
その新橋のホテルでの「世界のバイキング」は年1度の楽しみであったが、いかんせん数十種類の料理は量が多すぎて一通り全部食べれるわけではない。でも食べないともったいない気がするし、食べ始めると目がやたらと食べたがるのである。そかしそのうち腹は膨れるので皿に盛るペースがだんだん鈍ってくる。そして最後には全種類制覇できずに帰るのである。一度、本当にビニール袋に詰めて持ち帰ろうとしたがさすがに家人に止められた。
バイキングの意味が異なるとはいえ、当時の記憶で鮮烈であったのはデザート類の種類と量の豊富さであった。当時、昭和40年代のはじめ頃では街にはケーキ屋などはあまり多くはなく、またアイスクリームも夏の味覚であったような気がする。それが目の前には見たこともないスイーツや、しかも冬場のアイスクリームまでもが置かれており、それは圧巻であった。そしてそれらを「好きなだけ」食べられるというのが魅力であり年に1度の楽しみであった。
その某ホテルの冬の企画である「世界のバイキング」は、その後数年間は先代医院での忘年会の定番となった。しかし今考えるとそのネーミングは奇妙である。バイキング料理とは北欧のバイキングが食したであろう料理のことである。だから世界中の国の料理が供されるのとは意味が違う。これは当時「バイキング=喰い放題」の意味があったので、そのように名づけたのであろう。今ではこの意味での使用はほとんど行われなくなった。
一昨日はクリニックの忘年会であった。ところで先代の医院の時代で、自分が小学校~中学校のころの職員はみんな住み込みだった。そして当時の忘年会といえば大挙して新橋のホテルへいき世界のバイキング料理を食べに行ったことが記憶にある。確か何十種類もの品数が並べられており、いながらにして世界中の料理を食べられた。本当にあの料理が各国の現地料理の再現かは知る由もないが、とにかく美味しかったので毎年の楽しみでもあった。
最近、風邪をひいて下痢する患者さんが多い。これはカゼのウイルスが腸管もターゲットにするからである。人によってはほとんどカゼの症状がなくいきなり発熱と下痢ではじまることも多い。先だってそのようなお子さんが見えられた。小児科にいき、その後解熱はしたものの下痢がよくならないとのことであった。診察したが全身状態や腹部症状は悪くはない。下痢も治まりかけており腹痛も軽度である。簡単な整腸剤をだした。ところが数日後・・・前医の小児科での便培養でサルモネラだったそうだ・・・。嗚呼、カゼからなんかじゃなく完全に消化器疾患だった・・・。
インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであるが、麻疹・風疹ワクチンは弱毒生ワクチンである。これは毒素を弱毒化させただけの「生」の病原体?だと思ってもよい? ということは不活化ワクチンより反応は強くあらわれるので、時に発熱が見られる。他院で三種混合ワクチンを打った乳児が翌日38.5℃で当院にきたことがある。なんら所見がないため診断がつかなかったが、あとから「昨日、予防接種を・・」とお母さんが白状(笑)してくれたので診断はようやくついた。(最初からそれ言ってよねぇ~)
インフルエンザ予防接種後に時々あるのが接種部位の発赤、腫脹(ハレ)、疼痛である。やはりこの件でもお電話があった。「穿刺部が熱くて、鈍痛がある」とのこと。この場合は保冷剤などで冷やしてあげれば翌日にはだいたいおちついてくるはずである。インフルエンザワクチンは不活化ワクチンなので副反応は出にくいほうである。今まで高い熱を出した人にはお目にかかっていない。
表現方法と受け取り方の違いについて書いた。これは本当に難しい。昔、産婦人科の先生の話で、「堕したことは2度あるが妊娠はしたことは1度もない」と言った患者さんのことを書いた。先だって、ご高齢の患者さんが夕方になると熱が「8度になる」といっていらっしゃった。体温測ると36.1℃で、いろいろ診察や検査しても異常はない。とりあえず帰宅してもらったが、翌日も「やはり8度になったと」再来した。やはり診察しても異常はない。もう一度よくよく話をきいたら「38.0℃」ではなく「36.8℃」のことだったらしい。つまりいわゆる「六度八分」のことを「八度」と表現したのでした。あ~意思疎通とはかくも難しい・・・。
その電話では「いやぁ~、食欲がないんですが、予防接種の後からなんですよ。副作用ですよね、これは?」と言われましたが、どうにもこうにも判断のしようがありません。とりあえず診てみないと何ともいえないので、来院するよう言おうとしました。ところが話をよく聞くと「いつもは大盛りでも足りないのだが、普通盛でもお腹が一杯になる」とのこと。食欲不振ではなく、いつもより食べられなくなったという表現が正しいようである。表現の仕方と受け取り方については難しい・・・。しばらく様子をみるようお話申し上げた・・・。
予防接種はある程度の確率で副反応をおこします。ですのでインフルエンザワクチン接種時にはクリニックの連絡先を書いた名刺を各人にお渡ししました。翌日以降、何人の方から連絡がありました。一番頻度が高い接種皮膚の発赤、腫脹、熱感は予想通りでしたので、局所冷却の指示を出してしのぐことができました。さてと、困ったのは「発熱はないが接種してから食欲がない」とのこと。その他なんら症状はありません・・・。弱った???
この前、外部の会社から出張インフルエンザ予防接種の依頼を受けました。全部で100人超でしたが、久しぶりの外での業務に慌しさと戸惑い?も少しありました。過去、救命センター時代は「応用問題を解く」ような場面が多く、戸惑いこそしませんでしたが、とにかく慌しい毎日でした。まあ、でもその頃に比べれば「慌しい」の度合いは異なりますが、久しぶりの「次から次へ」状態の2時間でした。100人接種すれば何か副反応もあるだろうなと考え、だからクリニックの名刺を増刷し各人に配ったのでした。たぶん翌日以降連絡してくる人もいるだろうなーと思ったら案の定でした。