吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

オミクロン株猛威 その3

2022年01月31日 06時19分50秒 | 日記
 感染者が急増し、いろいろなところに携わる人たちも感染し物流が停滞している。これが社会が止まっている原因。いわゆる世の中を動かしているエッセンシャルワーカーの人達がいないと社会経済は止まる。「感染押さえろ、社会は止めるな」とか小池さんは言うが、じゃあそれなら飲食店には規制をかけずお客のマスク会食を義務化させること。そして高齢者よりも先にエッセンシャルワーカー、そして接待を伴う飲食店の従業員に3回目ワクチンを優先させればいいじゃないの。
 もちろん保育士などが感染したら保育園や幼稚園が機能しなくなる。彼らにも先に3回目打つべき。
とりあえず、まだ高齢者が重篤化しやすいかどうかはわからないが、何となく軽症っぽいのであれば高齢者優先接種はさておきエッセンシャルワーカー優先というメリハリが必要でしょう。それが国のいう「オミクロン株に対するメリハリの利いた対策」じゃないのかと思うのであるが。

オミクロン株猛威 その2

2022年01月29日 06時15分35秒 | 日記
 酒が入ればみんなマスクはすべて取っ払って大声で談笑している。間違いなく危険な行為である。店側も「マスクはずして会話しないでください」と注意するわけでもないので感染は蔓延するはず。監視員をおいてルール違反したらその時点で会計締めて退店してもらうようにしたら感染は抑えられるのにと思う。でもそんなことしている店などない。飲食店全店でそれをきちんと励行できたら飲食店クラスターはなく飲食店がやり玉にあがることはなかったのにと残念に思う。とりあえず飲食店側の問題ではなく利用者の感染防御の問題。
 尾身さんが「人流抑制の必要はない」といって、世の中が混乱しているが、これは人流抑制よりも、マスクなし会食など危険行為の抑制のほうが重要であるということである。飲んで酔っ払えば注意力は散漫するので感染対策が疎かになることもわかる。でもマスク会食がきちんとできないのであるなら人流抑制しかないのである。 キーワードは「黙食、黙飲、マスク会食」だと思うのだが。

オミクロン株猛威 その1

2022年01月28日 06時05分59秒 | 日記
 当院でも毎日のように陽性者が出ている。話を聞いても宴会はしていないし、熱もない、ただ咽頭痛だけがあるという患者さんにも陽性者がいるのである。もう行動様式や症状だけでは感染者の推定などできないくらいの勢いである。世の中ほとんどの人がわずかでもなんかしらの症状があればオミクロン株感染と思っていたら良い。
 となると基本的に感染様式はエアゾル~空気感染なのだから当然マスクなしの宴会会食など当然アウトである。宴会で飲酒しても会話する時はマスクをしていれば感染の可能性は0にはできないがかなり抑え込める。
 TVのインタビューで飲食関係者が「なんで時短・飲酒制限で飲食店ばかり狙い撃ちにされるのか」と憤慨していたがしょうがないだろう。一番の危険行為がこの飲酒時の会食である。

「身勝手」「償ってほしかった」容疑者死亡に憤りと無念 大阪ビル放火 その3

2022年01月27日 06時10分52秒 | 日記
 類似事件であるが、京都アニメーション放火事件があった。これも今回のクリニック放火を上回る死傷者が出た。そして容疑者は瀕死の重傷ながら回復した。これは当時もコメントしたが重度全身熱傷の救命治療は並大抵のことではない。ものすごい人出と労力と経済的な負担が必要である。
 我々医療従事者は一般的に重症者を救命する理由は、傷病者がまた社会に戻って一般市民としての活動を再開し社会人として義務を全うしてもらいたいためである。ところが京アニの容疑者は救命されたが、もう一般社会活動に戻ることはない。最悪、極刑も可能性がある。救急医としては、ものすごい努力をして救命して、それで極刑・・・だとすると社会の制度だと分かっていても複雑になる。
 今回のクリニック放火殺人容疑者は亡くなってしまったが、救命されても複雑、また亡くなっても複雑なのである。このような事件はどちらに転んでもだれもが悲痛な思いになる。二度とやめてほしい。

「身勝手」「償ってほしかった」容疑者死亡に憤りと無念 大阪ビル放火 その2

2022年01月25日 06時30分35秒 | 日記
 遺族の中には容疑者を「死んでほしい」と思った人もいれば「生きて償ってほしい」と思う人もいて様々である。死刑制度の是非云々の話は置いておいて、遺族感情はさまざまである。当然である。真相究明ができなかったとあるが、このような事件を起こしてその思考背景や動機などが明らかになったとしても、遺族の気持ちは晴れないであろう。ただこのままであれば遺族の気持ちの区切りがつかないままであり一生引き摺って行くことになる。
 ところでこのように人が亡くなった時は通常どんな人であれ「一般的なお悔やみの言葉」がでる。「死んでほしい」「死んでよかった」という言葉は道徳的には一般生活の中で出てきにくい言葉である。また小さな子供には聞かせたくない言葉である。
 でもこの言葉が出てしまうということは余りあるほどの怒りと悲しみが感じられる。容疑者とは言え人が死んで「あいつ死んでよかった」という言葉が出るくらい陰惨な事件であった。

「身勝手」「償ってほしかった」容疑者死亡に憤りと無念 大阪ビル放火 その1

2022年01月24日 06時11分17秒 | 日記
12/30(木) 21:51配信 毎日新聞
 大阪市北区の雑居ビルに入るクリニックで男女25人が死亡した放火殺人事件で、意識不明が続いていた谷本盛雄容疑者(61)が12/30日死亡した。事件発生から13日。犠牲者の知人やクリニックに通っていた患者からは「あまりに身勝手だ」などと容疑者への憤りと共に、動機など真相究明が遠のいたことへの無念の声が広がった。
  事件で亡くなった男性会社員の元同僚の男性(44)は「なぜ多くの人が犠牲になる事件を起こしたのか、どうしてあの場所でなければならなかったのか、何も分からないままになってしまった。罪を償ってほしかった」と悔しがった。同じ被害者の学生時代の友人男性も「容疑者は何もかもが身勝手だという思い。納得がいかない」と怒りを隠さなかった。
 クリニックに通っていた患者からも憤りや困惑の声が相次いだ。  クリニックで開かれていた職場復帰を目指すリワークプログラムに参加していた男性は「罪の重さを感じながら生きていってほしかった」と話す。今回の事件でクリニックの関係者も含め、知り合いが10人以上亡くなったという。「遺族の方には『死んでほしい』と思っていた人も『生きて償ってほしい』と思っている人もいただろう。それを思うと複雑な気持ちだ」
 クリニックへ定期的に通院していた女性は、谷本容疑者の死亡のニュースを知ってしばらく言葉を詰まらせた後、「悔しい。生きて償ってほしかった。本人にとっても生きていた方がよかったと思う。反省して残りの人生で違う生き方ができたかもしれない」と語った。「(谷本容疑者が)どういう人生を送り、どうしてこんな事件を起こしてしまったのか。今後、同じようなことが起こらないようにするためには、真相解明が必要だった。残念です」と悔しがった。

体育の持久走後に男児が死亡…第三者委「マスクが死亡の直接的な原因とは考えにくい」 その2

2022年01月22日 06時05分54秒 | 日記
 痛ましい事故である。まずは学校教育の現場で心肺蘇生(応急救護)がきちんとなされていたかどうかは気になるところである。まずはこれがないと原因如何にかかわらず救命は無理である。
 次に心肺停止の原因であるが、確かに「マスクをしていたから心肺停止になった」という因果関係には無理がある。よほど呼吸・循環器にもともと持病がある児童であったのであれば、これは最初から運動制限がかかっているはず。生来健康な児童がマスクをして持久走しても致命的な呼吸困難と低酸素状態になることはない。
 ご両親が原因追及したいお気持ちは十分にわかる。納得がいかないお気持ちもわかる。しかしこれ以上は科学的な証明は困難である。ご冥福をお祈りします。


体育の持久走後に男児が死亡…第三者委「マスクが死亡の直接的な原因とは考えにくい」 その1

2022年01月21日 06時22分22秒 | 日記
12/24(金) 19:27配信 MBSニュース
 大阪府高槻市の小学校で、男子児童が持久走の後に死亡した問題で、高槻市の第三者委員会が調査結果を公表しました。  今年2月、高槻市の小学校で当時小学5年の男子児童が体育の授業の持久走の後、体調が急変して、搬送先の病院で死亡した。
 高槻市の教育委員会は「男児のあごにマスクがかかっていたものの死亡とマスクとの因果関係はわからない」としていた。  高槻市が設置した第三者委員会は12月24日、『男児が死亡した原因は特定できなかった』『学校側の対応に問題はなかった』とした。また『児童がどのようにマスクを着用していたかはわからず、(医師の一般的な見解に基づくと)マスクが死亡の直接的な原因とは考えにくい』とした。
 (死亡した男児の父親)  「倒れた時にすでに(マスクを)外していたのか、僕らとしてもまだ納得いかない点がたくさんある」  高槻市は、学校活動に問題はなかったとされたことから、中断していた持久走を来年1月以降は再開するとしています。

ジョコビッチ強制送還

2022年01月20日 05時58分54秒 | 日記
 オーストラリアオープンに出場予定のテニスのジョコビッチ選手であるが、虚偽の申告をしたということで入国できず強制送還になった。ワクチン接種は1回もしていない。そして2週間以内に他国へ渡航歴がある。これを隠して入国しようとしたが、他国で彼と接触した人のSNSでの情報公開にて虚偽であることが発覚した。
 超一流の選手である。ワクチン接種は個人の自由であるが、スポーツ選手なら本来は必須であった。しかも出国歴の虚偽申告は、影響力のあるスポーツ選手としてはみっともない。テニスが強ければ他は何でも許されると勘違いしているのであろう。
 スポーツ選手ならば尚更ルールを守ることは重要であるが理解していないようである。しかも代理人に申告を任せた(だから代理人のせいだ)とか、裁判所の判断には納得がいかないとか反省の色がない。潔さがなく見苦しいことこの上ない。
 たぶん、これでも「彼のプレイが見たかった」というファンがいるから彼は勘違いするのである。贔屓の引き倒しである。
 まあとにかく残念な人である。

東大前刺傷事件

2022年01月18日 06時17分33秒 | 日記
 数日前、東大での共通一次試験会場に向かう生徒らに刃物で切りつけた事件があった。犯人は高校生であり、しかも東大医学部をめざしていたという。成績が伸び悩んでいたとのこと。
 しかし高2である。まだ受験まで1年はあるのである。しかも「医者になるために東大をめざしている」ということであった。動機が不純である。東大を限定して目指すならどこの学部でもいいだろう。医者になるためということならどこの大学でもいいだろう。とにかく自分の腕試しや能力だめしのために医師を目指すというのは感心しない。このような事件を起こせばもう医師どころか未来はない。でも医者にならなくてよかった。
世の中には何回受験しても合格せず自分の夢をあきらめる人も多い。でも別の世界で大成している人はごまんといる。しかし1度も受験しない前に自分の夢を自ら放棄したというのも悲劇である。
 またそればかりかその失望を他人に傷害を加えることで清算しようという思考は高2とはいえ理解しがたい。

電動キックボード規制緩和へ 運転免許不要 ヘルメット任意 一部は歩道も走行可 道交法改正方針 その3

2022年01月17日 06時27分48秒 | 日記
 しかも車道上では20km/hr以下、歩道では6km/hr以下で走行するというが、まず電動キックボードが歩道で時速6kmにて走行するはずは絶対ない。通常の自転車でも転ばないように走るためには人間の歩行速度以上、つまり最低でも時速6km以上は出さないと安定して走れない。キックボードが歩道で時速6km以下で走るとしたら、普通のママチャリはもちろんのこと、いそぎ足で歩く人にすら追い抜かれることになる。おそらく電動キックボードを歩道で走らせたらは全員「速度違反」となるはず。
 しかしながらこの速度違反の取り締まりであるが、警察は歩道を走るキックボードをネズミ捕りなどの速度計測するはずもない。免許制でなければ警察もとりしまるはずがない。その証拠に種々の自転車の交通違反を取り締まっているところなどみたこともない。きっと自転車走行中のスマホ操作と同じように、またぞろ有名無実化して野放し状態になる。
 そして死亡事故が多発してからようやく少しずつ重い腰が上がるのである。


電動キックボード規制緩和へ 運転免許不要 ヘルメット任意 一部は歩道も走行可 道交法改正方針 その2

2022年01月15日 06時34分30秒 | 日記
 警察庁のこの改定の目的が見えない。時速20kmであればヘルメットなしで免許なしでも安全が担保できるというのであろうか。時速20kmといったらマラソン世界レベルのランナーの巡航速度である。実際彼らの走りをみたらわかるが、あっという間に見えなくなる。これで転倒や衝突したら大けが必至である。しかもキックボード運転者は鍛え上げられたアスリートではなく一般人である。
 普通の人が思い切りママチャリ漕いでも彼らマラソンランナーの走りを追い抜くのは難しい。キックボードはそのぐらいのスピードがでるのである。
 電動キックボードが認められるのだったら今まで原付扱いの電動自転車(電動アシスト自転車ではない)も免許不要となってもおかしくはないはずである。
 高齢者や足の不自由な人の乗る電動カートは免許不要だがこれはたかだか時速6kmしかでない。しかし時速20kmもでる電動キックボードになぜこれだけ忖度しているのか整合性がみえない。闇である。

電動キックボード規制緩和へ 運転免許不要 ヘルメット任意 一部は歩道も走行可 道交法改正方針 その1

2022年01月14日 06時03分08秒 | 日記
FNNプライムオンライン
2021年12月23日 木曜 午前10:02
 警察庁は、これまで「原付バイク」と同じ扱いとされていた、電動キックボードについて、時速20キロ以下で走行するものであれば、16歳以上の場合、運転免許を不要とする方針を固めた。
 警察庁によると、車体の大きさが自転車と同じぐらいで、最高速度が時速20キロ以下しか出せない電動キックボードについては、16歳以上であれば、運転免許がなくとも乗れるようにするという。今後も、15歳以下は、公道では走行できない。
 現在、電動キックボードは、公道で走行する場合、「原付バイク」と同じ分類となっていて、運転免許が必要とされていた。今後は、「自転車」と同じ扱いになるという。
 これまで同様、ナンバープレートとサイドミラーなどは必要となる見通し。ヘルメットの着用については任意となる。車道での走行が原則で、時速6キロまでに制御して、それが分かるように表示できる機能がついていれば、歩道を走ることも可能とする。
警察庁は、2022年の通常国会に、道路交通法の改正案を提出する方針。ヘルメットの着用については、自転車と合わせて努力義務とする見通しだ

高齢者「サポカー限定免許」が来春施行、不合格でも“繰り返し受験可能”に疑問の声 その2

2022年01月13日 06時26分54秒 | 日記
 生活の足として高齢者が自動車を運転しなければならないような地域では、サポカー限定免許は歓迎すべきことである。しかし免許失効の半年前から何度落ちても技能試験が受けられ、そしてどうしても合格できなければ原付免許だけは認める・・・って、これは一体どういうことなんだろうかと疑問に思う。
 昔、自分が最初に免許を取った時代はとにかく厳しかった。「車は走る凶器なんですよ。知識や技能が伴わなければ当然免許はとれませんよ」ときつく言われた。今もその言葉は覚えている。でも何回落ちても原付免許は認めるというのはどうなのであろうか。確かに原付免許には技能試験はないのでとりあえず理由はつく。
 しかし運動技能が伴わない方は、原付でも不安定な運転となり、これは危険で周囲の方も巻き込みかねない。なんだか高齢者(弱者)を優先するふりをして、世の中の他の人の安全は省みていないことになる。
 一体、公安委員会は何を恐れて是が非でも免許を持たそうとしているのか?

高齢者「サポカー限定免許」が来春施行、不合格でも“繰り返し受験可能”に疑問の声 その1

2022年01月11日 05時57分24秒 | 日記
2021年12月21日 18時00分 アサ芸Biz
 高齢ドライバーによる重大事故の多発を受け、昨年6月に改正道路交通法が成立してから1年半。警察庁が12月16日、来年5月から導入する安全運転サポートカー(サポカー)限定免許で運転できる車の条件などを盛り込んだ施行規則案を発表した。
 限定免許の対象となるのは、自動ブレーキと、アクセル・ブレーキのペダル踏み間違いによる急発進を防ぐ装置を備え、国交省から性能認定を受けた車。または、今年11月以降、自動ブレーキに関する保安基準を満たした車のいずれかで、12月現在、国内メーカー8社の約300型式が対象となる見通しだ。
 さらに、今回の改正道路交通法では、75歳以上で過去3年間に速度超過や信号無視などの違反歴がある高齢ドライバーに対し、来年5月から免許更新時に運転技能検査(実車試験)が義務化された。技能検査は免許有効期限の6カ月前から何回でも受検できるため、高齢者とはいえ、車がなければ生活できないという人の中には、合格判定が出るまで受け続けるというケースも出てくるはず。それでも、合格できなかった場合は、運転免許を更新はできないものの、希望すれば、生活に必要な原付きバイクなどの免許は維持できるという。